ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 629
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772242

感想・レビュー・書評

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  • 女の友情とは。
    チエに対する女友達のイラつきや見下した感情、態度。
    決して綺麗な感情ではないから共感してしまう部分が嫌だった。
    ここまで女性の人間関係をリアルに表せるのはさすが。

  • 心理描写の奥深さ。

  • どんどん引き込まれた
    人々の考え方がさまざま
    育ちから価値観も多種多様になるんだなあ

  • 友人へのインタビュー形式でお話が進んで行くが、肝心な所がどうもぼやかされていて、要領がつかめないなと思いながら読み進めた。
    1章の終盤、それまでモヤに隠されていた部分が明るみにされたとき、込み上げてくるものを感じながら、幾度となく出てきた単語に思いを馳せた。
    主題の「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」に託されていた思いに母から娘への愛情を感じながら、娘の決断にもう少し寄り添えていればと、やり切れなさを感じた。

  • ありがちな毒親系の母と娘の話。
    村上由佳「放蕩記」や
    湊かなえ「ポイズンドーター、ホーリーマザー」と
    比べるとイマイチ、話しにパンチに欠けるというか。
    娘が母を殺して逃亡するというショッキングな
    内容の割に。
    殺人を犯したチエミの親子関係は確かに
    ちょっとベタベタしてはいるけど
    かなりの毒親ってほどには感じなかった。
    でも、これぐらいの母娘関係が逆にリアルなのかな。
    同僚や友人関係なんかもさすが女性作家、
    あるあるってうなずけた。

  • 子供の人格を作るのは、その子の母親だということでしょうか。
    子育て中の母親が読むにのはキツイ話しでした…。
    この田舎の閉鎖的な雰囲気も怖かったです。
    途中から登場した翠のキャラが浮いてましたが、彼女おかげで暗いまま終わらなくて良かったです。

  • みずほやチエミ、他の女子達と性格や環境が全く違うはずなのにすごくわかる気がするのは何故だろう。インタビューから謎が徐々に明らかになる過程が面白くて、まだ皆この先があるようなラストも良い。

  • 母親と娘の確執、女同士の友情とその裏返しにある確執、それらを抱えつつ進学や就職、結婚をしていく女性達の物語。
    いわゆる黒辻村というべき、とてつもなく冷たい、女性ならではの女性の心理描写が怖いほどだった。
    破滅していくチエミをどこか冷めた目で見ながら読んでいたのは、自分もみずほや大地と同類だからだろうか。
    終盤は畳みかけるように全ての謎が明かされる展開で一気読みした。

  • 母親を殺し失踪した友達を探す。前半が長く、後半の結末はあっという間でしたが、結局、親子関係より何人ものリアルな友人関係の方がメインだったような…。結末が分かっても登場人物が多かったからかあまりすっきりせず。

  • 最後にようやくタイトルの意味がわかる。なんと怖ろしいタイトルだろうか。

    親も子もそれぞれが自立していかないといけない。だって、家族でも違う人間だから。それに気づけない、気づこうとしないと悲劇がおきるような気がする。

    子をどう守るかということが問われている。
    致命的にならないように失敗することを見守ること、間違ったら間違っていると怒って、でも抱きしめてあげることが大事なのではないかと思うのだけれど…。そう簡単にはいかないのが親子の問題なのだろうなと感じながら読んだ。

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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