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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784062771139
作品紹介・あらすじ
ようこそ、裏本格の世界へ――(歌野晶午)
本格ミステリ大賞二度受賞作家による処女短編集を、新装版で。
彼女が勤めに出たのは、このままでは姑を殺してしまうと思ったからだった――。夫を亡くした妻が姑という「他人」に憎しみを募らせるさまを描く(表題作)。猫のように性悪な恋人のため、会社の金を使い込んだ青年。彼に降りかかった「呪い」とは(「猫部屋の亡者」)。全七編収録。鬼才初の短編集を、新装版で。
※本書は、1996年9月に講談社ノベルス、2000年1月に当文庫の一冊として刊行した作品の新装版です。
みんなの感想まとめ
多彩な物語が収められた短編集は、著者の初の試みであり、緊張感と意外性に満ちた作品群が特徴です。全七編から成り、各ストーリーはコンパクトにまとめられ、読みやすさと面白さが両立しています。特に表題作は、予...
感想・レビュー・書評
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装丁が違うけどこのタイトルはこの新装版しかないみたいなのでこちらで登録。歌野さんの中では第三期の作品だと。好きな作家さんなんで昔のものから読もうと。第一期と第二期は読み終わった。贔屓目からかどれも面白い。これは著者初の短編集。7つの物語が入っている。ボキャブラリーがないので、どれも面白かったとしか言えないのがもどかしい。長編とは違い、とくに謎解き役がいるわけでもなく、コンパクトにまとまりながらも楽しませてくれる。あえて挙げるなら「逃亡者~」「美神崩壊」「プラットフォームの~」「正月十一日~」が上位に入る。
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短編集だけど読了まで1年くらいかかってしまった気がする(汗
個人的にはなかなかぐっと入り込めなかったかなぁ
イヤミス多めの短編集でした
日常の中にあるイライラとか人間関係の歪み見たいな、殺人まではいかないけど多くの人が似た気持ちを持ってるかもというのが怖かった -
歌野さんの作品を読むのは2冊目ですが、こちらも面白かったです。短編集ですがどれも読みやすくまとまっています。表題作が一番好みでした。
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短編集。最初の方にある作品は読後感が良い意味でそれほど悪い話ではないのだけれど後半になるほどイヤミス度が上がっていく。それがまた面白いのだけど表題作である「正月十一日、鏡殺し」はなんとなく結末の予想は最初からつくものの読後感は「やっぱりここまで来たかー!」と思った。個人的に「プラットホームのカオス」のが結末の予想がつかないという意味で面白かった。
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面白いですよ。
短編集なのでさくさくいけるのですが、深い。
ほんの些細なことや、ちょっとしたきっかけで犯罪に走ってしまう人間の、弱さや狡さや悲しさがえががれています。
表題作”正月十一日、鏡殺し” ”美神崩壊””プラットホームのカオス”あたりは切なくやりきれない。 ”猫屋敷の亡者””逃亡者 大河内清秀”は好み。
ただ、読後感はあまりよくないので、ご注意を。 -
何か事件が起こる気しかしない、そんな物々しい雰囲気が漂う作品が七編収録された短編集で、ある時は恋人同士の諍い、ある時は嫁と姑の確執、またある時はイジメによって起きる悲劇など絶望感を極限まで煮詰めたものばかりで胸糞でありながらどれも続きが気になる面白さだった。特に表題作の『正月十一日、鏡殺し』が一番面白かった。
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昔読んだものを再読。やっぱり最後の3作(「美神崩壊」「プラットホームのカオス」「正月十一日、鏡殺し」)のイヤミス感がたまらない…。歌野さんのイヤミス好き。あとは「逃亡者 大河内清秀」も好き。どっちが主体の話なのか分からない感じなのも。
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近所に新しく出来た有隣堂で、まんまとカバーのインパクトに惹かれて買った今作。短編集は非常に読みやすくサクサクと進むけど、作品を楽しむには少し物足りないと改めて思った。人が狂う様や、殺人現場の描写のグロテスクさは好みではありました。
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歌野晶午は葉桜で衝撃を受けてからずっと好きだったから、この本も買おうって思った
殺人ゲームみたいな感じだと思ったけど、冒頭の作者の言葉にもあるとおり、名探偵も巧妙なトリックもない話だったかな
でも面白かった
あたしは猫のやつが一番好き。どんどん主人公が壊れてくのがたまらなく面白いよねー -
どれも面白いお話でしたが、先日手に取った「家守」に比べ
過剰に奇をてらった感があり、少し読みづらく感じました。
また、後半に捻りを利かせてくるのを知ってしまっているので
ついオチが読めてしまうのも残念でした^^;
しかし、展開にワクワクできる短編集なので暇つぶしには最適です。 -
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前の話の方がおもしろいという困ったパターン。だんだん暗い話になっていくというのもあるんですが、結末が読めてしまうのがどうも。暗い話に限って結末が読める自分もどうかと思いますが。
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歌野晶午は、絶望ノート→すき!、葉桜→まあまあ面白い、ROMMY→断念…と段々評価が下がっていた。
でも、これは割と良いなあ。解説がとにかく的確で、嫌度が増していく順番とか、湊かなえ以降嫌度テイストのミステリーが増えたとか共感。
鏡殺しは悲劇だけど、別居すれば良かったのかな。わかりあうまでぶつかればよかったのかなとか色々考えてしまった。たぶんこの物語に嫁姑についてのメッセージ性なんてないんだけど。 -
2
著者の処女短編集の新装版。端書きに“なにより未熟な部分が目立つ”と著者本人が記しているが、正にその通りだと思う。特に面白い話もなし。時節柄、表題作の正月蘊蓄にふむふむするぐらい。 -
「盗聴」
「逃亡者大河内清秀」
「猫部屋の亡者」
「記憶の囚人」
「美神崩壊」
「プラットホームのカオス」
「正月十一日、鏡殺し」
全体的に佳作揃い。
いろんな人がレビューで言ってるほどの不快感はなかった。 -
ずっと読みたかった本。大胆なトリックと、読み進めるほどに強まる「嫌〜」な感じ、とても楽しめました。処女短編集とは思えない。
「逃亡者 大河内清秀」の大どんでん返し、大好きです。 -
歌野先生は本当に、後味悪い話がうまい。解説にもあったけど、後になる 程イヤな気分になれる短編集。
この中では「逃亡者 大河内清秀」のカラッと翻弄される感覚が好き。あと「正月十一日、鏡殺し」!歌野先生だから構えて読んでたのに、気持ち良いくらいコロッと騙された(笑)後味は悪いけど、さらりと読めて面白い作品ばかり。 -
歌野晶午の処女短編集。新装版で出ていたので買ってみました。
1話目を除くと、後味のあまり良くないいや~な話ばかり。とても歌野さんっぽい。
只、全体的に読みやすい文章なので、後味の悪さはあまり感じなかった。
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