墨痕 奥右筆秘帳 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772969

作品紹介・あらすじ

鷹狩りで将軍を護った柊衛悟は、念願の立花家婿入りが決定的に。両家は加増に浴すも、併右衛門は奥右筆でいられるのか。復権に執念を燃やす定信は幕府転覆を狙う京からの刺客と手を結ぶ。異例ずくめの大奥での法要が実現、読経する闇の僧たちが将軍の前で牙を剥く!最高潮、圧巻の第十巻。

感想・レビュー・書評

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  • 覚蝉との決別、死。定信の野望はついえる

  • もはや松平定信は完全に盲執に囚われた悪党状態。
    再び朝廷と組んで将軍暗殺をたくらむ。

    これに伊賀が絡んでくるが、今回は一橋はあまり絡んでこず物語は話の勢いはあるが、ちょっと一本調子で物足りない。
    そもそも伊賀がくっついたり離れたりで立ち位置が曖昧でわかりにくい。

  • 覚蝉さんが追いやられて気の毒。

  • シリーズも佳境に入り、今後の展開がさらに楽しみに。

  • 松平の陰謀もこれで終わりか?
    奥右筆恐るべし

  • 第十弾
    執念の定信は京からの刺客と手を組み、大奥で
    色々な組が入り乱れ迫力

  • 寛永寺創建(1625)

  • ついに踏み越えてはならない線を越える
    この作品は踏み越えすぎですが・・・
    奥祐筆を避けた表祐筆主導の大奥での法要に
    朝廷の刺客が!
    見過ごすには自分にも火の粉がかかる!
    仇敵の伊賀組頭を動かす立花の言葉
    虚々実々のやり取りに息をのんでしまいます

  • 奥右筆シリーズ10作目。



    私、覚蟬が初め出て来たときに、野心にまみれた腹黒い人たちや、そんななかでしたたかに生き抜く人たちのなかで、ひとり、そういうこととは無縁で、それだけに他の人たちにちょっとした影響を与えていく…的な役割なのかなと思ったの。全然違ったけど(笑)。でも、そういう役割の人がこの物語のなかにいれば、もっと好みなのになと思う。

  • 奥祐筆シリーズ・10
    ついに2桁!キターー^^
    まさかここまで続くとは・・ と作者も思ってるのじゃなかろうか・・?^^

    そのせいなのか やはりネタぎれ・・ ?な感じが
    この巻から登場する ポッと出の僧侶が何しろ胡散臭いッ!
    あと島津家も出してきたけど ちょっと強引な展開すぐる・・

    ま 面白ければいいんだけどね^^
    もともと歴史モノなハードボイルドだからね
    そう思って読めば 後出しみたいに出てくるやたら強い僧侶も納得できるか
    でもヤツはきっと死にキャラだろうな とりあえずネタ切れ中のつなぎキャラってとこでしょうか・・?

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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