小鳥を愛した容疑者 (講談社文庫)

  • 講談社 (2012年11月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784062773911

作品紹介・あらすじ

銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼警部補・須藤友三は、リハビリも兼ねて、容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”に配属された。そして、そこでコンビを組むことになったのが、新米巡査の薄圭子。人間よりも動物を愛する薄巡査が、現場に残されたペットから名推理を披露。難事件を解決する! (講談社文庫)


警視庁捜査一課で活躍していた鬼警部補・須藤友三。ある現場で銃撃を受けて負傷し、やむなく最前線を離れることに。数ヵ月後、リハビリも兼ねて容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課動植物管理係に配属され…た途端、今まで静かだったこの部署に、突如、仕事の依頼が次々と舞い込む。刑事時代にはあり得なかった現場、に“驚愕”の須藤。動植物保護だけのはずが、なぜか事件の捜査にまで踏み込むハメになり、腕がなる!?元捜査一課・鬼警部補の前に立ちはだかったもの。それは可愛くも凶暴な小鳥だった--

みんなの感想まとめ

元捜査一課の鬼警部補がリハビリを兼ねて動植物管理係に配属され、動物を愛する新米巡査と共に事件を解決する物語です。凸凹コンビの二人が、ペットたちの特性や生態を駆使して難事件に挑む様子が軽快に描かれていま...

感想・レビュー・書評

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  • リハビリ中の元捜査一課の鬼警部補須藤が、
    容疑者のペットを保護する動植物管理係に配属された。
    コンビを組むことになった新米巡査の薄圭子は、
    様々な動物への知識と愛情いっぱいの変わり者。
    凸凹コンビの二人が、動物を保護しながら事件を解決していく話が
    軽いタッチで描かれていて、とても面白かった。

    川瀬七緒さんの法医昆虫学シリーズも好きなのだが、
    それよりもライトな短編集といった感じ。
    これは予想以上に楽しめて、ぜひシリーズを読み進めたい。

  • なかなかどうして本格ミステリ!
    動物知識から次々解決する事件。
    続編も読んでみたい。

  • おもしろい。かなりの動物マニア。

  • 拘留されている容疑者の飼っているペットを、飼い主不在の間の世話をする「警視庁総務部総務課動植物管理係(長い!)」。職務中の負傷により、第一線を一時降板しリハビリとして配属された敏腕刑事と無類の動物好きの専属係員の女性巡査のでこぼこコンビがキーアイテムとなる動物の生態や習性を通して難事件を解決して行くと言う趣向の警察ミステリー小説。
    表題の小鳥の他ヘビ、カメ、フクロウがそれぞれの話で重要な役割を担うだけあって専門的な話になると思いきや、薀蓄の講釈も実に的確で判りやすく、事件の謎に見事に当てはめて行く文才は筆者の「オタク小説家」の真面目を如何なく発揮している所が心地よい。
    動物をこよなく愛する優しさを持ちながら犯罪に手を染める飼い主の人間性に悲しくも切ない思いがする反面、地球上で最も優れた動物であるはずの人間の内面をシニカルに描いた良書。

  • ストーリーが面白く、一気に読めた。

    謎解き要素が意外としっかりしており、ミステリー好きも、読み応えを感じられると思う。

    また、主人公二人のキャラクターも魅力的で、二人の会話が軽快で心地良いところも好き。

  • シリーズのスタート。
    初対面でお互いのことがわからず気を使ってる感じがわかる。事件を解決していく観察眼や感の良さはすばらしく優秀。動物に対してドタバタしてるところや愛情深く接してるところとのギャップがあっておもしろい。

  • 警視庁総務部総務課動植物管理係、容疑者のペットを保護する名目で設置されたその部署に半ば島流しの形で配属されたのは警部補・須藤友三。コンビを組むのは動物にしか目がない薄圭子巡査。 現場一筋鬼警部補と変わり者巡査がペットそして飼主の情報を基に事件を追う。

    殺人事件の裏に動物の影有り!! 薄巡査が持ち前の知識でペットの生態、飼い主に現れる特徴から犯人に迫っていきます。 流石に証拠能力としては限度があるのでそこは鬼警部補の出番、一課で培った杵柄で犯人の動かぬ証拠を炙り出す。  ボケとツッコミも冴えわたるナイスコンビが贈るユーモラス動物ミステリー。

