- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062772532
作品紹介・あらすじ
財政破綻寸前の港町に全財産を寄付し、亡くなった大地主。六年後、遺産相続人の干場という青年が突如現れた。激化する暴力団の抗争、露見する進出企業の陰謀、そして相次ぐ不審死…。干場の登場により街に隠れていた毒虫たちが動き出す。本当の悪は誰か?定年間際の刑事・安河内が命をかけて真相に挑む。
感想・レビュー・書評
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初版作家と呼ばれ出る時から大沢在昌の作品は読んでいる
いまと違い軽いハードボイルドが多くアルバイトアイや若い頃の佐久間公のシリーズを楽しみにしていた
氷の森という傑作で殻を破り新宿鮫でブレイクしても相変わらずSFチックなものや超伝記的な作品も書き、変わらない活動をしているが歳を重ねるにつれ円熟してきてと外れの作品というものはないまずない
それは他作家のあとがきや推薦文を読んでもいまだにこの人は書くのも読むのも常に楽しんでいるからだと思う
作品の内容を書く気はない
これから佳境に突入する下巻を読むところだが、すでにこの作品はオススメできる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっと半分!もっとテンポ欲しい。
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ページ足りなかったのか?っていうくらいラストが薄いです。
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下と共に読了
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財政破綻寸前の港町に突然現れた、大地主の遺産相続人。激化する暴力団の攻防、相次ぐ不審死、進出企業の陰謀…敵か味方か。騙すか騙されるか。長い間、大きな石の下に隠れていた“毒虫”たちが動きだし、一気に不穏な空気が立ち込めるなか、老刑事は命をかけて、「禁断の事件」の真相に挑む―。
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うーん、ぎり★3かな・・・2ってほど悪くもない、か・・・?
くらいの3評価。
上下巻とも読了。
華がない感じ。
かといって、横山秀夫ほど渋くもない。
そのあたりがちょっと中途半端かな・・・。
田舎、やくざ、警察、地元の名士、をキーワードに事件が起こってーみたいな話です。
主人公と、もう一人中年?壮年?の刑事と、視点が入れ替わりながらの長編。でもこの構成必要だったかどうか謎。
主人公はモノローグとかの心中を表す描写がぜんっぜんないので、とにかく行動を追うだけだし。
だから親近感が湧き切らないのに、主人公補正というか視点補正みたいなので、不安とか疑念とかがあるわけでもない。
こないだの『出口のない部屋』とか、これの前に読んだ『彼女は存在しない』なんかは、そのあたりがすごい巧妙で良かったんだけど・・・。
まあ行動として別々だけども、ちょくちょく会っては情報交換したりとか、ダブル視点なのにお互いが信用してるっぽい立ち位置だから、食い違いを楽しむみたいなのもない。
ダブル視点、やっぱり正直、意味なし。
長いの読みたいなーと思ってタイトルで衝動買いしたけど、タイトルの感じよりもっと芋っぽかったです。
うーん低評価。
文章も悪いってほどじゃないけど、キャラの年齢とか雰囲気とか・・・微妙。
あと「携帯」に必ず傍点入ってるのはなんで?
おっさんですか? -
海辺の町へやってきた干場。行動と言葉は書かれているが、どんな人間か今のところよく解らない。暖かみはあるようなので、隠れている過去が明らかになったとき好きになれる人だといいなぁと思う。