浜村渚の計算ノ-ト 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)

  • 講談社 (2012年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784062771221

作品紹介・あらすじ

数学テロ組織「黒い三角定規」との闘いは終わらない。数学好き中学生・浜村渚と警視庁特別捜査班の今回の敵は、弱冠二十歳で米国名門大学留学資格を得た美女、コードネーム「キューティー・オイラー」。4×5が12になるような特殊進法に支配された世界で、渚と武藤刑事の命をかけた期末テストが始まる! (2012年1月、講談社文庫として刊行)


「この世界では、9と1001は同じなんです」

4×5=12、4×6=13?
渚と武藤刑事が「ふしぎなくに」で最強の敵と対峙!

数学テロ組織「黒い三角定規」との闘いは終わらない。数学好き中学生・浜村渚と警視庁特別捜査班の今回の敵は、弱冠二十歳で米国名門大学留学資格を得た美女、コードネーム「キューティー・オイラー」。4×5が12になるような特殊進法に支配された世界で、渚と武藤刑事の命をかけた期末テストが始まる!

みんなの感想まとめ

数学の本質的な楽しさをポップに描いた本作は、ハラハラドキドキのストーリーと個性豊かなキャラクターによって、数学が苦手な人でも楽しめる内容となっています。特に、主人公の浜村渚が数学的な問題に立ち向かう姿...

感想・レビュー・書評

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  • 不思議の国のアリスを読みたくなりました!

  • 本書は数学の本質的な楽しみ方をポップに教えてくれます。ストーリー構成がハラハラドキドキであり、キャラクターの個性も豊かなので、数学の要素を抜きにしても十分面白いです。
    そこに思わず人に話したくなるような数学の知識も盛り込まれており、楽しいの相乗効果が生まれているような気分になりました。

  • 3冊目をすぐに読みたくなる様な感じにはならなかった。
    短編なので暇つぶしには、良いかもしれないけど、表紙のアニメちっくなのは、はずかしい。

  • 懐かしい数式や公式が出てきてそういえばそんなだったと思い出しながら...
    不思議の国のなぎさが一番面白かった。まさか数学的要素があったとは思わないし、一番ファンタジー色濃くて好きな話。

  • 前作より渚ちゃんの人となりがより判る2冊目。数学以外は苦手でテストに悩んだり友達が出てきて普通にじゃれあったりして可愛い。でも事件に数学で挑む姿は相変わらず頼もしい。今回の数学はルービックキューブやn進法の説明等苦手な身としてはよりややこしくなっていたけど本文中にあるように「数式を覚えるのではなく理解する」と面白さが増した。その点では「麗しのルイ嬢」「割り切れなかった男」が良かった。「不思議の国のなぎさ」は魅力的な幹部が出てきたり元ネタを上手く絡めていたりでいいけどファンタジー強めでちょっと浮いてるかなー

  • 面白かった!!!

  • 数学を題材にしたミステリです。

    シリーズ二作目も短編集で、ルービックキューブや『不思議の国のアリス』などを取り上げた内容は、バラエティに富んでいます。

    平易な文章で、小難しくならないように配慮されているので、数学が苦手の方でも楽しめるのではないでしょうか。

    次作以降の展開と、今後どのような数学要素が取り入れられるのかも、気になるところです。

  • 数学エンタメとして楽しく読める作品。「麗しのルイ嬢」では累乗がテーマ。3のマイナス1乗が即座に答えられなかった自分に凹んだ。数学者でもあったルイス・キャロルに敬意を表して書かれた「不思議の国のなぎさ」は、オチが落語的で、そこもエンタメだな~と思うところ。n進法は、答えを示されれば納得なのだが、その規則性に気付くには柔らかい思考が必要。エピローグは一筆書き問題。トポロジーの原点だが、今後の展開に出てくるかな?

  • 数学と推理小説の合わせ技

    数学が否定されている世界で
    数学を使って謎解きをする中学生がキュート

  • 計算するのは面倒だから、登場する計算式は全部、そうなのねって文字として認識。n進法とか、ちゃんとやると面白いんだろうけど、数学好きじゃないから言葉としてそのまんま読み流す。それで十分面白かった。国語の方が好き。

  • 私は...数学、ホントにできないんだなと思いました

  • 今回の数学はちょっと難しかった笑
    おばちゃんの脳では処理しきれない。。
    でもストーリーは楽しかった。

  • 日本政府における理数系教育、主に数学の教育の大幅削減に伴い、
    ドクター・ピタゴラスが、数学を愛する人たちを従え、
    テロを起こし、その事件を解決しようと奔走する警視庁の面々と、
    数学に長けた、中学二年生の浜村渚の連作短編集の第2弾。