  • ミステリ、動物、謎の人物… 好きな要素が詰まっていてすいすい読める。 リハビリとして総務課に勤務している元刑事。その狙撃も謎がこれから出てくるのだろうし、薄はとにかく動物だけど、その、人とは違う視点が事件を解決に導いているのかも。とにかく、動物が傷つかないように思っているだけなのが。 須藤の柔軟さも好き。事件も面白いけど、動物の生態について知ることができるのも良い。半端な気持ちで生き物を飼ってはいけない。続編が楽しみ 小鳥を愛した容疑者 ヘビを愛した容疑者 カメを愛した容疑者 フクロウ愛した容疑者

  • 警視庁いきもの係は、TVドラマを見たのが出会いのきっかけでした。コミカルなドラマと思いきや、事件解決の過程が楽しかったのを覚えていて本を手に取りました。
    日本語が下手な動物博士が何故か警察官と言う設定も面白いですが、戦線離脱した敏腕刑事との掛け合いがつい笑ってしまう場面が多々あるのも楽しさの要素だと思います。シリーズものですので、次を読むのが楽しみです。

  • テレビドラマにもなった『警視庁いきもの係』シリーズの第1弾小説!
    動物好きな人には堪らない作品です。
     
    ペットといえば、犬、猫を想像する方がほとんどでしょう。
    その他に挙げるとすれば、ウサギ、リス、ハムスター、、、
    そんなところでしょうか。
     
    しかし、この作品で題材として取り上げられている動物は「え? これもペットにしていいの?」なんてものも。
    まあ、最近は森泉さんなんかの影響で認知度は高まってきてはいますが・・・
     
    小鳥、ヘビ、カメ、フクロウ。
    小鳥、カメはまあ飼ってる人もいるでしょう。
    最近は猛禽類カフェは流行ってるけどフクロウ飼ってる人まではなかなかいない。
    ヘビは、、、森泉さんは飼ってるけど、爬虫類苦手な人も多いのでは?
     
    小説を読みながら、それぞれの飼い方も勉強できて動物好きにはたまらない1冊。
    それに加えて警視庁総務部総務課動植物管理係の新米巡査である薄巡査の動物萌えっぷりが堪らない。
    ベテラン刑事の須藤警部補との掛け合いが絶妙に微笑ましくて、最初から最後まで楽しめる作品でした。
     
    続編の『蜂に魅かれた容疑者』『ペンギンを愛した容疑者』もぜひ読んでみたいと思います。
    え? ペンギン飼えるの?

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベースより)
    銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼警部補・須藤友三は、リハビリも兼ねて、容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”に配属された。そこでコンビを組むことになったのが、新米巡査の薄圭子。人間よりも動物を愛する薄巡査は、現場に残されたペットから、次々と名推理を披露する。

    知らない動物の生態が結構分かりやすく描かれているので、読んでいくウチにフムフムとなった。着眼点が面白い。

  • デコボココンビの掛け合いがおもしろい^^ 続編期待!!

  • 頭部に傷を負ったために一線を退かなければならなくなった
    鬼警部補 須藤と、「動物に関しては」エリートの新米巡査 薄の
    コンビが迷宮入りの事件や冤罪事件を解決していくお話。

    案外しっかりした推理物になっている。
    (元々推理小説を書かれている作家の
    作品のようなので当然かもしれないですが)

    薄の動物薀蓄にうんざりしつつも
    その動物好きに感化されていく
    須藤の変遷が愉快。

    ウミガラスに対する須藤の
    謎の知ったかぶりに笑った。

    あと、二人でタクシーに同乗する際には
    必ず向けられる、運転手からの
    薄に対するコスプレ疑惑の視線にも
    笑わせてもらいました。

  • 動物詳しかったら考察しながら出来るのかもしれないが、最後結末読むまで毎回真相が分からなかった。
    うずらやひよこを冷凍して餌にするのは少し嫌だなあって思っちゃった
    家の中で飼われているフクロウは幸せなのだろうかと考えてしまった
    たしかに捕まった人のペットとか、亡くなってしまった人のペットってどうしてるか知らないから気になった。

  • 個人的には量が多いので敬遠したい本ではあったが、欲に負けて読んでしまった←
    4話分、小話にしては量が多いけれども、一つ一つが繋がっている訳では無いからなんとか読破!
    小鳥、ヘビ、カメ、フクロウがそれぞれテーマになってて、どの事件もその動物たちの特徴が絡んでいて面白いし、薄巡査の知識量には脱帽もの…
    話の脱線が多いから少しイライラしてしまったけれども、現場畑の警部と動植物かかりの巡査の、それぞれの得意分野も生かされるよきお話でしたฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

  • 大倉崇裕の連作ミステリ作品『小鳥を愛した容疑者』を読みました。
    大倉崇裕の作品は昨年3月に読んだ『福家警部補の挨拶』以来なので、約1年振りですね。

    -----story-------------
    鬼警部×動物オタク!
    捜査一課でならした鬼警部の復帰先は世にも不思議な部署だった。
    動物の知られざる生態が事件解決のキーに!

