新装版 キリング・フロアー 下 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773812

作品紹介・あらすじ

殺されたのはもう何年も会っていない、財務省で通貨偽造を調査していた実の兄だった。おれがこの手で犯人を挙げる、誰がなんといおうと-。容疑が晴れ釈放されたリーチャーは女性巡査ロスコーと共に事件を追い、町を覆い尽くすある巨大な陰謀を明らかにしていく。アンソニー賞最優秀処女長編賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は英国人で大学出てTV局勤務してたが90年代にリストラされて作家になったという経歴。
    英国じゃなくてアメリカを舞台にしたのはスケールが大きくて強い主人公を描きたかったという。
    いや、たしかに強くて屈託も無くて、やるべきことを躊躇無くやり切る主人公は読んでて気持ちが良い。
    主人公は195センチ95キロの巨漢という事で映画のトム・クルーズとは違うけど、あの映画もあっけらかんとして結構いい感じ。毎日少しづつ読んで、そのたびにスカッとした。細かいことを言えばキリは無いが寝る前の楽しいひとときを提供してくれた。

    以下Amazonより-------------
    ジャック・リーチャー。元軍人。仕事も家族も、友人さえも持たずただ一人放浪する男。伝説のギター奏者の面影を求めて訪れたジョージアの田舎町で身に覚えのない殺人容疑をかけられ、刑務所で殺されかかった彼は、自分を狙う何者かの意志を察知する。刊行と同時に全米マスコミの絶賛を浴びたアクション巨編!

    殺されたのはもう何年も会っていない、財務省で通貨偽造を調査していた実の兄だった。おれがこの手で犯人を挙げる、誰がなんといおうと-。容疑が晴れ釈放されたリーチャーは女性巡査ロスコーと共に事件を追い、町を覆い尽くすある巨大な陰謀を明らかにしていく。アンソニー賞最優秀処女長編賞受賞作。

  • ジャック・リーチャー第一作

    あとがきにありましたが、作者は
    「弱い主人公」を描きたくなかった。
    ということを言っていて、確かに身体的な障害、暗い過去、心の傷などを抱える探偵や元警察官だったら心理描写が多くなって窮屈さや、勢いを殺してしまう部分があったかもしれない。
    それくらいテンポ良く、強い男ジャックの活躍は痛快でした。

     完全に武力・筋肉を前面に押す「ザ・アメリカ」ではなく「推理、諜報活動」の要素を持たせたのは作者が英国の方からでしょうか?見事にいい部分を組み合わせた作品

    ジャック・リーチャー、ほぼ無敵ですね。
    キャラクターのバランス良すぎて
    隙がない。
    アメコミで言うとスーパーマン
    1人でも戦っていける。(協力者はいるけど)

    後に共演することになる。
    カリン・スローターさんの作品の主人公、ウィル・トレントが暗いバットマンと言ったところでしょうか(暗いだけか…境遇は全然違う…)
    バットマンは、ほぼ人間で弱いためクロスオーバーしたヒーローが多く、逆にスーパーマンは強すぎて共闘したヒーローは少ないと聞いたことがあります。(ウィルは、女性ヴィラン3人とワンダーウーマンに囲まれてますが…)

    ジャックも孤独な旅はまだまだ
    続くのでしょう
    安定感がありすぎるので、少しずつ
    読んでいこうと思います。

    「ザ・ゴールド」も楽しみ。

  • ヒーローが悪党の企みを超能力の様なスーパー推理で解き明かし、バッサバッサ倒していく話です
    頭を空っぽにして楽しめます

  • 殺されたのはもう何年も会っていない、財務省で通貨偽造を調査していた実の兄だった。おれがこの手で犯人を挙げる、誰がなんといおうと―。容疑が晴れ釈放されたリーチャーは女性巡査ロスコーと共に事件を追い、町を覆い尽くすある巨大な陰謀を明らかにしていく。アンソニー賞最優秀処女長編賞受賞作。

    勧善懲悪まっしぐら。無敵のジャック・リーチャー、これはこれでいいのでは。

  • 先にドラマをみているので、どうしても映像は引きづられたけど、女性の扱いがだいぶ違ったような

  • こんなに殺していたんだ。やはり、ドラマ再見だ。

  • 元憲兵のリーチャーがアメリカ各地を放浪していてたまたま訪れた街のカフェにいると突然逮捕された。殺人事件の容疑が晴れると、実は殺されたのが、 財務省に勤める兄だと分かる。不穏なことが進行中の街で捜査に参加すると・・・

    面白かった。シリーズものでずっと手を出していなかったのだけれど、新作の評価が高いので、第一作から読むことにした。

    ハードボイルド+ミステリー+アクション。ラスト近辺のアクションがだれなくて良い。(どうせ主人公は助かるんでしょ?と思うと無駄に長いときがある)シリーズの別の作品がトム・クルーズ主演で映像化されたのも頷ける。

  • いやぁ、面白かったです。読み終わるのが惜しかったくらいです。ジャック・リーチャーのシリーズにハマりそうな予感。

  • これは癖になる面白さです。本当は手に入れたかったのですが、再販の目処が立っていないとのこと。図書館にあってよかった❣️
    これはジャック•リーチャーの第一弾。そしてリー•チャイルドの処女作だそうです。
    シリーズなので次も楽しみです。
    そしてこんな面白い本はぜひ再販して欲しいです。

  • CL 2019.5.8-2019.5.11

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著者プロフィール

1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる。以後、ジャック・リーチャーを主人公としたシリーズは現在までに23作が刊行され、いずれもベストセラーを記録。本書は22作目にあたる。

「2019年 『ミッドナイト・ライン(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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