浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 97
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772518

作品紹介・あらすじ

函館の数学エリート養成所「斐三郎(あやさぶろう)進学会」の卒業生たちが「黒い三角定規」の一員となりテロを画策しているとの情報が入った。数学好き中学生・浜村渚は武藤刑事と共に函館に向かう。五稜郭の数学的美しさに感動する渚だが、そこに最強の敵キューティー・オイラーが現れ……。

絶好調数学ミステリー第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 3冊目。難易度はアップしたが、それでも読んでしまうのは先が気になるから。

    嘘つきグモと正直グモの謎は、昔なにかのナゾナゾで読んだ覚えがあるのだが、解き方をすっかり忘れていた。
    しかし、武藤さんや渚が順を追って分かりやすく解説してくれるので、「そうそう」と思い出しつつ楽しめた。

    アイシテルの正弦は、最後の最後で作者の意図したところがわかった。(ブレーキランプのところ)
    数学好きがときめくプロポーズも素敵だなと思えたが、お互いに知識がないと何のことだかサッパリになるため、ハイレベルだなぁ、羨ましいなぁと素直に思えた。
    数学以外にも、「知識があるからこそできるプロポーズ」があるなら、調べてみるのもおもしろいかもしれない。

    五稜郭のお話は、少し感動的だった。
    おそらく一度は見たと思うのだが、残念ながらその美しい形を覚えていない。
    いつかまた北海道に行くことがあれば、その時こそは新たな目線で五稜郭を見つめることができるだろう。

  • 計算ノートも3さつめ。
    渚をはじめとする登場人物たちの会話に登場する問題を、思わず自分でも解いてみたくなる。
    読んでる横にメモと鉛筆を置いておきたくなるくらい(笑)
    ほんまに不思議なシリーズやと思う。
    名探偵!?は中学二年の数学好きな少女で、事件というよりも数学のパズルを解き明かし、でもその純粋な数学を愛する思いでもって、さらに犯人の心もつかんでしまう。
    起こる事件自体は、さらっと人が死んでいたりして、賛否両論はあるやろうけど、ミステリーでありながら算数や数学にこれだけ親しみを感じさせる本は僕の記憶には思いあたらない。
    「学校教育から数学が姿を消してしまった」歪な世界が舞台なのに、誰もを数学の魅力に気づかせてしまう、ある意味恐ろしいシリーズ。続きが楽しみである。

  • 数学が全くダメな超文系の自分でも十分楽しめる数学ミステリー。

    ただし、解説を書いている木村美紀のような、作中に出てくる問題を自分も解きながら、なんていう読み方はとてもできませんけど。
    へぇ~、そうなんだ~、とただただ感心するばかり。

    でも、三角関数なんて、高校生の時だってまったく理解できてなかったのに、この本を読むと何となくわかったような気がするから不思議。

    にしても、4話目は北海道の人が読んだらどう思うんだろう?
    喜ぶのか、怒るのか、ちょっと興味深い。

  • シリーズ3作目。解けそうかなって思うんだけど、まぁもちろん無理なのよね。笑)数学好きじゃなかったら、読もうと思わないかも(^^;;私は好きだけど(^^)

  • 数学好きにはたまらない、ただ今回はその数学の中でも個人的に苦手としている論理問題。「クレタ島人は嘘つきであると、クレタ人は言った」
    それでも、とくに拒絶反応を起こさずに読み切れて、すごくすがすがしい気分だ。

    難しい数学の話をこうした読みやすい小説にしてくれるのは、大変喜ばしい。この本を読んで数学すきが増えるなら、なお嬉しい。

  • 数学にちょっと興味が持てるミステリー

    数学好きには超おすすめ
    数学嫌いでもミステリー好きにはおすすめ

  • 既読ですが文庫版が出たので購入。単行本刊行時とはタイトルが微妙に変わっています。年末のミステリランキングにはかすりもしませんでしたが、仮に『本ミス・2012』の投票期間内で5本選ぶのであれば、米澤穂信『折れた竜骨』、皆川博子『開かせていただき光栄です -DILATED TO MEET YOU-』、城平京『虚構推理 鋼人七瀬』に次いで4番目に推したい作品です(あとのひとつは望月守宮『無貌伝 ~人形姫の産声~』)。本格としてももっと評価されてほしいシリーズです。

  • 2019/10/26~10/26

    函館の数学エリート養成所「斐三郎進学会」の卒業生たちが「黒い三角定規」の一員となりテロを画策しているとの情報が入った。数学好き中学生・浜村渚は武藤刑事と共に函館に向かう。五稜郭の数学的美しさに感動する渚だが、そこに最強の敵キューティー・オイラーが現れ…。絶好調数学ミステリー第三弾。

  • 数学者テロリストと対決する渚ちゃん達の活躍を描く三冊目。パソコンのウイルスを解除するために数学的論理パズルを解いたり、解決編が不明の館もの!の推理小説を数学で証明したり、函館でテロリストと直接対決したりとどれも溢れ過ぎる数学愛にまみれていて楽しい。新登場の函館の名物刑事達が濃くて今から再登場が楽しみだし、キューティー・オイラーが外連味たっぷりな敵役でこれも先が楽しみ。テロリスト側の信念が武藤刑事達に伝わったけどこれが先の展開に影響しそう。数学要素が難しくなっているけど説明が判りやすくてありがたい。三角関数を恋愛で例えるの秀逸!

  • 黒い三角の一団も、一枚岩ではない模様。キューティーオイラーと共闘?したり、「司会者」登場したり、今後の展開に繋がる感じがいっぱい出てきた。
    サイン、コサインを使って、永遠の愛を誓うプロポーズ❗よかった❗これは自分でも解けたので、喜びもひとしお。
    それにしても、渚ちゃんは、論理学から図形、数理論まで、守備範囲が広い!高等数学になるほど、得意分野ができるものでは?

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著者プロフィール

1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞しデビュー。

「2019年 『浜村渚の計算ノート(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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