浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)

  • 講談社 (2012年7月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784062773010

作品紹介・あらすじ

数学好きの人間だけが集まる奇妙なリゾートホテル“ホテル・ド・フェルマー”。一ヵ月前に起きた密室殺人事件に挑むことになった浜村渚と武藤刑事らはホテルに隠されたもう一つの謎に出会う。それは前オーナーの莫大な遺産のかかった不可思議な「なぞなぞ」だった。シリーズ初の長編が、文庫書下ろしで登場! (講談社文庫)


渚、ついに「フェルマーの最終定理」に挑む!
数学好きの人間だけが集まった奇妙なリゾートホテル。そこには、莫大な遺産のかかった“謎”が隠されていた。

数学好きの人間だけが集まる奇妙なリゾートホテル“ホテル・ド・フェルマー”。一ヵ月前に起きた密室殺人事件に挑むことになった浜村渚と武藤刑事らはホテルに隠されたもう一つの謎に出会う。それは前オーナーの莫大な遺産のかかった不可思議な「なぞなぞ」だった。シリーズ初の長編が、文庫書下ろしで登場!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

数学の魅力が詰まった作品で、特に「フェルマーの最終定理」に挑むストーリーが展開されます。舞台は数学好きが集まるリゾートホテルで、密室殺人事件や莫大な遺産にまつわる謎が織り交ぜられ、読者を引き込みます。...

感想・レビュー・書評

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  • 数学の豆知識がイイ。
    渚の恋に進展はあるのだろうか?なかなか想像しづらいが、いずれ黒い三角定規に捉えられ、恋する気持ちが表出する場面があるに違いない。
    それを見届けるまで、シリーズを追いかけてみようと思いつつある。

  • 数学は嫌いだし苦手だけどミステリーが好きだから読み進めてるシリーズ。
    今回は渚ちゃん夏休みでホテルを舞台に繰り広げられる話で面白かったー!

  • 瀬戸内海に浮かぶ島で起きた事件が「黒い三角定規」に関係しているようだ、との事で現地に向かう渚ちゃん達御一行。なのに岡山県警の寺森に別の島の数学好きしかいない数学要素満載の「ホテル・ド・フェルマー」に連れて行かれここで起きた密室状態での転落死事件とホテル前オーナーが残した遺産の在処の謎に挑む事になる。今回は簡単な謎々から結構難しめの数学ネタも出てくるけど数学好きの皆様の愛に溢れた解説が丁寧で楽しく読める。謎はパズル的要素強めだけどその分上手く数学と絡み合っており理解した瞬間のスッキリ感が気持ちいい。学生時代に読んでいたらもう少し数学好きになれたかも、と思える一冊。

  • とても、良かった
    今までフェルマーの定理は名前だけ知ってるって感じだったけれど、読んでいてこれがフェルマーの定理なのかと、思った。数学好きにはたまらない作品だった。

  • 浜村渚シリーズ第四作目。初の長編、最高だった。「フェルマーの最終定理」と聞けば、数学好きは興奮する。そして、孤島・館はミステリ好きにはたまらない。また、数学用語のオンパレード。フェルマーの最終定理はもちろん、クラインの壺、パスカルの三角形、フェルマー数、アルキメデスの原理、等々。さらに、読者への挑戦状付き。最後のトリックの証明は、見事な伏線回収だった。数学・ミステリ好きは、必読の書。

  • フェルマーとか、パスカルとか、デカルトとか、名前だけ知ってる数学者(デカルトは哲学者としてだけど)の発見した定理とかはすごく有名だけど、それを証明しろというと、・・・汗、となる。数暦もほとんど知らなかったし、クラインの壷も、本のタイトルだけ知ってた。
    今まで、勉強が嫌いではないと思っていたけど、好奇心と興味を持って深くまで調べたことってなかったな、と反省。

  • 相変わらず勉強になって楽しかったです。
    ただ、フェルマーの最終定理がテーマなのに、フェルマーの最終定理の解き方についてはあんまり分からなかったのが残念。
    難しすぎて、簡単には説明できないんでしょうね。

  • 数学が義務教育から消えたことに反発して
    数学の地位向上を求めて数学者たちが数学テロを実行
    警察と天才数学中学生・浜村渚が彼らに対抗する
    浜村渚シリーズ第3と1/2弾!?

    今回は増留間島のホテル・ド・フェルマーにて
    転落死、ホテル創設者の遺産などなどについて
    武藤さん、大山さん、そして渚ちゃんが立ち向かう

    物語全体ではフェルマーの最終定理が題材になっています
    至るところに数学要素が散りばめられていて
    読んでいてワクワクしました^^

    最後のオチは驚きと切なさからとても感動できます゚(゚´Д`゚)゚

    でもその感動を書くにはこの余白は狭すぎる

  • ミステリ好きなら証言+証拠と閃きで事件のトリックが解ける。
    数学好きならば条件+知識と閃きでさらにその先の謎も解ける。

    数学とミステリーは似ているのかもしれない、
    そんな風に感じさせる作品です。

  • 長編も面白かった!

