署長刑事 時効廃止 (講談社文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772037

感想・レビュー・書評

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  • O女史おすすめ本。署長刑事の第二弾。
    もうね、見事に課長以上の役付きや他のキャリアと、署長や下っ端刑事を分けて描かれていて、上の方の人たちを嫌いになりそうです。
    事件のことについてはネタバレなのでご注意を。
    ※スマホからはネタバレ設定できない

    過去の話はどれも時効が成立してるなあと思って、やはり社会的地位とかの問題か?と思いきや、海外に行ってた期間ね。
    あ~、よく使われる方法なのに、今回はすっかり謎解きまで気づかなかった。
    香港に行ってたっていうところを、かなりさらっと読み流してしまった。迂闊。

    真相に辿り着くまで、地道な捜査は良いのだけど、若干ワクワク感が足りないのはなぜだろう?
    しばらく古今堂の推測が続いたせいかな?
    推測してみたら当たってましたみたいな感じがして、事実を積み上げた感じがあまりしなかったような?
    あ、でも最初に捜査を持ちかけられたとき、きちんと理由を明確にして、簡単には許可しなかったところは良かった。

    話は面白かったけど、古今堂の推理や説明を頭フル回転しながら読むのがちょっと大変だったので☆は3つまで。

  • 「昔ついた嘘のバチがあたった」という言葉を残し、建設作業員が転落死した。天神祭のハイライト“船渡御”に沸く晩、今度は大阪城外堀で警備会社専務の死体が見つかる。十七年前のストーカー殺人との関連に気づいたベテラン刑事谷と古今堂は、時効廃止で動き出した新たな犯罪を追う。

  • 実際に署長自らが捜査にあたるようなことはたぶんないのだろう。
    逆に言えば、だからこそ思うように古今堂というキャラクターを動かせたのだと思う。
    現場100回、古今堂は事件現場で実際に検証し、事件を再検証していく。
    枝が茂る間をすり抜けてジャンプを試みたり、事件当時と変わらない廊下で犯人たちの動きを再現してみたりと、読んでいて状況がとてもわかりやすかった。
    警察官にとって正義とは何か?
    真っ向から勝負を挑む若き署長・古今堂の姿は、すっきりとした後味を残してくれた。

  • シリーズ第二作。公訴時効廃止が今回のポイント。

  • 姉小路さん初めて読んだ。大阪の地理を知ってればもっと楽しめたかな?寝る前にウトウトしながら読んでいたので内容をちゃんと理解できてないような気がする。スラスラと読みやすかったので近いうちに再読してみようと思う。署長刑事シリーズ、他の2冊も気になるので読んでみよう。

  • 刑事物にもかかわらず、心を温めてくれる人情物

  • 2作目の方がすっきりして読み易かった。

    回りのメンバーもそれぞれのキャラ出してきました。

    ドラマ向きだよね^_^

  • 前回に引き続き面白かった。

    事件がすんなり解決しない。

    でも、問題を克服して解決していくのを
    読んでいくのが楽しい。


    役職者としての振る舞い方の難しさが読み取れるし、
    署長に惹かれて協力する部下もよい。

    第三弾も読んでみたい。

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著者プロフィール

京都府生まれ。1991年『動く不動産』で横溝正史賞受賞。弁護士・朝日岳之助シリーズ、刑事長シリーズ、署長刑事シリーズなど社会派警察小説の雄として一世を風靡。テレビドラマ化された作品も数多い。本シリーズも第一作から第四作まで、新刊即ドラマ化という快進撃が続いている。本書も刊行前からドラマ化の企画が進もうとしている。

「2022年 『再雇用警察官 究極の完全犯罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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