枝付き干し葡萄とワイングラス (講談社文庫)

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  • 講談社 (2012年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (206ページ) / ISBN・EAN: 9784062772792

みんなの感想まとめ

日常の中に潜む不思議な瞬間を描いた短編集で、特に夫婦関係をテーマにした作品が多く、別れを迎える二人の姿が印象的です。軽やかな文体で描かれた物語は、重くなりすぎず、何気ない日常の中の変わった一コマに目を...

感想・レビュー・書評

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  • 結婚後の何気ない風景に紛れ込むちょっとした出来事を描いた短編集。結構地味!

  • エピソードそれぞれは面白そうだと読み進めるも、何かが始まる前に終わってしまう感じ。あっさりしすぎて読後に何も残らない。読んだ側から内容をすぐに忘れてしまう本だった

  • 10編の短編集。「甘えび」と「おしぼり」がお気に入り。みきわめ検定の方を最初に読んだからか、こちらは少しインパクトが少なかった気がする。でも、椰月美智子さんの世界感は十分に味わえた。

  • 日常の中にあるちょっと変わった一コマを描いた短編集。夫婦関係を描いたものが中心になっているが、別れる二人を描いたものが多かった気がする。
    日常の中の風変りな様子が描かれているからか、重くならずに軽く読めました。何気ない様子のものばかりなのに、続きが気になって仕方なかったです。風邪の話と、夜のドライブの話が好きかな。
    未婚の話を集めた短編集もあるとのことなので、そちらも読んでみたい。

  • 日常の中にあるなぜか気になるもの、目が離せなくなるものへの注意というか興味と毎日の生活の時間が重なるリアリズムというかレイモンド・カーヴァーが好きだと言われていた椰月さんの視線はそこにあって短編ってこういうのがやっぱりいいなと思う。

  • 「みきわめ検定」と同時刊行された、超短編を含む短編集の既婚女性中心編。
    これが生活感というものなのか、未婚女性中心編の「みきわめ検定」より、幸不幸の話に関係なく、物語に落ち着きがあった。
    日常はどんな状況でも訪れてくる。生涯記憶に残ることも、一瞬にして忘れてしまうことも。この短編集では、そんな日常の出来事を垣間見ることができる。

  • 風邪ひいちゃう章と、ドライブに行く章が好きです。

  • 味わいのある短編集。
    何とも言えない心のひだをうまく描いてある。
    人からすると、大したことじゃないのかもしれないけど、
    なんとも微妙に心をくすぐるような、そんな感じ。

  • 最初の1つめの作品が、主人公の意地悪さで息苦しくなりました。
    短編なのでそうでもないのもあった気がするのですが、こういう意地悪い感じがほんとに苦手なのでダメでした。
    全部読めませんでした。

  • なんだか読後感がスッキリしない。文章は悪くないし、どの短編も一旦世界には溶け込める。でも読み終わりは夢の途中で起こされたような中途半端な違和感を覚えてしまう。短編向けに物語が収束していないのかもしれない。全体をとおして少し物足りない。

    2012.07.31 読了

  • 淡々と。日常のなかの心の機微を。とても読みやすい。

  • 『みきわめ検定』と同時刊行。
    こちらは結婚後の夫や妻が主人公となった短編集。

    唐突に離婚を告げられた女が姪っ子を連れて寂れた遊園地に行く『城址公園にて』、横暴な夫と家庭内別居状態になった『甘えび』がストーリー性がありよかった。

    風邪を引いた妻をひたすら描く『風邪』、第二子を妊娠して産婦人科へ訪れた女が待合室で遭遇した人々について書かれた『たんぽぽ産科婦人科クリニック』など、物語としてはなんてことはないけど丁寧に綴られた話は、たまにはこういう系統も悪くないなと思わせられる。

    やっぱりちょっと読者に解釈を委ねすぎだなあと思う節はあったものの、全体としてはよかった。

    『みきわめ検定』よりも読みやすい、わかりやすい話が多かった印象。

  • 私にとっては未知の作家さんなのですが、タイトルと装画に一目惚れ!

    講談社のPR
    「だってぜんぜん平気なのだ。夫と口をきかなくたって。
    自分はこんなにも非情だったのか。

    夫に突然離婚を切り出された妻の悲嘆が消えた瞬間。第2子を身ごもった女が目にした、産婦人科での光景。浮気相手の妊娠を妻に告げた夜。人生の豊饒の時、「結婚後」の男女の点景を通して、あたりまえの生活をいとなむ、そのすぐそばに潜んでいる奇異なものたちを見逃さずに描き出した、傑作短編小説集。」

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。『明日の食卓』は21年映画化。その他の著書に『消えてなくなっても』『純喫茶パオーン』『ぼくたちの答え』『さしすせその女たち』などがある。

「2021年 『つながりの蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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