    島のホテルなんてミステリーが起こるに決まってる!って思ったし起きてはいるんだけど、その場では誰も殺されないし渚は楽しかったって言ってるしよかったなーって。
    最後のソフィーとの場面も素敵で良い。

    相変わらず数学わからず読んでるけど、
    15パズルとマカロンのやつはわかって嬉しかった!

  • 今回は長編。
    ちょっと数学が理解できて読みながら勉強もできました笑
    むかし好きだった算数、数学。
    天秤問題とか読みながら考えた〜。兄弟への分配問題、あれって別の解き方ありますよね?笑

  • シリーズ初の長編です。岡山の帆辻島で爆発が起こり、いつものメンバーが島に行く事に。しかし渚の都合で武藤と大山は渚と共に1日遅れて行く事になった。岡山県警の寺森が迎えに来ていて漁船に乗って帆辻島へと思っていたら、到着したのは増留間島だった。そこにあるホテルは渚好みだった。寺森に意図的に連れてこられたのだ。島であった今西優奈の転落死の真相は?ホテルのオーナーだった塩沢が残した遺産は見つかるのか?そして意外な事に武藤が転落死の犯人を突き詰めた。

  • 今回も大変面白く読ませていただきました。相変わらず数学部分は飛ばし読みです。初めての長編と言う事でしたが、どちらかというと短編が長く成っただけと言う感じでした。

  • 「転落死×隠された遺産」
    最終定理が解けるとき。
    人生をかけて立証したはずなのに、イタズラ心のせいで全てが白紙になってしまうなんて。
    楽しい旅行と思えばいいのかもしれないが、本来の目的を達成出来てないのは大丈夫なのか。

    「聞き込み捜査×ゲーム」
    証明するための下準備。
    どれだけ聞き込みをしても、事件だという証明が出来ない限り頑張りは無駄になるかもな。
    泳がされているのは犯人だけでなく、自分たちもだと自覚しきれてないから襲われたのでは。

    「すべての謎が解けるとき」
    不屈の難問を解くため。
    当時起きた事に関しては本人たちも認め証明されたが、音はどうやって隠したのだろうか。
    知る者が聞けばなるほどと思うのかもしれないが、定理に当て嵌めるまでが難しすぎないか。

  • 相変わらずすいすいと読み進めることができて、なおかつ知的にも満足させられる作品シリーズである。
    今回のテーマはフェルマーの最終定理。
    数学に詳しくない人でもなんとなく耳に覚えはあるかもしれない。自分は数学なんてからっきしだったが、それでもうっすら聞いたことはあるのである。
    個人的には定理の内容そのものよりも、それに付随する証明するには余白が狭すぎるとか言ってしまうくだりなんかが記憶に残っているのだが、肝心の中身はさっぱりである。そんでもってこの定理の中身そのものは、正直言って事件とはあまり関係ない。
    だが、そこかしこに散りばめられた数学ネタや知識が、なんだか読み終えた自分を2レベルくらい上げてくれたような気にさせてくれるのである。
    個人的にはミステリーの中で数学をうまく絡めたマステリーとでも呼びたくなるシリーズなのである。

  • シリーズ4冊目でフェルマーの最終定理に入るのは少し早くないか? と何となく思った。x^n+y^n=z^nを満たすn=3以上の自然数はないことを証明するために苦闘した数学者たちの逸話を織り交ぜて物語は進行する。著者があとがきで触れたS・シン著『フェルマーの最終定理』は2013年に読了済み。しかし、本作に登場した料理「リベット」のことは記憶になく、小説家の着眼点と記憶力は凡人とは違うのだな~なんて思った。最後にキューティー・オイラーの「お礼」動画を見た警視庁・武藤刑事の気持ちは如何ばかりか。『ルパン三世』みたいなオチだな~(笑)

  • 記録用

  • シリーズ初の長編で、これまでで最も数学的要素が多い。
    しかし、第3巻までを読んだ人であれば、数学の楽しさがわかっていて(もしくはわかってきて)、のめり込める作品になるはずだ。

    最大のテーマはタイトルの通り「フェルマーの最終定理」だ。
    それにまつわる理論やら逸話やらをまとめて味わえる。

    ミステリ作品としても傑作だと思う。
    なにしろ途中で著者が「読者への挑戦」をやってのけているくらいだ。

    これまでのシリーズで一番の出来だと思う。

  • ふぇるまー

  • 3と1/2さつめとはシリーズ長編だからではなく番外編のような扱いだからなのですね。余白が少なすぎるというフレーズで有名なフェルマーの最終定理。これについては内容を詳しく触れてはいません。ですがそれに絡めたいろいろな数学者の人となりやエピソードがたくさんあり楽しめました。本格としてもしっかりできていたと思います。実は読んでいるうちにいつものメンバーよりパスカルに惚れ込んでしまい…なんともラストが甘酸っぱいものになりました。サイモンシンの「フェルマーの最終定理」は積読なのでなるべく早く読もうと思います。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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