    警視庁捜査一課で活躍していた鬼警部補・須藤友三。
    ある現場で銃撃を受けて負傷し、やむなく最前線を離れることに。
    数ヵ月後、リハビリも兼ねて容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課動植物管理係に配属され…た途端、今まで静かだったこの部署に、突如、仕事の依頼が次々と舞い込む。
    刑事時代にはあり得なかった現場、に“驚愕”の須藤。
    動植物保護だけのはずが、なぜか事件の捜査にまで踏み込むハメになり、腕がなる!?
    元捜査一課・鬼警部補の前に立ちはだかったもの。
    それは可愛くも凶暴な小鳥だった??
    -----------------------

    2010年(平成22年)に刊行された作品で、警視庁いきもの係に所属する窓際警部補・須藤友三(すどう ともぞう)と動物大好き新米巡査・薄圭子(うすき けいこ)のコンビが、動物の生態をもとに事件解決に奔走するミステリ……フジテレビ系でテレビドラマ化もされている警視庁いきもの係シリーズの第1作です。

     ■小鳥を愛した容疑者
     ■ヘビを愛した容疑者
     ■カメを愛した容疑者
     ■フクロウを愛した容疑者
     ■解説 香山二三郎

    銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼警部補・須藤友三は、リハビリも兼ねて、容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”に配属された……そして、そこでコンビを組むことになったのが、新米巡査の薄圭子、、、

    人間よりも動物を愛する薄巡査が、現場に残されたペットから名推理を披露……難事件を解決する! 

    堅物強面の須藤友三と、動物のエキスパート薄圭子が、毎回珍事件を解き明かす……物語に出てくる動物たちの驚きの生態と、人間より動物を優先する薄が探偵役として動物がらみの事件を解決していく展開が愉しめました、、、

    元捜査一課の須藤と新米巡査の薄のコンビがイイですねー 特に薄の動物に対する愛情と、時に現れる変わった日本語が魅力的でしたね……本作では、小鳥、ヘビ、カメ、フクロウなど、様々な動物が登場し、それぞれの習性や飼育方法が物語に組み込まれている点が新鮮でしたねー 生き物に関するの知識が増えそうですね。

    ミステリとしての要素はややあっさりしていますが、動物の習性を活かしたストーリーテリングが興味深く、どんどん作品の中に惹き込まれる感じです……動物とミステリの融合が新鮮なシリーズ、、、、

    面白かったなー 続篇も読みたいです。

    以下、主な登場人物です。

    須藤友三(すどう ともぞう)
     警視庁総務部総務課・動植物管理係の課長代理心得。
     階級は警部補。50歳。独身。
     元は捜査一課の刑事で、「鬼の須藤」と恐れられていた。
     銃で頭部を撃たれ、弾丸は摘出されたが捜査一課をお払い箱となり、総務課・動植物管理係に左遷される。

    薄圭子(うすき けいこ)
     警視庁警察博物館所属の巡査。
     幼少期から動物に対しての異常な興味と天才的な記憶・考察力を発揮し、北海道の大学で獣医学を専攻していた。
     26歳のときに動植物管理係人材募集のための警察官採用特別試験に合格。

    石松和夫(いしまつ かずお)
     捜査一課所属の警部補。鬼瓦のような顔をしている。
     須藤とは警察学校の同期であり、須藤が捜査一課にいた頃はライバル関係だった。
     福家警部補シリーズに登場する石松和夫と同一人物。

    日塔(にっとう)
     捜査一課所属の警部補。
     巨体で、捜査へのアプローチも威圧的、暴力的な、古いタイプの刑事である。

    田丸弘子(たまるひろこ)
     総務部総務課の事務職員。
     暇をもてあます須藤に「サルでもわかるパソコンシリーズ」などで勉強を勧める。
     お茶淹れは天下一品で、調べ物などのサポートも手際よい。

  • 読み始めは正直子供向けか?と思いましたが、読み進める内に、作者の世界観に惹き込まれ、あっと言う間に読了。一遍が完結型で読みやすいのかな

  •  事件ものと動物ものの合体。読みやすい。パターン化されている、短編連作。容疑者のペットを保護する係、動物に詳しい薄巡査が魅力的に描かれている。
    “鹿を愛した容疑者”も作って欲しいです。

  • ペットも飼っていないし
    動物にはあまり興味はないけれど
    動物の色々な習性が分かって面白かった。

  • 面白かったです。

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著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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