- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062771085
感想・レビュー・書評
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女子高生のさやかは、脳機能iPS細胞再生手術を受けることに。執刀医は、ベテランの桧山冬美。
だれもが成功を確信する中、信じられない悲劇が襲う。
果たして、それは不幸な医療事故(インシデント)だったのか?
そして、消された手術動画や連続する人身事故。
目に見えない黒い陰謀が渦巻く。
本当の真実とは?
少し納得出来ない展開も一部ありましたが、桧山の第二の人生として、地方での生活は望ましい結果になったと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
負の連鎖、人を救いたいというエゴ...決して悪い題材ではないのだろうが、最後の急展開には虚を突かれた感じ。
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ジェットコースターの様な速い展開で読みやすい
5/7/15 -
最後は予想できないラストだった
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「秦建日子」の医療ミステリー作品『インシデント 悪女たちのメス』を読みました。
『ダーティ・ママ!』に続いて「秦建日子」作品です。
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女子高生の「さやか」は、脳機能iPS細胞再生術を用いた世界初の脳外科手術を受ける。
執刀医は、日本随一のオペ技術を持つ天才女医「檜山冬実」。
しかし、誰もが手術の成功を確信する中、悲劇は起きた。
それは医療事故だったのか、それとも罠なのか。
現代医療の矛盾に迫る緊迫の医療ミステリー。
文庫書下ろし。
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「秦建日子」初の書下し作品ですが、2011年11月発行後、翌月にはフジテレビ系列でドラマ化されていたそうなので、映像作品として仕上げることを意識して執筆されたのかもしれませんね。
本書では、iPS細胞再生術という治療法が出てきます、、、
iPS細胞については、昨年(2012年)に「山中伸弥」教授が2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞したことにより、注目を浴びましたが、本作品はそれ以前に著されているはずなので、先見性のあるテーマを扱っていることには驚きましたねぇ。
でも、作品としては、すっきりしない、、、
後味の悪い結末でしたねぇ… 医療に関して理想を追い求めることは理解しますが、そのために将来ある若者の命を奪うという愚行については、全く理解できない。
感情移入できず嫌悪感が残りました。
医療事故だったのでは… と読者をミスリードさせる展開は、なかなかスリリングなだけに残念。 -
コンセプトコーナー2012年 7月「主人公はお医者さん~医者として、人として、医療と向き合う人々~」の選書です。
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まあまあ