女ともだち (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1071
レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771191

作品紹介・あらすじ

同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。一流企業のOLだった被害者の"裏の顔"とは?二つの殺人をつなぐ接点とは?新人ルポライターの楢本野江が辿り着いた真相は、驚くべきものだった…。衝撃の結末が女たちの心の闇をえぐり出す、ドロドロ濃度200%の長編ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 「女は怖い」
    人間関係のトラブルや表沙汰にはならない水面下での闘いなど、男女を問わず日常的にどこにでもあるありふれた出来事だ。
    でも、こと「女」に限定するとその凄まじさは男の比ではないような気がする。
    常に自分を被害者だと思い込み、自分は悪くない、すべては他の人のせい。
    自分を正当化することだけには長けている。
    したたかに開き直り、歪んだ方向へと善良な市民の仮面を被りながら突き進んで行く。
    リアルな不気味さを感じたのは小松佳苗だった。
    初対面の野江にさえ感じ取れた不安定な精神状態。
    その原因がどこにあるのか。
    誰よりも知っているのは佳苗自身だったのだろう。
    それでも虚栄を張らずにはいられない哀れさと危うさが佳苗にはある。
    逃げ道を知っている者は強い。
    けれど現実の生活の中に逃げ道を見つけられなかった者は、人ととして外れた道へ進むしかないのだろうか。
    野江のしたたかさの向こう側にあるものは、いったい何なのだろう。
    身近に感じられる恐怖が詰まっている物語だった。

  • ドロドロというわりに最初はそうでもないなーと思ったら、一気に来た。でも、女友達ってこうだよね、イメージ。

  • グロテスクな内容であった。
    解説にもあったようにともだちになりたい人は一人もいなかった。
    読み終わってみて、タイトルの意味を考えると怖くなる。
    次は、深く深く、砂に埋めてを読んでみて、と書いてあったので、買ってきた。
    また時間を見つけて読もうと思う。

  • 何だかよくわからなかった。

  • 【No.203】「自分でも驚くほど静かで、穏やかだった。人間はある限界を超えると冷静になるというのは本当だ」「人間って難しい。自分では唯一無二の人だと思っても、実はそうじゃないことの方が多い」「人間を奮い立たせるのは、負の感情そのものなのかもしれない」

  • 40前後の独女というやつは。
    結婚に夢が持てず、容姿の衰えを嘆き、こんなはずではなかった違う人生があったと虚しく夢想し、孤独な老後に恐怖する。
    そんな無様な人間にはなりたくないと思うけど、自分の内側の暗がりに、満紀子の瑤子の詩織の野江の欠片を見つけて…戦慄するのです。

  • 苦しくなった。ルポは苦手、その苦手なルポのような本だった。読みやすい文章、だけど、怖かった。幼い頃から育った環境なのか?そうとは思いたくない。後味よくない。私はちょっと苦手な本。

  • また、イヤミスに手を出してしまった。
    負けず嫌いの女性たちの事件の裏を雑誌のルポが明らかにしていく。検察、警察の捜査もまた別のストーリーを紡ぐ。どこにでもいそうで、でもかなり強調されて過ぎて、どこにもいない登場人物たち。
    後だしじゃんけんのような気もしますが、始めに張られた伏線の意味、意図的に書かれなかった事実を知る最後の数ページに驚く。
    検察の推理説明も真実ではないし、ましてや雑誌、メディアに書かれたものは真実ではないことはわかっているが、これが真実ではないかと思いこまされて行く怖さ。直接描かれるグロな描写、仄めかされる気持ち悪さ、怖さより、知らず知らず受け入れてしまうこちらの方がはるかに怖い。

  • タイトルからも連想される通り、女の嫉妬、負けず嫌いなどがキーワード。同じ高層マンションで独身女性2人の遺体が発見され、犯人がすぐ捕まったが、検察の進め方に疑問を感じた女性ライターが真相を突き止めていくというお話。ライターのインタビューや雑誌に載せた記事を元に物語は進んでいく。

    ドロドロとした人間関係、女性ってこわーい。。。
    ネット上で知り合ったとか、実はつながっていたとか、見栄、売春とか。

    ラストは、え!?って思って最初を読み返した。あんまりすっきりしなかったけど。
    初めての真梨作品だったけど、口コミ見てたら他の作品の方がもっとドロドロしてる感じ。だって「ドロドロ三部作」と言われる一冊らしい。 「殺人鬼フジコの衝動」と「みんな邪魔」と合わせてそう呼ばれているそう。もうちょっと経ってから他のも読んでみよう。

  • DVDが見たーい

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プロフィール

真梨 幸子(まり ゆきこ)
1964年、宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『殺人鬼フジコの衝動』がシリーズ累計50万部を超えるベストセラーになり、舞台化・ラジオドラマ化、代表作の一つと目される。2015年、『人生相談。』で第28回山本周五郎賞候補。
他の代表作に、TVドラマ化された『5人のジュンコ』、『祝言島』など。

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