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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784062772310
作品紹介・あらすじ
だが、と私は思う。日本女性の美への進化もまだ完璧ではない。例えば、踵。あの踵たちもやがては克服され、「おばさんパーマ」のように絶滅してゆくのだろうか。かっこ悪い髪型からの脱出を試み、大学デビューを阻む山伏に戦く。完璧な自分、完璧な世界を強く求めながら、平凡な日常の暴走に振り切られる生ぬるき魂の記録。人気歌人の頭からあふれ出す、思索のかけらを集めたエッセイ。(講談社文庫)
人生はぴんとこない戦いの連続だ。
人気歌人・穂村弘の頭からあふれ出す、思索のかけらを集めたエッセイ
だが、と私は思う。日本女性の美への進化もまだ完璧ではない。例えば、踵(かかと)。あの踵たちもやがては克服され、「おばさんパーマ」のように絶滅してゆくのだろうか。かっこ悪い髪型からの脱出を試み、大学デビューを阻む山伏に戦(おのの)く。完璧な自分、完璧な世界を強く求めながら、平凡な日常の暴走に振り切られる生ぬるき魂の記録。
みんなの感想まとめ
多様なテーマが散りばめられたエッセイは、日常の中に潜む深い思索を呼び起こします。人気歌人の独特な視点から描かれる「生きる」ための言葉や、共感を呼ぶエピソードが、読者を引き込む要素となっています。古本屋...
感想・レビュー・書評
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穂村さんのエッセイは本当に面白い!この本は、いろいろなテーマが散りばめられているのでなおさら飽きない。
「生きる」ための言葉である詩を包み込むように沢山の「生き延びる」ための言葉たちがある
このページは、何回か読んでやっと理解した。なんか深い!じわじわと染み込んできた。
他にも古本屋巡りの話しには、いつもうなずいている自分がいる、京都の古本屋巡りなんか何日でも食事抜きで行きたい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エッセイ集。
タイトルに惹かれて読んでみた。
ちょっと笑えるもの、共感できるものもあるし、よくわからないのもあった。 -
講演で穂村さんに会ったとき、この人の人間的豊かさに驚かされたことがある。世界音痴などといいながら、さりげなくこの世界を見事に掌握している人だと思った。なのにそのあとで読んだこれに、また騙されそうな自分がいた。すべてを包み込んで後ろ向きで囁き声の、この人の世界観というか言葉の選び方すべてが好きだ。
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気持の「強張り」が
読んでいるうちに
やわらかく
ほぐされてしまう
穂村弘さんの
エッセイを読むたびに
感じてしまう
ことです -
ユルさと真面目さのあるエッセイ。
「言語感覚」では先輩詩人がお菓子をポケットに入れただけで沢山のことを想像し、感じ、詩人だなあと思う、著者のその感覚こそ詩人だと私は思った。
私がその場にいても、きっとそんなこと気にも留めない。
「裸足で来やがって」の短歌が素敵。
なぜそう感じたかを自分では上手く言葉に出来ないところを著者の解説で、そうそう!と共感した。 -
p.100
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2024/04/27
おもしろい、好き -
穂村さんの本はこれで3冊目なのだが、穂村さんの魂に触れたような、というと大袈裟になるかな?魂をチラリと覗いたような気がした。
穂村さんの面白おかしい妄想やエピソードもありつつ、詩歌や言語表現についても書かれていて、難しかったけれど読んでいてワクワクした。
穂村さんの「歌人である自分でも分かっている短歌は全体の60%」や「読むスピードが遅くて読了時に内容を覚えていない」という言葉に自分を重ねて安心したり、引用されている短歌や江戸川乱歩の少年小説に興味を持ったり、“言葉の世界はこんなに面白いところだよ”と、手を引いてもらっているようだった。
そうか、短歌は分からなくてもいいのね。今、分からなくても、それがぴたっとハマる時が来たりするものね。それが来なかったとしても“わからない不思議さ”を楽しめばいいのね。
焦らず、たくさんの作品に触れたいと思わせてくれる本でした。 -
エッセイ。自分と世界とのズレ、違和感、新しいものをキャッチする強力なセンサー、つっこみ力。ユーモアたっぷりの文体。すごい。こういうことを考えている人が世の中にいる、というだけで嬉しくなった。
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世界は無数の前夜に充ちている。
明日こそ本当の今日がやってくるんじゃないか、と毎日くりかえし思い、運命の出逢いの前夜を妄想して興奮する歌人・穂村弘によるエッセイ。
ちょこっとずつ読もうと思ったのに、言葉の魔術師・ほむほむの「なぜか続きを読んでしまう魔法」にかかってしまった。 -
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ごつごつざらざらしてる男と抱き合うからこそ女だと思えるからいい。
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これまで各雑誌等で連載された文章を一冊にまとめたものなので、文量や内容についてほとんど統一されておらず、その分、著者のいろんな面を覗きみれたような気がします。
いつもながらの、穂村弘さんから見つめた日常のちょっとした気づきなんかの内容なんかも楽しく読みましたが、途中で「共感」と「驚異」にまつわる創作論など、かななり芯に食い込んだ内容が書かれていたりと、かなり緩急のついた一冊だと思います。
最後に収録している、豊崎由美さんによる解説が、これまた芯の喰った内容となっています。 -
「してはいけない恋なんて」が好き。ハッとさせられた。
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整形前夜ね、岡崎京子思い出すわ
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穂村さん独特の観点が相変わらず最高な短編エッセイ集。ライバル同士の感情が恋人同士のそれに近いと語られる 「来たれ好敵手」 がめちゃめちゃ好きだった。
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一番最初のエピソードから飛ばしすぎてるからずっとこいつやべーなって引き気味で読んでしまった。
もうちょいマイルドエピソードから始めた方がいいと思う。 -
義父の本棚から見つけた。たまたま娘が取り出して読むふりをしていた文庫の中の一冊。
恥ずかしながらたくさん本を読んできたつもりだが、穂村弘さんを存じ上げず、タイトルも『整形前夜』なにこの方はゲイなの?と思い、読むぞっと腰据える前にググったよね。[穂村弘 ゲイ〕って。
全然ヒットしなかったけど。
感想としてはとにかく面白かったの一言。きっとこの方の著者全部読んじゃう!
あの堅物っぽい義父との共通点見つけちゃったよ。あとがきでも書かれてるけど、やっぱりこのエッセイの中で一番興味深かったのは、「共感と驚異」のところかな。 -
エッセイ、時々短歌。穂村さんのような人生の生きにくさ、全然違う世界が自分の外側で進んでいる感は私にはわからないけど、「生き延びる」ことと「生きる」ことの違いは感じる気がする。そこにフィリップ・マーロウが出てくるとは。となると、「生きる」ことは自分の心のフィルターを通して世界を見て、琴線に触れたことを大切にしていくことなのか。
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読みながら声に出して笑っちゃう本ってなかなかない
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笑いながら読めました
東京というおしゃれな街でうまく生きれない
初めて入ったスターバックスコーヒーのメニューに「コーヒー」も「紅茶」も「カフェオレ」もみつけられなかったときの恐怖が甦る。
なぜ男性は
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