零崎曲識の人間人間 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773720

作品紹介・あらすじ

零崎を始めるのも、悪くない。最強の"音使い"、ついに現る。西尾維新文庫「人間シリーズ」第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 三作目の零崎は少女趣味と書いてボルトキープと読ませる二つ名の曲識が主役。今回は続々と殺し屋が現れるバトル小説で、戯れ言シリーズの間を埋める物語のためファンは歓喜だ。少女以外は殺さない曲識の運命はいかに。メフィスト賞受賞した際のミステリからラノベ寄りになりつつもやはり面白いんだよな。

  • 正直、戯言シリーズから惰性でやや読んでいる零崎シリーズだが、今作はとても面白かった。曲識のキャラクターが凄く良い。また、時系列を超えていろいろなキャラクターとの能力バトルが繰り広げられて、展開もエモくて良かった。ちょっといい話すぎるかな、、、
    間違いないのは「今作から読んでも楽しめる」本ではまったくない。これは、戯言シリーズと零崎シリーズを読んで初めて楽しめるファンブック。

  • 殺人鬼・零崎一賊は殺人という一面を除けばすごく人間らしい人たちなのかなと読了直後の感想。最期は想い人に会い、渾身の一作を奏でて笑って逝けるという死に方で本当に満足だったろう。殺人鬼なのに、バトル描写もあるのに、血生臭さの感じられないキャラでした。しかし人間シリーズ読む度に戯言シリーズが読み返したくなりますね。子荻ちゃんへのスポットの当てられ具合がハンパないだけに(笑)

  • 曲識さん好き!!!!
    曲識視点で語られる短編集。
    赤い少女との出会いと、家族との関係と。

    戯言シリーズ本編で語られていた「零崎全滅」の詳細が、少しだけ出てくる。
    真心のスイッチが「あの言葉」であるところで泣きそうになった

  • 何でかわからないけど、本棚にあった久しぶりの西尾維新。
    やっぱりスピード感があって読みやすい。
    これだけでは何じゃこらなので、戯言、人間シリーズ読んだ後で。

  • 零崎曲識(ぜろざき・まがしき)―殺人鬼。
    零崎双識(ぜろざき・そうしき)―殺人鬼。
    零崎軋識(ぜろざき・きししき)―殺人鬼。
    零崎人識(ぜろざき・ひとしき)―殺人鬼。
    無桐伊織(むとう・いおり)―殺人鬼。
    匂宮出夢(におうのみや・いずむ)―殺し屋。
    総角ぱれす(あげまき・ぱれす)―殺し屋。
    総角ろうど(あげまき・ろうど)―殺し屋。
    総角さえら(あげまき・さえら)―殺し屋。
    哀川潤(あいかわ・じゅん)―最強。
    想影真心(おもかげ・まごころ)―最終。
    西東天(さいとう・てん)ー最悪。
    架城明楽(かじょう・あきら)―邪悪。
    由比ヶ浜ぷに子(ゆいがはま・ぷにこ)―メイド。
    罪口積雪(つみぐち・つみゆき)―武器職人。
    右下るれろ(みぎした・るれろ)―人形士。
    萩原子荻(はぎわら・しおぎ)―策士。

    1、ランドセルランドの戦い
    2、ロイヤルロイヤリティーホテルの音階
    3、クラッシュクラシックの面会
    4、ラストフルラストの本懐

    音はすべてを支配する。
    世界を、時間を、空白を。
    絶望を、思想を、感覚を。
    機会を、景色を、星々を。
    了解を、殺戮を、指先を。
    過去を、契機を、順番を。
    知識を、蒙昧を、恋愛を。
    人間を、人間を、人間を。
    曲がることなく、支配する。

  • 2016/08/05

  • 人間シリーズ3作目。
    読んでいくとだいぶ戯言シリーズに近づいた感じがありますね。でも零崎一賊はこれで終わっちゃうと思うと物悲しいですね。

  • 戯言シリーズ・人間シリーズを読みましたが、曲識の人柄・ストーリーがなんだかんだで好きです。
    戯言シリーズの本編では名前しか出ないので期待感がすごかったんですが、予想通りの変人で、でも切なくて面白かったです。

  • “少女趣味”こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。“音使い”零崎曲識の闘いが今、始まる!

