モダンタイムス(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 12707
レビュー : 905
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770781

感想・レビュー・書評

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  • 妻に浮気を疑われた主人公が拷問を受ける。次から次へと物語は展開していき、かなり戸惑う。妻の佳代子には戦慄する。なんとなく流れがひっかかる感じで、特に「井坂好太郎」の小説部分を読むのが苦痛だった。近未来小説。

  • 近未来の青年SEに起こる事件を描きつつ、インターネット監視社会への脅威に警鐘を鳴らす。物語のテンポも速く、読みやすい内容

  • みわ

  • 【 魔王】を読んでから本作品を読んで良かった。
    これだけでも面白いけど、魔王読んだあとの方が更に面白い。
    詳しい感想は下巻のレビューに記載

  • あの謎の多い「魔王」の続編ということで、以前から気になっていた。上巻では、まだ全体像はつかめないが、良心を失うこととか、分業化された仕事とか、目に見えない大きな原理とかがキーワードとなるのだろう。この作品は、「魔王」より先の未来(平成の次)の話であり、情報化や、技術がより進歩し、社会情勢も変化している様子が、登場人物のセリフや情景描写などからうかがわれる。また、「魔王」で登場した人物(高齢になっているが)も何人かストーリーの中に組み込まれている。伊坂「好」太郎という人物に作者の遊び心を感じる。下巻に期待。

  • すこしだけ未来、あるいはパラレルワールドな感じが
    ともすればこれが現実に自分の身に降りかかりそうに思えて
    空恐ろしいです。

    「そういう風にできている」「仕組み」という分厚い壁が
    話の通じない恐怖を覚えました。
    でも確かに、「そういう風にできている」ことは多いです。

    井坂好太郎という作家が出て来るのは驚きました。
    まさか伊坂先生の本心じゃないよね?なんて
    いらないところでもどきどきしてしまいました。



    携帯での通話は片方しか聞こえないから気になる
    というところに共感。

  • 伊坂炸裂。特に奥さん。
    先が気になってしょうがない。
    下巻に期待。

  • 『魔王』を読んだのは大学の卒業旅行の飛行機の中だったから、間が6年も開いている。
    『魔王』の内容はほぼ忘れているが、疲れずに一気読みできる程度には読みやすくて面白かった記憶がある。

    本作も面白くて、普段は平日にほとんど読書なんてできないのに、これはちょこちょこ読み進めていった。
    この作者の作品を読む度に思うことだけど、読みやすさも武器だよなぁ。

  • 伊坂作品は一応刊行順に読んでるけど、間隔が空き過ぎたので作品間のリンクはほとんど忘れている。『魔王』は伊坂作品特有の伏線回収のためだけの説明ゼリフとかはあんまり多くなかったので、続編の本作も割と読みやすい印象。下巻でどうなるか。

  • 前作の魔王の話から約50年後の21世紀半ばの話。恐妻家のシステムエンジニア渡辺が請け負った仕事をきっかけに次々と奇妙な出来事が起こるようになる。魔王の続編かと思いきや、がっつりと続編というわけでもなく、魔王の時と違った面で現在を風刺する場面が感じられました。何も関連性もないような複数のキーワードを同時に入力し検索すると…怖いなー。これだけインターネットが生活の一部になっている現在であり得る話ではないのかな?面白かった!続編が気になる。



    「人ってのは毎日毎日、必死に生きてるわけだ。つまらない仕事をしたり、誰かと言い合いしたり。そういう取りに足らない出来事の積み重ねで、生活が、人生が、出来上がってる。だろ。ただな、もしそいつの一生を要約するとしたら、そういった日々の変わらない日常は省かれる。結婚だとか離婚だとか、出産だとか転職だとか、そういったトピックは残るにしても、日々の生活は削られる。地味で、くだらなくなるからだ。でもって、『だれそれ氏はこういう人生を送った』なんて要約される。でもな、そいつにとって大事なのは、要約して消えた日々の出来事だよ。子供が生まれた後のオムツ替えやら立ち食いソバ屋での昼食だ。それこそが人生ってわけだ。つまり」 「人生は要約できない?」 「ザッツライト」

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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