呑々草子 新装版 (講談社文庫)

  • 講談社 (2012年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (494ページ) / ISBN・EAN: 9784062772778

みんなの感想まとめ

気軽な旅をテーマにした本書は、江戸の師匠・日向子嬢と相棒のポが、日本各地を巡る自由気ままな体験を描いています。目的や意味を追わずに、温泉や祭り、そして地元の銘酒を楽しむ様子がユーモラスに綴られています...

感想・レビュー・書評

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  • ぶらりと編集の方と二人旅
    (都内のホテルプールに繰り出したりと旅というには語弊があるかも)

    生命線の短さについて触れている回があり
    両親の手相を確かめたくなってしまった

    ちょっと独特の言い回しでスラスラ読めなかったのだけれど 毎回こんな風に生きられたらいいなぁと
    羨ましくもあり

    自分は余暇を今後どんなことしていこうか考える


    SNSがあり 今は逆に隙間時間や色々と考える時間が減ったなぁ。。

    巣鴨の有り難いお守り?が十枚で何百円というエピソードも笑ってしまった
    最近核家族化だけれど 祖父母が日々どんな楽しみをしていて どこに出かけているのか
    どんなお店が行きつけなのか 人生の先輩として 知りたかったなぁ。。

    旅行も 食事も 「この人との会話が楽しいから 楽しめる」というのがこの年になると実感あり
    深夜特急の個室で夜語らうのが夢である 客船でもいいなぁ
    温泉宿に連泊して 2日目朝はいらないから 夜ふかしして思いっきり昼まで寝ていたい。。

  • 2020年最後の読了になろう。江戸の師匠・日向子嬢の紀行ともエッセイとも言える本書。相棒のポと思いつくまま気ままな旅。寝台特急で一杯、温泉で、祭で、ベニテングタケで一杯だ~! しかし「隠居志願」生命線の短さをカミングアウトした師匠。彼女はもう自身の病のことを悟っていたのかも知れない。カバーの犬を抱えた全裸(?)の師匠の若々しさも、何となく悲しみを誘う。高速夜行バス・鹿児島往復は、後の「水曜どうでしょう」を彷彿させる。

  • なんだか引きずられるがごとく続けざまに読んでいるけど、杉浦日向子さんシリーズ。これは表紙の写真(なんと、著者のセミヌード(笑))に惹かれて。

    現代もので、雑誌の企画で全国を「呑みに」行く紀行エッセイ。テーマがなんだか訳わかんないし、話っぷりもおだち過ぎだが、巻末(解説だったかな?)にあった、江戸黄表紙の「駄句もまたよし、駄文もまたよし」の境地らしい。

  • ***未処理***

  • 杉浦日向子の呑々草子を読みました。

    東京イワシ頭に続く、杉浦日向子と編集者ポワール(略してポ)が体当たりで敢行する日本各地をめぐる体験記でした。
    意味なし意義なし目的なし、起承なければ転結もなし、という面白旅行記なのでした。

    杉浦日向子のエッセイとイラストそしてポのイラストが旅の楽しみを感じさせます。
    さらに呑々(のんのん)の字のとおり、各地の銘酒が紹介されています。

    konnokは酒は弱いので実体験はできませんが、呑兵衛の女性のエッセイは大好きなのでおもしろく読みました。

  • 『東京イワシ頭』に続くシリーズ第2弾。
    これに『入浴の女王』を加えて、シリーズ3部作となりました。


    楽しい、ほんと、楽しめる体験話。
    気が向くままの、のんびり旅行、体験。
    ポアール嬢との会話もなんかいい。

    杉浦日向子さんが、あんまりにも活き活きとしているのでうれしくなってきます。

    同行のポ嬢は、今頃何しているんでしょう。
    講談社の編集者でいることを祈ります。
    できたら、杉浦さんとのこと、何かに書いていてくれるとうれしいんですが。

    杉浦日向子さん、ほんと素敵な作家さんだったと思います。

    でも、ほんとに、杉浦さんもポ嬢もよく呑むねえ~。
    感心です。

  • 「呑々は、雑文中の雑文を目指すもので、起承もなければ転結もなし。いつでも単なる思い付き。ちっちゃなネタで、たっぷり無駄口」という日向子の言葉通り、軽妙そのものの珍道中体験記です。

     >  わしのてのひらの生命線は、生まれつき、とても短い。
     >  左右とも、てのひらの真ん中のくぼみ辺りで、すっと消えてなくなる。
     > おまけに、テの形のシワは、三本みな薄くて鎖状だ。
     > 家族や友人のシワは、誰のを見ても、クッキリ筋の通った
     > 長いシワを刻んでいる。
     >
     > たかが、手のシワ。


    これを書いた当時すでに、骨髄移植以外にない疾患を患っていることを本人は知っていました。

    そんなことを思いながら読むとまた、違った味わいがある本です。

    それにしても、文庫本の表紙はなんだよー。
    内容と全然関係ないではないか。
    人目を引けばよいのか(ということで-1点)。 ><

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著者プロフィール

杉浦 日向子(すぎうら・ひなこ):1958年、東京生まれ。1980年、「通言室之梅」(「ガロ」)で漫画家としてデビュー。1984年、『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞受賞。1988年、『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞受賞。1993年に漫画家を引退し、江戸風俗研究家、文筆家として活動した。NHK「コメディーお江戸でござる」では解説を担当。主な漫画作品に『百日紅』(上・下)『ゑひもせす』『二つ枕』『YASUJI東京』『百物語』、エッセイ集に『江戸へようこそ』『大江戸観光』『うつくしく、やさしく、おろかなり』『一日江戸人』『杉浦日向子の食・道・楽』『吞々草子』等がある。2005年、没。

「2023年 『風流江戸雀/呑々まんが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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