  • 一週間,苦しめられた~5年前,遊園地ランドセルランドでの騒動で,曲識は「小さな戦争」の一場面で双識のサポート役として,楽器と声を操って,総角ぱれす・ろうど・さえらの三姉妹を倒したが,殺したのは少女・さえらのみ。上二人を始末したのは,人識と匂宮出夢だった。十年前,ロイヤルロイヤルティーホテルで「大戦争」で狐と鷹の戦いの背景として,曲識の音に反応しないアンドロイドのメイド・由比ヶ浜プニ子を倒せたのは,死んだはずの少女・哀川潤を歌で操った。二ヶ月前,経営するピアノバー・クラッシュクラシックで,人識と の逃避行で罪口積雪との仲介を果たして,積雪が作った義手の代償として人皮と人血で作ったブラックジャックの試しに立ち合った。そして,零崎一賊が敷識と自分だけになった時,哀川潤似の狐面の少女を操る右下るれろと対決し,144時間以上の曲で立ち向かい,遂に哀川潤を呼び寄せた~中高生には人気らしいが,どうやら,おじさんにはついていけない・・・どこが良いのだろう?

  • 曲識やっぱ好きだわ。
    死んでしまったのは残念だけど、「悪くないのだから悪くない」の曲識が最期に「いい!」って笑って死ねたのは本当に良かったと思う。
    そうさせてくれた潤さんに感謝感謝。
    潤さんは零崎一族にかなり関わっててそこもぐっと!

    家族を愛す零崎一族らしい人間だった。
    そんな曲識の恋の物語でもある。

    何気に罪口商会初登場?

  • 2013.9.27
    曲識ちゃんが思いこみが激しい天然でとってもかわいい。少女趣味じゃなければ一賊内で一番強いんじゃないかと思ってる

  • 零崎曲識。
    双識や軋識や人識と同様、零崎一族で少女趣味(ボルトキープ)の殺人鬼。
    本作にしか出てきたことがなく、そしてまた今後も本作以外には出てこなさそうやけど、零崎一族では一番好きなキャラやなぁ。
    知らん人には何を言ってるかさっぱりわからんやろうけど、それでもいい。
    とにかく、手に取ってからスルスルスルスルと読み進めて一気読みしてしまったんやから!

  • 最後を意地でも泣ける方向に持ってかなくてもいいと思うんだ…。るれろがネコソギラジカルで重傷だったのはこういう理由だったのかとか、徐々に全貌が繋がってきた感。あとはラストを残すのみ。

  • 零崎曲識の短篇集的な。
    過去の裏話的な。

    戯言シリーズの間を埋めるようで面白かった。
    少女趣味、というのが存分に生かされたのがランドセルランドだけ、というのはもったいない気もしないではないけども。

  • ラブストーリーでろまんちっく。若い頃の零崎おにいさんズ かわゆい

  • 少女以外は殺さない。自分に殺人の制約を課した音使い零崎曲識の物語。その制約は単に殺人のフェチズムではなく、哀川潤と再び会う時までものだった。個人的には伊織ちゃんと哀川が好きだから、もっと二人の物語を読みたかったけど、これはこれで面白かった。世界の脇役が主役になるときは切なかったけれど、本懐を遂げられていい締めだった。

  • 今年も新年最初の一冊は零崎。
    人間シリーズ第三弾。零崎曲識。

    うう…美しい曲識さん。
    ポニーテールかわいい。
    零崎一賊はまぁ、こりゃまぁ物騒なせつない恋をしておるのですな。命懸けで。

    人識くんは優しい子やー。
    優しい殺人鬼やー。
    伊織ちゃんと出夢くんとの関係をはっきりしておくれ。

    「零崎を始めるのも、悪くない」

  • 作品が進むごとに若者向けになっている気がする。単に自分が年取っただけ笑
    それでも気になるから残りも読むけどな!
    キャラクターとか設定とか、王道っぷりとか、やっぱ好きなんだよなぁ。気楽に読めるし。一方深く読もうと思えばできそうなのも良い。

  • クールな音使いの曲識は勿論格好いいのだけれど、家族に友情に恋にと「人間」の曲識もまた素敵な魅力があります。
    最後のシーンが感動的で印象的でした。

  • 12/02/2012 読了。

    曲識さんにまつわる4つの話。
    前の巻とか、ちゃんと覚えてなかったので、
    時系列が・・・「?」ってなりながら読んでました。

    零崎さんちは、殺人集団だけれど、
    変に温かなとこがある気がします。

    伊織ちゃんが登場していて嬉しかったなぁ。
    後、人識君が優しい。

  • 零崎シリーズめっさ面白いわ(^o^)

  •  零崎曲識のすべてがこの一冊に詰め込まれていた。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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