獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4604
感想 : 279
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773447

作品紹介・あらすじ

愛する者と結ばれ、母となったエリン。ある村で起きた闘蛇の大量死の原因究明を命じられ、行き当たったのは、かつて母を死に追いやった禁忌の真相だった――

上橋菜穂子さんの異世界ファンタジー「獣の奏者」第3巻がついに文庫化!ブクログでの評価も高い大人気シリーズの続編です。

感想・レビュー・書評

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  • 2巻のあと、10年後の物語。
    突然エリンが子持ちになってて、最初はちょっと頭が追いつかなかった。
    エリンが再び渦中の人になってしまい、今度ばかりは政治から逃げられない状況に。
    エリン一家もそうだけど、真王たちもこれからどんなことを考えて選択していくのか…

    ひたすらに駆け上がっていくような物語展開で、ずっと緊張感がある。
    早く彼らに安らぎを与えて欲しい…!

  • 4.3
    面白かった、が、1.2.巻よりは少し物足りなかった。
    2巻目の終わりから、いきなり年月が経過したところからスタート、予想してなかったので、入り込むのに少し時間が掛かりました。
    それでも、9年間平穏だったとの事で、そこを書かれてもあまりインパクトは無かっただろうなと思います。
    最終巻を楽しみに読みます。

  • 3巻目だが、全く中弛みなし。
    王獣と闘蛇にはまだまだ謎がたくさんあるが、最終巻で明かされるのだろうか…?
    これからエリンとイアル、ジェシの進む道を考えるととても辛い道になることは想像できる。
    難しいとは思うが、自分たちの幸せも考えてほしい。
    エリンの活躍とハッピーエンドに願いを込めて…最終巻へ。

  • あれから11年の月日が流れ、エリンはイアルの子 ジェシを授かっていた…

    母の死を連想させる「牙」の突然死の原因を探るため、黒鎧のヨハルと共に最初の闘蛇村であるウハン村を訪れたエリン。
    しかしそこで明らかにされたのは「牙」の死因だけでなく、闘蛇衆の技術がラーザに漏れた可能性だった。

    敵国が闘蛇部隊を保有する場合、こちらは王獣部隊で対抗するしかない。そう思い詰めるセィミヤはエリンに王獣部隊の結成を命じるが、王獣を兵器として操ることに抵抗を感じるエリンは神々の山脈へ「かつての惨劇」の真相を辿る旅に出る決意をする。

    終盤はジェシ目線からイアルとエリンの絆や決意が描かれ、いよいよ次巻最終巻へ…。

  • 獣の奏者Ⅱの続編で、降臨の野(タハイ・アゼ)の奇跡から11年後の物語。

    エリンは、夫となったイアルと息子のジェシと暮らしていたが、闘蛇大量死の原因究明を命じられ、家族と離れ闘蛇村の調査へ赴き、その真相に辿り着く。

    対立していた真王(ヨジェ)セィミヤと、大公(アルハン)であるシュナンは結ばれたが、真王領民の反発は著しく不安定な情勢が続いていた。

    そして隣国ラーザの攻撃が激化し、真王はエリンに王獣部隊をつくるよう命じる。初めは拒否していたエリンだったが、遂に立ち向かう決心をする。





    元々はⅠとⅡで完結している物語らしいので、おまけ程度の気持ちで読んだが、やはり何度か中弛みしてしまった。

    探求編は、新キャラの紹介やその後の状況説明だったと割り切って、完結編に期待したい。

  • 母になったエリン。
    闘蛇の中で牙にされる闘蛇は、どう選ばれるのかが当編で明かされた。
    牙が全滅したことで母を失ったエリンが、その原因を突き止めたシーンは、エリンと一緒に言葉を失ってしまった。そして祖の時代の謎にも迫っていく。真相は、まだまだ深いようだが、かなり重要な情報をエリンが知る本作は、とても面白く、じっくり読んだ。
    主眼がエリンのなったり、イアルになったり、ジェシになったり切り替わりも、物語につど新鮮さを与えていて、結果、重要なシーンのイメージが膨らんで頭の中の世界観が浮かび楽しかった。

  • 鬼が出るか蛇が出るか獣が出るかわからないが、
    賽を振るしかない。

  • んがー。きなくさくなってきた…!
    早く続き読みたいです。国と国のうねりに翻弄されて生きざるを得ないエリンとイアルが切ない。
    ロランが好きだ。


    でも、二巻と守り人シリーズまでは子供産んで終わるまい、みたいな強い女性の強い意志を感じてそこが大好きだったのに、ここから鹿の王まで子供素晴らしい子育て素晴らしい男女の交わり素晴らしい方面に行ってしまったのは、個人的につらかった…

  • 上橋菜穂子のファンタジーの魅力は、視覚だけではなく、聴覚、触覚、味覚、嗅覚でも感じられるところ。
    本書も例外ではなく、視覚優位の「お話し」になりがちな架空の世界を、地に足のついた、さわれそうでにおいそうなすぐ隣にある世界に変えてくれる。
    だから、主人公エリンに降りかかる困難もお話しの進行上の困難ではなく、人生の一部としてぶち当たってしまいどうしようもなく苦しい困難として悩める。

    一度は完結した物語だったのに、佐藤多佳子に(間接的に)せがまれて続編を書いた、というあとがきにビックリ。
    母になったエリンの物語を読めてよかった。松明を聖火リレーのように繋いでひろげていく、という本作品のモチーフイメージは、まさに生物が命をリレーし繁殖していくイメージに重なる。
    伝えられる側から伝える側への切り替わりというのは、私の人生に起きた最も嬉しく戸惑う変化だった。それが描かれていたように思う。

    上橋さんに感謝。

  • ヨハンの「黒鎧~」のくだりが最高に痺れた。
    イケおじカッコイイ.......!
    (個人的1番好きなシーンはここです)

    .......以下独り言

    イアルとエリンの心のやり取りがもっと知りたいな.......と思うなど。10年の間に色々あったんだろうし、あと、なんでエリンがイアルを選んだのかな?は気になるんですよおおおおおおお。

    あとね、お母さんなはずなんだけど、お母さんの側面より獣の奏者の側面、闘蛇のお医者さん?の側面がしっかりかかれてて、なんというか、お母さんという言葉がすごく遠く感じる。
    (あああ、なんか上手く書けないもどかしい)
    私の求めてるお母さん像とは違うからなのか?密やかに静かに愛情を示すタイプのご夫婦からしっかり愛情を受け取れてるジェシはすごいなぁ。そうやって育てた2人ももちろんすごいんやけど。

    真王は母になってても、どうして好きになれない。
    完結編でちょっとは成長しててほしいと思ってしまう。王やねんしオカンなんやで、アンタ。頑張れ。

    ⬆のような感じでモダモダしてたので、最初の2冊に比べて読むのがわりとしんどいな、な3冊目でしたよ.......。
    疲れた。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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