スリースターズ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 55
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773881

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  • 苦しくなるような環境。
    家族、学校の友達との関係。
    外からみてもわからないけど
    当事者はそれぞれ葛藤や苦しさに
    逃げ場が無くなって息苦しさを感じている。
    読んでても3人の少女それぞれの
    生き方に、おかれた立場に
    苦しさを感じずにはいられませんでした。
    親の影響なんて子どもがそう簡単に覆せるものではないし、
    そういった環境で育ったがゆえの性格や立ち振舞いを
    学校の友達に責められたってどうしようもない。
    逃げ場のなさが本当に苦しいです。
    そんな3人が出会って自殺(心中?)計画から
    世の中へのメッセージを込めてのテロ計画へ…!
    自殺願望のある3人が集まり、進む道が決まったところで
    それまでの息苦しさが軽減されていきました。
    テロ計画とか死ぬような計画はどうなのか、と思いますが
    3人が少しずつ理解しあっていくところは良いですね。
    きちんとみんなでわかりあって
    生きていく未来であれば良いな、と期待のもてるラストでした。
    分厚かったですが面白かったです。

  • 【あらすじ】
    ブログ『死体写真館』の管理人・弥生、運命の恋を夢見る飢餓状態の愛弓、周囲の期待にがんじがらめの水晶。自殺を決意してケータイで出会った中学生の少女たちは“この間違った世界”を変えるため爆弾テロ計画を企てた。行き場を失くした孤独な少女たちのあやうい青春を描いた衝撃作、待ちに待った文庫化。

    【感想】

  • お金持ちだけど心が歪んでいて、ブログ「死体写真館」の管理人をしている弥生。両親はフラフラしてご飯も充分に貰えない、生活レベルは最底辺だけど運命の恋を夢見る愛弓。周囲に期待されすぎて真面目ちゃんになってしまった水晶(きらら)。
    ブログで出会った3人が世の中の間違いを正すために企てたのが爆弾テロ計画でした。

    行動力が3人ともあり中学生なのにすごいなと思いました。
    私は特にきららが最初と最後で凄く人が変わって、やればできることに感心しました。
    また、弥生が最後には恐ろしく可哀想に思えました。
    愛弓は過酷な状況にも関わらずポジティブすぎて羨ましいです。

    3人とも親からの愛が注がれていない子たちでした。自分が如何に幸せに暮らしているかを実感しました。

    ちょっと長めの話でしたが、中盤から読むことを止められなくて大変でした。
    梨屋アリエさんの本やっぱり面白いです。

  • 自分に注目してほしい、リスペクトしてほしい、背伸びして頑張っていることではなくて頑張っている自分のことを誉めてほしい、愛してほしい。っていうのはなにも悪いことじゃなくて、だけどそれをするのって案外めんどくさくて、しなきゃいけないことなんだけど、余裕がなくて。うーん、難しい!

  • 世界に絶望してみるが、自分たちの世界が、実は世界のほんの一部だと気づいていく…程度は違えど誰もが経験する感覚のように思う。大人になって初めてわかる感覚なのかも。

    表紙やキラキラネームに引っ掛かって読まないのは勿体無い。

  • 子供の思い込みを拡大肥大した小説で
    必ずしも読後感はよくはないのだが、訳知り
    な大人とは違う感覚に基づいた行動が新鮮!
    ラストのなんで爆弾テロするんだろ?という自問
    が笑えるというか同感というか(笑)

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