刑事のまなざし (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 921
レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772990

作品紹介・あらすじ

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです-通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです…通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレスの殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。

  • 薬丸岳さんの本は3冊目。
    初めて読んだ本が『刑事のまなざし』の続編である『刑事の約束』でした。
    続編を先に読んでしまい、早急に『刑事のまなざし』が読みたいと思っていたところ、古本屋さんで発見!
    すぐにレジに持って行きましたよ~(笑)

    帰宅途中から読みたくてうずうず!
    こんな感覚は久しぶりです。
    期待値はうなぎ上りでしたが、期待を裏切られることは全くなく、というよりも期待通り。
    胸をえぐられるような切なさを感じること度々でしたが…
    一気に読み入りました。

    薬丸岳さんの他の本もがんがん読んでみたい!!

    • 杜のうさこさん
      こんばんは~♪

      『刑事のまなざし』いいですよね!
      日本ではドラマ化されたんですが、ご覧になれましたか?
      私はドラマ化の度、ブツブツ...
      こんばんは~♪

      『刑事のまなざし』いいですよね!
      日本ではドラマ化されたんですが、ご覧になれましたか?
      私はドラマ化の度、ブツブツ文句の多い人間なんですが(笑)
      このキャストはお気に入りでした♪

      それと、先日コメント欄にブログの記事の件を書いて返信してしまったのですが、大丈夫でしたでしょうか?
      2015/11/14
    • azu-azumyさん
      杜のうさこさん、おはようございます♪

      はい!『刑事のまなざし』いいですよね!!
      私が古本屋さんで手に入れた文庫本の装丁は椎名桔平さん...
      杜のうさこさん、おはようございます♪

      はい!『刑事のまなざし』いいですよね!!
      私が古本屋さんで手に入れた文庫本の装丁は椎名桔平さんの”まなざし”でした。
      2013年10月放送となっていたので、ドラマ化されたんだんぁ~と。
      日本のテレビが見られるようになったのは今年に入ってからなので、これは見てないんですよねぇ…
      残念!!
      このキャストは杜のうさこさんお気に入りだったのですね。
      それは、なおさら見たかった…

      ブログの記事の件、まったく問題ありません。
      というよりも、拙いブログを見ていただいて、ありがとうございます!
      お気を遣わせて申し訳なかったです。
      よろしければ、また遊びに来てくださいね~♪
      2015/11/15
  • 薬丸さんの作品、初めて読ませていただきました!
    重すぎず軽すぎず、読みやすいなぁなんて思いながらサクサク読んでいましたが、読了後はとても深く考えさせられた作品でした。

    自分にしか見えない心の闇や葛藤。
    そんなカタチのないものに優しく触れてくれる夏目さん。
    やはり人間の心の深さって、悲しみや苦しみでしか掘り下がらないのでしょうか…?

    でもでもとてもいい作品でした!
    薬丸さんの作品また読みます!

  • 読みやすかった。
    読み易すぎてさらーと読了しまったのがもったいないくらい。
    イヤミス好きとしては、オムライスの話がいちばん印象に残った。その展開は考えてなかったーという結末。
    あってはいけないけど、人間だからそういう感情もきっとどこかにある。嫌な意味での人間臭さがある。
    あまり共感したりできる話はなかったけど、さらっと楽しめる作品でした。ドラマ化しているそうで。これはドラマ化合いそうだ。

  • 感動した。夏目さんが凄すぎて。

  • 悲しい過去から刑事に転職した男の、優しくも悲しい“まなざし” 。
    他人の痛みを理解できるから優しいというより、優しい人は初めから優しいのだと思った。

  • 少し変わった経歴を持つ刑事が主人公の連作ミステリー。
    自身の娘を犯罪によって植物状態にされた元法務技官が、刑事となって事件に関わっていく。どの作品も社会の片隅でなんとか真っ当に生きていこうとあがき、努力し頑張っていながら犯罪を犯してしまう人々が出てくる。
    そして最後の作品では刑事の娘が傷つけられた事件の犯人がわかる。事件は解決したわけだが、そこに至った経緯や背景を見ると一概に犯人を憎めない。これは最後の作品ばかりでなく、この連作集に関して全てに当てはまる。そして刑事自身もどの作品の犯人に対しても厳しいばかりでなく、暖かく包み込むように対峙していく。
    今までにない刑事小説と言える。

  • 薬丸岳を読むなら、このシリーズからがいいよ!と著者のファンから勧められて手に取った。

    連作短編集なのだが、各エピソードで優しい眼差しの夏目刑事が登場するだけで、なぜか笑えてしまった。(お約束感がはんぱなかったせいか)
    ベタなメロドラマだし、どうも私のテイストではないかも……と思いつつ、最後の中編で一気に心をわしづかみにされた。
    過去に犯した過ちを隠しながら生き続ける主人公。
    今では人生の伴侶と子供にも恵まれ幸せに過ごしてきた彼の元に、過去の悪事を暴露しようとする人物が現れて……
    その主人公の追い詰められていく過程の描写が素晴らしい。
    このくらいハードに苦しまなければ最後に得られるカタルシスも大きくなるというものだ。

    手に汗握って読んだ。
    掛け値なしに面白かった。

  • 一気読みしました。短編連作で読みやすかった。すごく嫌な事件ばかりだけど、主人公の性格やこれまでの経歴を活かし、するする解いていっている感じが良かったです。表題作の「刑事のまなざし」はモヤモヤが残ってしまいましたが、続きを読みたいと思いました。

  • タイトル作品以外はいまひとつ。1編1編が短すぎて ショートショートのような感じ。タイトル作品はそれなりの内容で展開も予想外だったが、夏目さんがあまりにも素晴らしい人過ぎて最後の理屈に納得できない。我が子に黒い感情をぶちまけることはできないが、真の悪人は世の中から存在を排除されても仕方がないと思う。

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著者プロフィール

薬丸 岳(やくまる がく)
1969年生まれ、兵庫県明石市出身。1988年、駒澤大学高等学校を卒業。高野和明の『13階段』の影響で小説家を目指し、2005年『天使のナイフ』が生まれる。同作で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。日本推理作家協会現会員。
2016年『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞、2017年「黄昏」で第70回日本推理作家協会賞(短編部門)をそれぞれ受賞。その他の代表作として「刑事・夏目信人シリーズ」があり、2018年2月にシリーズ最新作『刑事の怒り』が刊行されている。

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