吸涙鬼 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 158
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773706

作品紹介・あらすじ

満月の夜に忍び込んだ学校の屋上庭園で意識を失ってしまった美紗は、奇妙だが不思議な魅力を放つ転校生・冬馬に助けられた。翌日、美紗は彼の住む家を訪れて不治の病いを打ち明ける。一生に一度だけの恋を冬馬に抱く美紗。しかし、冬馬は誰にも明かせぬ秘密の存在-涙を吸って生きる吸涙鬼の一族だった。

感想・レビュー・書評

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  • 少女漫画のような設定とストーリーは普通読んだら気恥ずかしくなるが、市川さんの小説は不思議とそれを感じさせない。

  • 悠久の時を生きる吸涙鬼の一度だけの恋という切ない設定にくすぐられて触れました。
    表現が繊細できれいだけど、語り手の女の子が生きることを諦めているせいかどうも淡々としてて、真夏のかげろうのようだった。
    登場人物の名称のほとんどが彼や彼女で構成された物語だと思っていたので最後に主人公の名字が出てきてちょっと残念。ヒーローの彼も最初にフルネームだったし、終始名前で呼ばれていたけれど……。
    切ない話だと感じたのはあらすじを読んだ時が最高潮。

  • 綺麗な文章で紡がれたお話です。切ない愛のかたちが描かれています。読後はぼんやりとしていて表現しにくい、瑞々しさが残ります。

  • ウエットな恋愛もののような出足から一転、物語はファンタジー的色合いが強くなる。
    ただ、やり過ぎではなく節度があるので、落ち着いた心に沁みる作品に仕上がっていると思います

  • 吸涙鬼という設定について、もっと触れてもいいんじゃないかなと少し思いました。
    でも、市川さんらしい、切ないけれど美しくて綺麗なお話でした。

  • 一つの愛の形なのだろうが、共感できず、興味ももてなかった。

  • 久々の長編がでたので、当時すぐに購入。三次元の世界かな。現実離れすぎて入れこめないところもあったけど、優しいタッチは期待どおりの市川さん。

  • 愛を信じるすべての人のために。人の涙を吸って、ひっそりと生き延びる種族がいた。愛するがゆえに身を引かねばならない悲しい性.彼らの幸福とは・・・。どちらかいうと恋愛小説よりもファンタジ小説に近いかもしれない.ストーリは何となく物足りなさを感じたものの,結末はとても切なく美しい.さすが市川さんって感じかな.

  • 人間離れした1族とそれに恋した女の子のお話。

    吸血鬼からとったのだろうけど、
    涙を吸うところの必要性がイマイチ理解できなかった。

    最後の終わり方は、市川拓司らしく美しかった。

  • 帯文:"愛を信じるすべての人のために" "人の涙を吸って、ひっそりと生き延びる種族がいた。" "死の諦念と対峙する男女の物語。"

    目次:プロローグ、第一部、第二部、第三部、第四部、第五部、エピローグ、解説 金原瑞人

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