署長刑事 指名手配 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 78
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774895

作品紹介・あらすじ

セレブ相手を謳って躍進するミナミの高級美容院の娘が、生徒会室で殺害される。指名手配されたのは、同校定時制の男子生徒だった。「殺したのは僕です」と自ら通報したあとも逃走を続ける少年の態度に疑問を拭えない古今堂航平は、刻一刻と身柄確保が迫る中、執念の捜査を開始する。書下ろし警察小説第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • セレブ相手を謳って躍進するミナミの高級美容院の娘が、生徒会室で殺害される。指名手配されたのは、同校定時制の男子生徒だった。「殺したのは僕です」と自ら通報したあとも逃走を続ける少年の態度に疑問を拭えない古今堂航平は、刻一刻と身柄確保が迫る中、執念の捜査を開始する。

  • 対照的なふたつの家族が描かれている。
    ずっと一緒に暮らし何不自由なく育てられた子供は、どこかで親の愛を求め、助けを求めていた。
    別々に暮らさなければならなかった子供は、ずっと親を慕い続けた。親もまた、愛する子供を忘れることはなかった。
    子供に無償の愛を注ぐのが当たり前、そんな親像はもう都市伝説なのだろうか?
    自分と子供の人生はけっして同じものではない。
    同じものではないけれど、たぶん子供の成長や幸せが組み込まれたうえでに親の人生があるような気がする。
    どんなときも絶対に自分の味方でいてくれる。
    そんな考え方は幻想ではないはずだ。
    古今堂のような刑事、ましてや署長は現実にはきっと存在しないだろう。
    警察の権威や自分たちの体面よりも優先するものが、古今堂にはしっかりと見えている。
    彼の中にある確固たる正義感は、物語とはいえ頼もしく好感がもてた。
    それにしても、真犯人はなんて哀しい人なんだ。
    怖ろしいまでに貪欲な生き方は、哀れなまでに危うく惨めでもある。
    たった一人、孤独な人生にむなしさを感じることはなかったのか?
    自分だけが大切だったのかもしれないが、結果的に自分すら大切にしていない生き方は哀しい。

  • シリーズ第三弾。高校で起きた殺人事件。あまりリアリティが感じられず残念。

  • シリーズも3作目となると、登場人物のキャラがはっきりしてきて安心して読めます。

    今回は高校での殺人事件。

    今回も幾多の苦難を乗り越えて真実を解き明かす署長。

    最後は爽やかに終わるところがこのシリーズの良さですね。

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