ともしびマーケット (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 116
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772921

作品紹介・あらすじ

誰もが名も無き日常を、諦めと期待の中で生きている-ともしびスーパーマーケット鳥居前店の買い物客も従業員も、彼らの帰宅を待つ家族も、遠くから想う恋人も。そして退屈は前触れもなく破られ、ドラマは否応なしに始まる。割り切れない感情の波を選び抜かれた言葉で描いた、静かな高揚感に包まれた物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「ともしびスーパーマーケット鳥居前店」を中心においた連鎖小説。
    普通っぽくない普通。そういうところが好き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「普通っぽくない普通」
      ふ~ん、、、どんな感じなんだろう。
      川口伊代の描くカバー画のように、紙袋にヴァイオリン入れてるような話かな?(変です...
      「普通っぽくない普通」
      ふ~ん、、、どんな感じなんだろう。
      川口伊代の描くカバー画のように、紙袋にヴァイオリン入れてるような話かな?(変です!)
      2012/07/07
  • 図書館で。
    最初の1話でなんかダウン。物凄く時間があって、ゆったりした気分の時なら読めそうなんですが。通勤電車で人に揉まれながらだと、なんだかな、としか思えなかった…

  • 「冬至」が一番好き。
    全体的に北海道のうら寂しい感じがでてる気がする。

  • 立て続けに朝倉かすみさんの小説を読んだ。
    初めては「田村はまだか」
    これは結構前。他のも読んでみたいなと思い。

    で「好かれようとしない」が2冊目。
    今回この本。
    どの本もそうですが、表紙が、絵が綺麗。
    今回のは特に、内容の文体と、表紙のデザインにある
    女性の無表情さがとてもしっくりくる気がする。

    文体が全体的に「絵本のことば」のような
    短い言葉を繋げていったような感じで、
    読み始めはちょっと慣れるのに時間がかかった。

    9個の短編に分かれていて、オムニバスというか
    少しづつ登場人物が絡まって、大きな一編になる。

    女性の作家さんなのに、女性主人公の短編よりも、
    男性(特に古い時代)の
    目線の文章の方が面白く引き込まれます。
    個人的な意見ですが。(私のただの好みかも)

    題名の割に、「ともしびマーケット」という名の
    スーパーは印象的には残りません。
    たぶん、マーケットじゃなくてもどこでもいいんだけど
    一人一人の人間が持ってる「人生」は、
    そういう、一見平凡な場所に実はいっぱいあるんだと。
    そういう場所は日常のあらゆるところにあるんだと。
    何となくそんな風に感じました。

    6作目の「流星」という部分が一番好きです。

  • その時々に合った自分の生活をきちんとしていこうと思える作品。

  • 切なめな短編集がラストに向かって収束していく
    繋がりと盛り上がりに欠けた印象

  • 地元のスーパーマーケットを軸に描かれる人間模様。
    出だしの「かならずネスカフェなのでした」が印象的。
    少し俯瞰的な、距離のある描写がいい。
    1話毎に別の人物の話しだけど、どこかリンクしている。

  • ともしびスーパーマーケット鳥居前店を舞台背景にして、従業員や買い物客、またその家族たちの、ちょっぴり切なくてほんのり温かい連作短編集。
    私には朝倉作品は珍味である。大きな事件や感動的な出来事があるわけでもなく、登場人物もどちらかというと地味であり、はっきりいうと変わり者が多い。それでも、癖になる味わいと、ノスタルジーを感じさせる文体がたまらない。本作ではカバーイラストにも参りました。

  • あまり満たされない生活を送る普通の女性たちが登場する連作短編集。
    各編で登場人物が異なるが、同じスーパーを通して緩やかにつながっている。
    ある程度淡々と進行する物語が最終編で一気につながりをもって動き出すところは見事。

  • ひとつのスーパーマーケットに訪れる人々には、人数分の背景がある。
    その膨大な数の内、九人の背景が描かれた話。
    各々の話は楽しんで読め進めたけど、どうもラストが腑に落ちず…

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著者プロフィール

1960年、北海道小樽市生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を、04年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞しデビュー。09年『田村はまだか』で第30回吉川英治文学新人賞を受賞。著書に『ほかに誰がいる』『そんなはずない』『好かれようとしない』『タイム屋文庫』『エンジョイしなけりゃ意味ないね』『静かにしなさい、でないと』『少しだけ、おともだち』『てらさふ』『乙女の家』『植物たち』『たそがれどきに見つけたもの』などがある。

「2016年 『少女奇譚 あたしたちは無敵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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