キング&クイーン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 168
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771986

作品紹介・あらすじ

二度読み必至!! 新たなる「ゲーム」、ここに始まる。

「巨大な敵に狙われている」。元警視庁SPの冬木安奈は、チェスの世界王者アンディ・ウォーカーの護衛依頼を受けた。謎めいた任務に就いた安奈を次々と奇妙な「事故」が襲う。アンディ(キング)を狙うのは一体誰なのか。盤上さながらのスリリングな攻防戦(ゲーム)――そして真の敵が姿を現した瞬間、見えていたはずのものが全て裏返る!

<ゲームを始める際の心得>
一、相手の手を、注意深く読め。
一、相手の心を、注意深く読め。
一、考えろ。無限の可能性を疑え。

感想・レビュー・書評

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  • 「トーキョー・プリズン」で柳さんの物語と出会った。
    それから「ジョーカー・ゲーム」のシリーズを追いかけ、この物語を手にとった。
    面白くないわけではない。
    けれど、結末での大どんでん返しをいかすための伏線…というのが読み終わってから少し興ざめした。
    主人公である安奈が魅力的に思えなかったのも原因のひとつかもしれない。
    アンディはとても癖のある人物だと物語の中でも語られていたけれど、実際にはそれほどの偏屈さも変人ぶりも感じられなかった。
    浅いところで物語が進んでいく。
    もう少し踏み込んだ描写が欲しかったような気もした。
    結末ありきの物語になってしまっているのが残念だ。

  • スパイを描いた「ジョーカーゲーム」は連作短編だったが、今作は長編である。あの切れ味は長編でははどうなるや?と思いつつ読了した。

    ん~氏はやはり短編が得意なのだと思う、サスペンスフルな展開が急遽収束してしまい、さして緊迫した危険ではなかった。国際謀略と思ったら、近所のイジメ合戦だったんだ!というような感想しか持ち得なかった。

    チェスの世界チャンピオン及び、その勝負の世界が背景にあり、ジャンルは違うが「猫を抱いて像と泳ぐ」を思い出す。チェスに取り付かれた人の描写は共通点が多々あった。チェスのルールくらいは勉強してみようかな?と思わされた。

    ヒロインのキャラ立ちは非常によかったと思う、元SPで高身長モデル体系、愛想のない怜悧な美貌、祖父から古武道を受け継いでいる。シリーズ化の構想があるのだろうと思える。

    ちょっと残念に思えるものの、これから進化していく物語かもしれない。

  • 正直に言うと騙されました。
    トリック的にはよく見るものでしたけど、柳さんがやるとは・・・って感じですかね。
    読みやすい作品ではありました。

  • 「う〜ん、こんなものか、、、」と言うのが正直な感想だ。
    文章の書き方は読みやすく、心地好い。
    ポイント、ポイントの展開も面白い。
    ただ長編にしてはもう少し捻りが欲しいところだ。
    ところで、オビの所に書いてあった "衝撃のドンデン返し!" って、どこの事なんだろうか、、、、分からない。

  • 成り行きで元SPがチェスの世界チャンピオンを守る事に。誰が何の為に。敵が見えない中、昔の上司とも敵対する。守るきる事が出来るのか?
    オチに近づくにつれ、話がどんどんスケールダウンして行く。チェスの話などは面白いけど、ストーリー的には今ひとつ。文章構成的にトリックはあったけど唐突すぎて不自然だった。

  • 面白かった!
    チェスの世界王者を護衛することになった女性元SPの物語。
    主人公は、元警視庁SPの安奈。今は六本木のバー、ダズンの店員。そんな安奈に、チェスの世界王者アンディー・ウォーカーの護衛の依頼が。
    アンディの護衛は民間では全て断られ、警察にも相手されず。
    警察はまだしも民間でも護衛を断られる理由は?
    誰がなぜアンディを狙っているのか?
    その真相は何か?
    アンディーを狙っているのはアメリカ大統領?
    といった展開と、
    安奈はなぜSPをやめたのか?
    それらの謎と、チェスの話がクロスして語られていきます。

    SPの仕事が詳細に、かつ具体的に語られていて、その仕事の大変さと、その業務に携わる人達のすごさがわかります。

    安奈はSPをやめた理由、そして彼女の信念は物語を読み進むうえで明らかになっていきます。

    そして、最後、一気にアンディーを狙う真相が明らかになります。
    そこで帯にある「二度読必至」の意味と本題の「キング&クィーン」の意味も明らかになります。



    叙述トリック!

    ものの見事にだまされて、スッキリですが、そこを意識しすぎて物語を作った感じ。
    安奈の信念を軸にもっと掘り下げても良かった。

    とはいえ、十分楽しめました!
    ここで内容がさらせないので、是非、読んでみて!

  • チェスは『出来るとかっこいいかも』と度々興味を持つが実際にPLAYしたことは無い。そんな訳で専門用語やチェス好きなら知っていて当然の知識がトリックなどに使われてたら嫌だなぁと思ったが・・・大丈夫!チェスのゲーム進行を描写するところは多々あるものの、それは臨場感の演出であって実際の盤面が思い浮かばなくてもぜんぜん楽しめました。
    この本を読んでいる途中、私の6歳の息子が独り言で「あんぱっさん」と言ったのには驚いた。彼はたまたまチェスも含まれたボードゲームの説明書を読んでその単語を覚えたようだった。

  • 小説

  • 「巨大な敵に狙われている」。元警視庁SPの冬木安奈は、チェスの世界王者アンディ・ウォーカーの護衛依頼を受けた。謎めいた任務に就いた安奈を次々と奇妙な「事故」が襲う。アンディを狙うのは一体誰なのか。盤上さながらのスリリングな攻防戦ーそして真の敵が姿を現した瞬間、見えていたはずのものが全て裏返る。

  • 将棋の次は、チェスかっ!っと自分にどついてみるww

    ちょっち、っつーか、ほぼ「ありえねー!www」って設定だけど、まぁまぁおもしろかったんで、まーいーやww

    そんで、結局、なんか、みんないい人、だしーw

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二○○一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。○九年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編及び連作短編部門を受賞。同年刊行の『ダブル・ジョーカー』は、『ジョーカー・ゲーム』に続き二年連続で「このミステリーがすごい!」の二位に選ばれる。主著に「ジョーカーゲーム」シリーズ、『ロマンス』『楽園の蝶』『象は忘れない』などがある。

「2017年 『風神雷神 雷の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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