モダンタイムス(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.66
  • (693)
  • (1979)
  • (1601)
  • (258)
  • (47)
本棚登録 : 16833
感想 : 1026
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770781

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 検索という切り口は面白いけど、あまりに飛躍している。小説だから現実的である必要は全くないが、別世界を描くなら丁寧に導いてくれないと乗れない。
    突っ込みどころはいろいろあるが、渡辺の妻の存在、妻への思いが全く飲み込めない。
    ただ、文句タラタラでも下巻も買って読ませてしまうところはさすがなのかもしれない。

    p201---
    「あのな。大事なことは、まとめちまったら消える。俺はそう言っただろ。でな、それを突き詰めるとだ」彼は芝居がかり、間を空けた。
    「突き詰めると?」
    「人生は要約できねえんだよ」
    ----

  • 前に読んでました。
    本当に、覚えてないな私…。
    前に読んだときは、魔王からの流れで読んだんだな、たぶん…。

    今、自分に見えている相手は、本当に自分が思うような形で存在するのか?
    ネットにあることはその人の価値とイコールなのか?
    真実と事実は?

    拷問とかそういうのあんまり好きじゃないので、暴力的なシーンはサラサラと読み飛ばしてしまいました…こんどは平和なのにしよう。

  • 伊坂ワールド。テンポ良く読める部分と読めない部分が、、

  • 何時もの伊坂作品とは少し毛色が違う気がする。
    作者の世界観や思想が盛り込まれ過ぎて本編が中々進まない。
    京極作品もそんな感じがあるが文章力が圧倒的に違うので少し退屈になってしまう。
    兎に角理屈っぽい人物ばかりで一番付き合いたくないタイプが沢山登場する。
    自分の名を借りた世間評に対する反論じみてるのも透けて見えるし、あまり読後感が良くない。
    下巻でアッと言う展開を期待しよう。

  • 2023/2/4
    あらすじに惹かれるが、文体が合わず読んでいくのに時間がかかってしまった。

  • 掴みどころのない物語
    下巻に期待。

  • 『魔王』がまるまる序章って感じ?う~ん、どうなるの?全然先が読めない。特別何か大きいことが起きてる感じはしないけど、これからなんか起こる?水面下ではもうすで何か動いてる感じだけど⋯⋯ただ監視社会は恐いよ、ほんとに。

  • よくわからない…。
    1度だけではわからない。
    果たして、
    下巻を読んでもわかるのか?

  • 播磨崎中学校で起きた1クラス銃殺事件
    そこで英雄となった用務員の長嶋丈
    システムエンジニアの渡辺拓海が請け負った仕事は五反田が担当していたある出会い系サイトの使用変更だった。しかし、そのプログラムは不明な点が多く発注元であるゴッシュの連絡先もわからない。
    そのプログラムを調べるうちに播磨崎中学校、安藤商会、個別カウンセリングなど複数の特定ワードを検索すると検索した人を不幸が襲っていることがわかった。
    友人の井坂幸太郎や妻が雇った拷問屋の岡本猛、怖妻家の佳代子と繰り広げる真実はなにか?
    アリは賢くない、コロニーは賢い。
    勇気はあるか?
    井坂の小説からさまざまなヒントを得て
    物事は見方次第で考えが変わることを知る。
    播磨崎中学校銃乱射事件はまさにそのことをしめしており、真実は中学校は存在していなかった。国家の権力によって誰が悪いというわけでもなく仕事が細分化され隠蔽されていた。
    渡辺は占いサイトの〇〇ですよ絶対
    という文言や、腹話術の超能力を信じて真相を解明していく
    ・2019/06/03 18:34

  • 何度も挑戦しているのに、どうにも相性が悪い。と思ったら「魔王」を読んでなかったせいかな?


