ダウン・バイ・ロー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 293
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772198

作品紹介・あらすじ

ダウン・バイ・ロー【down by law】――アメリカの刑務所のスラングで「親しき友を見守る」という意味

衰退を続ける地方都市に倦(あ)く女子高生・響子の目の前で、幼馴染の遥が電車に飛び込み自殺する。以来、響子の耳には死んだ遥の悲痛な囁きが聞こえてくる。続いて起こる児童惨殺と飼い犬殺し、男友達の失踪。ついに牙を剥く荒(すさ)んだ町の暗部の正体は?

渇いたバイオレンスの深町節が炸裂する書下ろしミステリー。文庫書き下ろし作品。

感想・レビュー・書評

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  •  うちの地元もけっこうな田舎なのだが、山形の過疎の街が舞台で非常に寒々しかった。うちの方がまだずっとましだと思えるほどだった。主人公がどうしても可愛らしい女の子を想像できなくて、性格に難ありなブサイクな子が頑張っていると思うといじらしくてよかった。彼女がレイプされそうになる場面ではヤクザも無理して頑張っている感じがした。クライマックスの廃校舎の場面がスリリングだった。ラスボスのバケモノみたいな男の描写がもっと読みたかった。

  •  山形在住の著者が、満を持して山形を舞台にした書き下ろしバイオレンス・ミステリー。

     女子高生が主人公なのに、「青春ミステリー」的なさわやかさは薬にしたくもない、暗く乾いた世界。そこがいかにも深町秋生らしい。

     私が読んだ深町作品はこれで5冊目。相変わらず抜群のリーダビリティで、460ページをあっという間に読ませる。
     全編を彩る方言と、田舎町の閉塞感の描写がリアリティを倍加させる。私も閉塞感あふれる田舎町で育ったから、この作品に満ちた空気に懐かしさと親しみを覚える。

     ヒロインの女子高生が、名探偵並みの推理力と、ハードボイルド小説のヒロイン並みのタフさを兼備している。その点がいかにも絵空事で、興を削ぐ。それに、話の収束のさせ方もややご都合主義にすぎる。

     そんな瑕疵はあるものの、全体としては十分に楽しめる娯楽作品。深町秋生は、ホームランは打たないが着実にヒットを重ねる一番打者のような作家だと思う。

  • 疲弊する地方都市に住む女子高生が主人公。貧しい暮らしから必死に這い上がろうとする彼女の周辺に次々事件が起こる。目の前で列車に飛び込んだ友人、惨たらしく殺された少年、有力者の愛犬惨殺事件…。真実を追求する女子高生らしからぬ根性が見どころ。

  • 目の前で友人の自殺。

    自分のせいだと周りから疎外され責められる高校生、響子。

    その後、町に起こる次々の殺人事件の真相を探る。

    えっとぉ~~まず、、高校生に全てを話して委ねちゃう内容に???でした(笑)

    私的には、光岡中心に話が進んでくれたら読みごたえがあったかも。

    女子高生が、あんな度胸……余り入り込めなかったかな。

  • 田舎の人間関係が非常によく書けているが、展開に無理があり、響子の心情描写にも納得いかない。今ひとつ。

  • 中盤までは緊張感もあって面白かった。諸々明らかになる中盤以降はよくある話でやや物足りない。

  • 大好きな深町秋生さんの作品だが、これはちょっと物足りない感じ。
    身近に起きる事件が過去や現在の事件と繋がっていくのは見事だが、やはり女子高生が主人公となっているので、物語自体がこじんまりとしている感は否めない。

  • うーん、さくっと読めたし、思ったほどのバイオレンスでもなかったけど、主人公のキャラが途中からだいぶ変わった感じだし、ちょっとご都合主義的な。。
    東北の田舎町の閉塞感、みたいなのは感じられますが・・・

  • 内容が少し重かったです。
    主人公の心理描写はリアルで良かったと思います。

  • 前半だれるが、後半一気に加速する。
    大好きな深町作品だが、エログロは抑え気味。
    もっと突っ走って欲しい。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年、『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞してデビュー。2011年『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』が累計40万部を超え大ブレイク。2014年には『果てしなき渇き』が映画化され話題を呼ぶ。他の著書に『猫に知られるなかれ』『ショットガン・ロード』『PO警視庁組対三課・片桐美波』『ドッグ・メーカー』『地獄の犬たち』『死は望むところ』など。

「2018年 『卑怯者の流儀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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