警視庁情報官 ブラックドナー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773973

作品紹介・あらすじ

旅行先のハワイで偶然、極盛会組長の宝田を認めた黒田純一。体調不良と噂されていた宝田は入国が禁止されているはずのアメリカで臓器移植手術を受けていた。何かある-臓器密売ルートを暴くため黒田はマニラへ飛び、部下はロスとアモイに潜る。スケールアップした捜査に舌を巻く警察小説の進化形。

感想・レビュー・書評

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  • ハラハラドキドキ。アメリカ、フィリピン、マニラ、中国と世界に広がる黒田の捜査チーム。
    遥香とはどうなるのか。
    今後の黒田の活躍に目が離せない。

  • 好きなシリーズだが主人公があまりにもパワフルでワンマン感が否めない。脇役がもう少し存在感を出してくれると深みが出そう。次回からはステージが変わりそうなので新展開に注目。

  • 活躍するノンキャリ情報官のアグレッシブさが読んでて楽しい。しかし、ここまで進んでるのかな実際は?

  • 旅行先のハワイで偶然、極盛会組長の宝田を認めた黒田純一。体調不良と噂されていた宝田は入国が禁止されているはずのアメリカで臓器移植手術を受けていた。何かあるー臓器密売ルートを暴くため黒田はマニラへ飛び、部下はロスとアモイに潜る。

  • 実話⁇ 作り話⁇
    ありそうで なさそうな。
    あり得る気はする。

  • 3.5 シリーズ本ならではの安定感。期待以上でもなく期待以下でもなく。臓器売買、どこまでフィクションなのか、、、

  • 今回は臓器移植にかかわる臓器密売ルートの解明。
    需要と供給のバランス、国内での臓器移植の困難さ、他国へドナーを頼らざるを得ない日本の現状。
    ますますスケールアップした展開で、今回も海外での捜査場面があった。
    公安という仕事にかかわっていくと、それはある種人間性の否定につながっていくような気がしてくる。
    情報を得るためとはいえ、善意の第三者を騙すような捜査手法には共感できない。
    それが公安だといわれてしまえばそれまでなのだが。
    黒田に訪れた安らぎの時間。
    遥香との出会いで掴んだ幸せも、つかの間のものに終わった。
    しっかりと自分の未来に対する展望を持っている遥香から切り出された別れ。
    それが一時的な別れなのか、これきりになってしまうのか。
    黒田自身にもわからないだろう。

  • 情報官シリーズ4冊目。公安とか密売とかが大きな話になる。今回も国際的な臓器売買をベースに政治家とか省庁とかが絡むような事件に。しかし今回は情報でそんな繋がりがわかったら、それぞれの部署にお任せしたのでそのあたりの裏取りみたいなところはよくわからなかった。まぁ主人公は情報室のメンバーなのだからよいのかな。警察のおとり捜査って禁止されていると思っていたけれど、そうではないのね。

  • 濱嘉之、警視庁情報官シリーズ4巻目。

    ハニートラップにかかってしまった黒田は、ようやく新たな恋人を見つけ、ハワイでバカンス中。
    そこで、恋人の遥香が暴力団幹部、極盛会組長、宝田が愛人とプールサイドにいるところを見つける。
    宝田は、肝硬変を患い、アメリカの病院で臓器移植手術を受け、静養中だった。
    しかし、アメリカに入国禁止になっている宝田がなぜ、アメリカに入国できたのか?これには何かある。と感じた黒田は、アメリカに捜査員を派遣し、移植手術を行っている病院を秘密裏に調べると、臓器がフィリピン経由で調達されていることが分かった。
    黒田はマニラに向かい、捜査を行い、臓器密売ルートが中国からつながっていることを突き止める。
    帰国後、何者かにマークされているのを感じ、慎重に行動するが、一瞬のスキをついて拉致されてしまう。
    臓器移植の甘い蜜に群がるのは誰なのか?
    最後には、一斉検挙になってしまうが。

  • 警察や国家公安の裏情報がリアルに描かれていて、どんどん読み進めてしまう。

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。主な著書に「警視庁情報官」「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」「院内刑事」シリーズ(以上、講談社文庫)、「警視庁公安部・青山望」「警視庁公安部・片野坂彰」シリーズ(文春文庫)など。現在は危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍中。

「2022年 『プライド 警官の宿命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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