アイスクリン強し (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2148
レビュー : 257
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770767

感想・レビュー・書評

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  • ぅむ。
    別に、スリルがどうとか、手に汗握るとか、そういうのじゃないんです。だから、涙腺が緩むとかでもないし、感動した!!とかっていうのでもない。
    こういう類の本で4をつけることは、私にはなかなか珍しいんだけれども。
    なんていうか、新鮮だったんですよね。そしてなんというか、秀逸だった。
    なんのことのない青春群像という感じなのだけれども、部隊が江戸→明治に変わって少し経った頃。そして、そのころのお話って切った張ったになりやすいと思うのだけれどもそうではなくて、そのころの「一庶民」のおはなし。皆生活していて。歴史とか、お上に文句とか、そういうことじゃなくて、(ちょっと戦争の下りは唯一そういう意味で意図的に組み込まれたのか、面白かったけど)当時の人たちだから出たのかもしれない視点で(そういう意味で場面設定が面白かった)若者たちの心を映し出していた。
    そして、1話1話の小タイトルが「シュウクリーム危うし」、とか、「ワッフルス熱し」お菓子の名前になっていて、そのお菓子が活躍するとともに、その名前に思わず唸るようなストーリーがお菓子とは関係なく与えられているのですよ。
    そういう、ひねった感が好きでした。

    そして、最後のなんとさわやかなことか!!
    風が吹き抜け、思わず微笑んでしまいました。

    こういう読後の本は久しぶりだな~。

  • 麺麭がなければお菓子を食べれば良いじゃない!なんて考えながら読んだ。美味しそうなお菓子がたくさん!お菓子食べたい!作りたい!なんと!レシピまで付いている。これは、さっそく作るしかない!!

  • 雰囲気小説というか、キャラクター小説?まずキャラありき、というかんじで唐突な印象が拭えませんでした。お菓子がモチーフといいながら、お菓子の存在感もそれほど感じられず…主人公の生い立ちとか背景が感じられないままスルスルっと話が展開していって、読み手はポツンとおいてけぼりなかんじでした。でも、そのあくまで軽い作風が好きな人もいるんだろうなとも思います。
    設定は好みだっただけに、惜しく感じました。

  • 2014/9/2~9/9

    お江戸が東京へと変わり、ビスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど西洋菓子が次々お目見え。築地の居留地で孤児として育った皆川真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。今日もまた、甘いお菓子目当てに元幕臣の警官たち「若様組」がやってきて、あれやこれやの騒動が…。キュートな文明開化物語。

  • 途中で飽きて挫折

  • 幕末好きという共通趣味のお友達から本の貸し借りをしている時にお勧めされて。この本と「若様組参る」も一緒に。当然幕末程の血生臭さもなく、西洋菓子に若き好男子達が登場するフワフワとした雰囲気にこちらもフワフワしてしまいました。キャラクターが魅力的なので、この後読む予定の若様組参るも楽しみ。

  • 明治維新の頃のお話。
    真次郎、長瀬、沙羅が中心となる。
    今でいうシュークリームやエクレア、
    アイスクリームなどなど、
    おいしそうなものもたくさん。

  • 明治という激動の時代を、ミナの作る西洋菓子を味わいながら、駆け抜けたような気がします。

    御維新が産んだ〝光と影〟。栄えた人間と、逆に衰えてしまった人間。そんな中でも強かに生きる若者達の姿に、未来の明るさを感じました。

    和菓子でお馴染みの『しゃばけ』シリーズがすきな方にも是非。

  • 明治の洋菓子屋を主人公に、「若様組」の巡査達とあれやこれやの騒動を解決していく。
    少女漫画を読むような印象で、すいすい読める。もうちょっと登場人物のキャラが個性的だったらな~。園山はイケメンイケメン言われても、私のなかでは最後までのっぺらぼうでした。
    各章のオチはいいと思うんだけど、一番最後のは拍子抜け…。ちょっと物足りない。

  • アイスクリンなど、美味しそうなお菓子が沢山出てきた。

    話としては、ちょっと突飛というか、現実味がないというか…、まさにいつもの畠中ワールドという感じ。

    しゃばけシリーズはそういうお話だから良いのだが。

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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