    今作は、タイトルでわかっちゃう人も多いかと思いますが、
    連作短編の最後の話が、ルイス・キャロルの不思議の国のアリスを
    オマージュした作品となっていて、とある理由からテロリストに属する
    数学を愛する、天才少女を追って、
    不思議な世界に迷い込む刑事が数学の謎を解くことになる。

    前作よりも、ガッツリ数学が出てくるので、数学好きは楽しめるし、
    苦手な人も数学にもしかしたら興味がわいてくるかもと言う展開が多く、
    1話目はルービックキューブが絡んでくるのも面白いし、
    中学二年生の浜村渚が社会科目に苦手な場面があるのだが、
    こと数学が絡んでしまうとなぜか詳しく語り始めてしまうところが、
    色々関係してくる場面もあって、楽しめました。

  • とても面白かった数学や算数が苦手な人でも楽しめる作品でちゃんと解説も付いていて読みやすく面白い作品だった

  • 正確に書くと星3.8。
    このシリーズを読むと数学が少し好きになる。
    難しい数学が分かりやすく書かれている。

  • 全面が白いルービックキューブの存在自体は知っていたが、その上目隠しキューブだなんてとてもじゃないが無理。
    そのままのルービックキューブもできないし……。
    ルービックキューブの中なんてなかなか入れるものでもないし、渚が興奮するのも分からなくはない。

    渚の発言は数学を殺しの道具にせず、真理を愛する人間に与えられた共有財産だと考えるからこそのものだと思う。
    敏腕企業家のルイ嬢も数学の魅力の前では虜になるし、渚の愛情はすごいと思う。

    プレーゲル川の橋の問題は頭をひねらせたことがある。懐かしい。

    柳田さんの解説も面白かった。

  • 義務教育から数学が外され、数学の地位が低下した世界で数学の地位向上を目指して暗躍するテロリスト集団「黒い三角定規」と、それに立ち向かう数学好きの中学二年生・浜村渚が繰り広げる数学ミステリ第2弾。
    本書ではルービックキューブを題材に、その数学的な位置づけ、立方体に隠されたたくさんの図形の話など、蘊蓄もちりばめながらルービック王子とある意味ゆるーく戦う話や中国・上海で開発された新世代セラミックに絡むお嬢様ルイの登場、法廷を舞台に数学によって証拠を粉砕していく珍しい裁判もの、キューティー・オイラーが登場し、不思議な国へと迷い込むファンタジーなどが収録されている。
    いずれもどこかゆるーい感じがしつつも数学的にはしっかりした理論に裏付けられ、きちんとした解説も施された連作短編となっている。新しいキャラクターも登場し、一方でドクター・ピタゴラスはいつまでたってもその尻尾をつかませないので、物語の行方はいやが応にも気になってくる。
    数学好きでなくても取っつきにくさを感じさせないし、数学が苦手でなければ数学の奥深さを改めて感じられるように、難しすぎず、でもはしょりすぎない絶妙なバランスを保っているのはすばらしいと思う。

  • 以前この本の1巻を買って読んだ後、息子に渡したら、面白かったので2巻も読みたいとのリクエストがあったので、買って先に読みました。
    ストーリーはかなりジュニア向けで、数学の使い方もちょっと物足りないところが多く、僕にとってはやっぱりスマリヤンの「パズルランドのアリス」なんかの方が好きですが、中学の息子にスマリヤンはまだ無理でしょうし、まあこれはこれで読みやすくていいのかもしれません。
    ただ、最後の話に出てくる「ケーニヒスベルクの橋」が一筆書きできない話は有名ですが、実はあと1本橋を架けると、それがどこであっても逆に一筆書きができるようになるというのは、今まで知りませんでした。
    これを知っただけでも、今回この本を買った価値はあったと思いました。

  • シリーズ3作目。
    三角関数の説明が、実にキュート。キュートという言葉しか思い浮かばないが、このアイデアはとにかく秀逸である。

  • 一冊目よりも少し難しくなった。
    なにかの数式が出るたびに、答えが書かれているところを読む前に自分で解いたこともある。
    そして、読みすすめることで答え合わせ。
    合っていると、なんだか嬉しい。この感じは久しぶり。

    今回のあとがきや解説はとてもよかったと感じたのでいくつか抜粋する。

    あとがきより
    「すぐに『何の役に立つのか』と大人に尋ねるのではなく、今イヤイヤ勉強していることを『何の役に立ててやろうか』と自分自身の中で常に考え、将来の楽しみに変えていけるような人間を目指してみるっていうのはどうですか」

    解説より
    「『浜村渚の計算ノート』シリーズは、数学との出会いがうまくいかなかった大人たちが、浜村渚を通して、数学との出会いをやり直していく物語ではないだろうか」

    学生の頃に、この本に出会いたかった。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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