天下 奥右筆秘帳 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 231
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774376

作品紹介・あらすじ

将軍家斉が襲撃されたばかりの大奥に不審な二人のお末が入った。立花併右衛門は衛悟と瑞紀に素性を探らせる。大奥の主は初の外様出身の御台所茂姫。実家の藩主島津重豪は親藩入りを画策する。お末たちは死をもおそれぬ薩摩の忍・捨てかまりか。権をめぐる暗闘はいよいよ最高潮に。第十一巻。

感想・レビュー・書評

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  • 今までは様々な陰謀の中で翻弄されながらも戦う二人の姿がメインであったっが、ここ2冊ほどはその設定はかわっていないものの、完全に将軍暗殺という陰謀のみ。

    ただそれを画するのが三者三様で、そのたびに併右衛門と衛悟は命を狙われる羽目になる。
    ストーリーの流れがシンプルになった反面、話に勢いがあってこれはこれで面白い。

    前回で定信が離脱?、今回は島津、太田備中&伊賀が離脱かな?あとは朝廷、そして最大のライバル一橋&冥府との戦いが最終巻のメインになりそう。

  • そろそろ最終決戦に向けて衛悟と鬼が戦うのか?

  • 奥右筆シリーズもいよいよ佳境に。

  • 2014/03/14図書館から借用;03/19朝の通勤電車から読み始め

  • 第十一弾
    薩摩と京との連携?
    薩摩の捨てかまり(女二人)の活動と外様を廃する施策

  • 奥祐筆シリーズ12巻(最終巻)は読んだ
    ・・・で、11巻
    定信が失脚・絹に殺される寸前
    伊賀者の奥祐筆への攻撃がついに逆鱗に!
    筆の力をまざまざと見せつけられる!
    面白い!

  • 将軍襲撃に揺れる大奥に、正室の里である薩摩より刺客潜入した。この巻は男性より女性の戦いが目立って面白かった。その面ではマンネリ化を打破した感じ。捨てかまりや御庭番も凄いけど絹の無敵さ不敵さが光る。奥右筆の事務方の能力や権力もなかなか生かされている。伊賀者が生活のために折れたり拍子抜けな部分もあるが、太平な世の中だからね。主人公の衛俉の影が薄いかな。肝心な所で後れを取ったりして、今後にちょっと不安も感じる。防人も次から本気モードに入ってくるのかな。いよいよクライマックス近しという感じになってきた。

  • 奥右筆シリーズ11作目。
    衛吾と防人の微妙な関係はおもしろいね。

  • もう少し奥右筆らしさを出してくれると良かったのにな、と思います。他のシリーズも出ていますし、そろそろ終局を迎えるのでしょうか?

  • だんだんつまらなくなってきた

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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