双月高校、クイズ日和 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 291
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774437

作品紹介・あらすじ

クイズで閉塞感をブチやぶれ。燃えるものを探したいのに見つからない。そんな悩みを持つ高校生たちが、クイズ同好会を結成した。目指すは全国高校クイズ選手権大会出場。周囲の好奇の目をよそに、本気でクイズに取り組む彼らが見つけた「大切なもの」とは?爽やかさあふれる、文化系青春小説の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 高校のクイズ同好会のお話
    生徒たちそれぞれのキャラが濃い
    ま、その分現実離れしてる描写もあるけど、ラノベとして見れば普通かな

    出てくるクイズの9割がわからない(笑)
    ガチのクイ研ってこんな?
    ナナマルサンバツはまだわかる問題もあったけど

    それにしても、メンバー選出のくだりは青春だなぁ
    勝ちにこだわるか、想いを大事にするか
    多分、僕が誘われた立場だったら辞退する側だな、きっと

    そして最終判断を担った葉山さん、カッコイイ
    その判断、間違いではないと思うよ

    本戦のところをスルーしたのも、そこが主題ではないからだね
    高校のときの思い出って一生モノという事を再認識させてくれる小説でした

    僕の場合は思い出すのは高校のときではなくて、大学の生活を思い出すだろうね
    部活とか実習とか3年後期の暇な時期とか院試勉強とか卒論とか修士のときとか

  • 胸が少し苦しくなりました。もう自分には送ることのできない日々を楽しく読みました。わたしにももうこれから交流がないにせよ、自慢できる日々と仲間がいたことを思い出すことができました。

  • クイズを題材とした高校生たちの青春物語。

    クイズ同好会を新たに作り、大会出場を目指していく。その過程に起こる「青春をかけている」がゆえの問題を乗り越えていく過程を楽しむ小説である。

    何もないところから新たに始めて快進撃を続けていくサクセスストーリーはそこにはない。
    あるのは極めてリアルな、いつの時代も色褪せない若者特有の悩み。

    それぞれ魅力的な個性をもった登場人物たちが、それぞれ抱える背景をもとに、クイズを通して青春を過ごしていく。

    クイズネタにはあまり興味がないので、その点について特に違和感はないが、所々表現や文体が読みにくいのが個人的にはマイナス。

    だが、人間味あふれる登場人物と、その葛藤には大変心を動かされた。
    ただし、登場人物ごとに背景描写に濃淡があるのが気になる。
    青春よろしく一気に駆け抜けるように読み進めることをオススメする。

  • 2016大学コンソーシアムせと ビブリオバトル
    チャンプ本

  • クイズに青春を捧げたクイズ同好会の面々がそれぞれ個性が強くて楽しい。
    高校生らしい良い所も悪い所もある子達で、そこが魅力的。
    とにかく熱い勢いを感じる青春物。

  • これぞ青春というような高校生の熱い思いが目一杯詰め込まれています。
    登場人物たちもストーリーの進行上、描かれる場面が印象的なため個性が強いような気がしますが、今、学生時代の友人たちと酒でも飲みながら昔話をすれば、思い出補正もあるので、おそらく周りにいた人たちとなんら変わらないと感じるレベルなのが物語に入り込みやすい要因な気がします。

    クイズ自体に関する知識等はありませんが、10年近く前までは「全国高等学校クイズ選手権」を毎年楽しく見ていたのを思い出しました。

    「俺、サミねえが誰かのために戦って、勝ったら、マジ尊敬するよ、頭上がらない」―「てめえ、それ、プレッシャーかけてんのか?」―「ははは。ピンポン。正解」(P183)
    こんな感じの掛け合いができるサミねえとアンペアの関係こそ青春小説の醍醐味かもしれない。

  • ヒポクラテスクイズ同好会。地味な眼鏡っ子や、不良に美少女、プレイボーイなどが、アツいリーダーの元に。
    キャラの濃い生徒たちが集まった。目指すは、全国高校生クイズ選手権大会!
    青春をクイズに懸ける、という設定が面白いし、テンポもいい。ただ、登場人物が1、2人多く、それぞれをクローズアップしきれないのが、残念。

  • この著者の他のシリーズがあまり合わなかったので、この本もあまり期待していなかったが意外とラストの展開が良かった。途中までというかかなり後半までは、それまでお互いを知らなかった普通の高校性たちが同好会活動を通してクイズ大会出場目指して熱くなる話で、それだけでも楽しめたけど、最終的にいい話になった。
    クイズに熱くなる過程や、ありさの残念美人ぶりは少しちはやふるを彷彿とさせるところもあるけど、日本中がクイズに熱狂したアメリカウルトラ横断クイズが日本のクイズ文化にかなり貢献してる気もした。著者もクイズ研究会出身だけに思い入れがあるみたいでストーリー展開も面白かったし、変にラノベ設定がなかく普通の学園生活ものとして爽やかに読める

  • 2014.4.12 読了

  • 僕もクラブを作ったことがあるので、変人部長に思い入れがあります。
    これほどの個性的な仲間があつまったら、怖いものないなあ。

    空気を読まないで突っ走らないと、0から1への変化は生まれないかもしれないなあ、と当時を思い出しました。

    2013/08/31

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著者プロフィール

【青柳碧人(あおやぎ・あいと)】
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、小説家デビュー。「浜村渚の計算ノート」シリーズはロングセラーの大ヒットとなり、「月刊少年シリウス」でコミカライズもされている。他の著作に、「ヘンたて」シリーズ(ハヤカワ文庫JA)、「朧月市役所妖怪課」シリーズ(角川文庫)、「ブタカン!」シリーズ(新潮文庫nex)など著書多数。

「2018年 『上手な犬の壊しかた 玩具都市弁護士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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