浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774918

作品紹介・あらすじ

テロ組織「黒い三角定規」が、いよいよ浜村渚に直接対決を挑んできた。渚と武藤龍之介をミュージカル劇場に招き寄せ、一次方程式を解けという。だが、その問題は普通のやり方では解けないうえに、「黒い三角定規」の驚くべき策略を示唆するヒントも仕込まれていた! シリーズ第五弾、文庫書下ろしで登場!!

感想・レビュー・書評

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  • 今回からイラスト付き登場人物紹介がついてイメージ湧きやすくなったシリーズ5冊目。猿にテレビ局がジャックされた中で起きるクイズ対決や特殊な折り紙での殺人事件や病院での連続毒殺事件の解決に数学が貢献する。渚ちゃんの説明がとても判りやすくて数学愛に溢れていて楽しい。ルートや方程式、モンティ·ホール問題とか比較的取っ付きやすい物が多かったからかな。愛を示す事で周りがどんどん数学の魅力に気付いていく(大山さんの進化ぶり!)渚ちゃん方式は黒い三角定規達も取り込むのか?と一瞬思ったけど最後にどんでん返しが来た。どう布陣が変わっていくのか。次も楽しみ。

  • 面白かった、
    中学のテストに出る時に読みたかった、子供にも分かるくらい丁寧に説明されていて、理解しやすかった

  • 正確に書くと星3.8。
    今回もとても面白かった。
    特に、方程式のところがわかりやすく解説されていて、子供向けというのがよく伝わった。

  • 学生の頃数学は大っ嫌いだったけど、渚の言葉を聞くと数学がすごく素敵なものに見えてくるのが不思議。
    実写ドラマやアニメになったらいいなぁと望んでる作品です。

  • 黒い三角定規が浜村渚を連れ去ったが、確率が好きな犯人が彼女の言葉で救われ、折り紙好きの彼女も渚と一緒に議論を始める。そんな中ドクター・ピタゴラスの具合が悪い事が分かった。そしてファントムと名乗っていた人物が武藤の知り合いの森本洋一郎であった。彼らからピタゴラスの葬儀の配信が。彼が居なくなれば終わると思っていたテロ組織は新しい後継者森本洋一郎を中心に新しいテロを行おうとしているのだろうか。続きが気になります。

  • 今でも歌えるドレミの歌

  • 面白かった〜。ここまでくるともう実現可能性なんかは無視されてるんだろうなと思った。
    数学的な鮮やかさは失われてきてしまったが、それでも物語が魅力的なので完結まで読みたい一方多すぎる気もする…。

  • この作品の後半は読むに堪えない物で有りました。大体が有り得ない設定でスタートしましたが、主人公の魅力と面白いストーリーで数学部分は飛ばし読みでも耐えられましたが、私自身ではこのシリーズは終了かなと感じてます。しかしながら後のシリーズも購入した後なので貧乏性な私なので取り敢えずよみます。

  • 中身、というより、中学数学で習った「移項」の意味をこういうことだったのか!と理解できたのが一番良かった。「覚えろ!」じゃなくて理屈がわかったら勉強って楽しくなるんだな、と大人になった今改めて痛感する。捨ててしまった数学の知識を改めて拾いに行きたいと思える一冊。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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