  • 前半はとにかくダルい。

  • ゴールデンスランバーを読んでないから?
    モヤモヤが残っていて伊坂さん読んだ感じが少ないかもしれない。
    ゴールデンスランバー読んでから、もう一回読もう

  • 2015年2月

  • 魔王の続編。と言いつつ、上巻はそんなに絡んでいない。
    強烈な個性を持つ妻に翻弄される主人公が、更に大きな社会という流れ(システム)に振り回されるが、超能力といったある種の浮世離れした話よりも突飛なシーンが展開され強引さが目立つなぁと。伊坂好きだけど、イマイチ乗り切れない感じ。

  • 伊坂幸太郎”節”というべきだろうか、出演者は個性的で言い回しも独特。が…今回はそれが煩わしく感じる時があった。また、この上巻は私的にはつまらなかった。

  • 意味が分からない。いや、著者が書きたいことは分かる(気がする。題名そのものでしょ)。
    でも組織って何なのか、とか戦闘力のアンバランスさとか、意味不明な存在である奥さんと彼女を可愛いと描写する主人公とか、すべてが意味が分からず、それどころか度々の拷問シーンでただ気分の悪くなる代物。

  • あり得なすぎて、よくわからん

  • ★評価は読了後に。
    『魔王』の続編ですか、全然覚えていないな、、、
    それはさておきやっぱり何かこの作家の表現はしっくりこないんだなぁ。
    この作品は得体の知れない何者かの監視が一つのキーなんだろうと思うのだが、得も言えぬ怖さみたいなものが感じられないんですな。
    これはこの作家特有の「軽さ」だと思うが、当方はあまり良い意味で使っていません。
    下巻で裏切ってくれないかな、、、

  • 魔王に続くストーリー。
    伊坂ワールドらしい軽妙さがあるが、いまひとつのめりこめず。

    検索に頼るな、自分の頭で考えろ、というのは身にしみる。

  • 入り込めない

  • 情報社会として伝えたいことがいろいろあって、書いていることは気持ちはわかる、気がする。ただ、話としてはどうなんでしょう。
    いまいち、最後まで乗り切れず。

  • 伊坂幸太郎の上下巻長編作品です。「魔王」という作品とつながっているらしいですが、読んでないです。前半はおもしろかったです。しかし、話が進むにつれて「?」となりました。

  • 勇気はあるか?
    伊坂幸太郎は元SEだということで、自分の知っていることを知らない人に説明するときに丁寧になりすぎる人っているけどそのタイプ。もっとサクサク進めてくれよ。特定のキーワードで検索した人が襲われる。

  • ゴールデンスランバーの時も感じたけど、最近の伊坂作品は、「どうにもならない大きな力」に対抗するには?みたいな話しが多いなと。
    だからなのか、痛快感とか爽快感とか、そういうのは減っちゃったんだよね~と思いますな。
    まあいい意味で裏切られてるとも言えるので、まーいいのかと思うけど。

  • 謎のプログラムに翻弄されるシステムエンジニア。謎が謎を呼ぶ。

  • 下巻へ。

  • ゴールデンスランバーも同じだったが、読みやすいけれども入り込めない。相性があまり良くないのかも。
    下巻を読んでみよう。

  • マンガ。感心しない。

    奥さんとヒットマンの超人さが際立つのみ。つまり主人公は何もしない。

    最も悪いのはマンガなのに荒唐無稽なラストじゃないこと。小さくまとめやがって。感心しない。

  • 周りにこの作家さんの作品が好きだという人が何人かいたので、ひとまず読んでみました。とりわけ主人公の仕事や職場がプログラマーで、ネット検索社会をテーマにしているというミーハーな理由で、この作品を選んだのですが、この作家さん特有?のほぼ会話形式でストーリーが展開していく感じが、苦手で…なかなか読み進めませんでした。

  • 題材がすごくおもしろくて超期待。
    んで、期待通りおもしろいので下巻を更に期待。

    魔王の続編だったのか!?
    読んでまへんけど

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

伊坂幸太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×