獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 236
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773447

感想・レビュー・書評

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  • 謎を解き明かそうとして
    奮闘するエリンの物語にぐっと引き込まれました。
    もう一度、読み直そう…



    2019.05.27
    二度目の読み直しを終えました。
    この一冊は、本当に切なくて辛い。
    家族にやっと会えたと思っても
    次の試練がまた襲ってくる…
    エリンやイアルの真っ直ぐな思いが、とても辛かったです。幸せになりたいのに、なれない…
    ジェシの視点の章もあったり、切なくなって胸が苦しくなる一冊でした…

  • エリンの人生を自分がなぞっているような気分になる。このまま一気に完結編にすすんでしまう。

  • Ⅲ探求編

    「生まれて、死ぬまでのあいだに」
    「この十年があって、よかった」

    そう思える人生はすばらしい。
    イアルとエリンのこの十年。

    自分がほんとうにせねばならぬことは、いま、ここから始まるのだ。

    ちょっと鳥肌でした。

    個人的には500ページのロランが口にしたエリンへの気持ち。
    人に惹かれる気持ちにとても共感。

    「ま、ちょっとはそういう感じもあるけど、それより…」
    「幸せになってほしい人なんだよ」

    そう思える人。

    • 9nanokaさん
      10年があってよかった、を読んで、10年しかないなんて、と私は思っちゃったんですけど、komoroさんは良い方に捉えていて、目から鱗でした。...
      10年があってよかった、を読んで、10年しかないなんて、と私は思っちゃったんですけど、komoroさんは良い方に捉えていて、目から鱗でした。確かに、そんな風に思えるほど質の濃い時間ってなかなか過ごせないですよね。

      ロラン、不思議な人でしたね。エリンに影響を与えた人であるのは間違いないですね(^^)
      2015/08/01
  • 秘められて、解らなくなってしまった大災厄。
    王獣と闘蛇の飼育の掟に隠された事実を紐解きながら大災厄の真実を探し求めるエリン。夫や息子との穏やかな生活を切望していても、真実を求めようとする気持ちを抑えることはできない。
    人とは知識を求めるものだから。迷いながらも自分の行く道を自分で選びながら行くのは辛いこともあったはず。
    それでも選んでいく彼女の強さにあこがれる。

  • 上橋菜穂子のファンタジーの魅力は、視覚だけではなく、聴覚、触覚、味覚、嗅覚でも感じられるところ。
    本書も例外ではなく、視覚優位の「お話し」になりがちな架空の世界を、地に足のついた、さわれそうでにおいそうなすぐ隣にある世界に変えてくれる。
    だから、主人公エリンに降りかかる困難もお話しの進行上の困難ではなく、人生の一部としてぶち当たってしまいどうしようもなく苦しい困難として悩める。

    一度は完結した物語だったのに、佐藤多佳子に(間接的に)せがまれて続編を書いた、というあとがきにビックリ。
    母になったエリンの物語を読めてよかった。松明を聖火リレーのように繋いでひろげていく、という本作品のモチーフイメージは、まさに生物が命をリレーし繁殖していくイメージに重なる。
    伝えられる側から伝える側への切り替わりというのは、私の人生に起きた最も嬉しく戸惑う変化だった。それが描かれていたように思う。

    上橋さんに感謝。

  • 先が楽しみです

  • 2016夏読了

  • 2013.9/14 エリンに子ども?!冒頭で驚かされる。人が社会で生きるということは、その国のありようで生き方も変えられてしまうということ...母となっても探究心を失わない、いや子どもの未来のために更に前のめりになっていくエリン...結構辛い。救いは息子ジェシの闊達さと、夫イアルの静かな支えか。

  • 大人になっていて驚いた。不穏なところで続きになっていて気になる。

  • エリンは最後まで貫いた。報われたと思う。

著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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