地のはてから(下) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774963

作品紹介・あらすじ

小樽での子守奉公で初めて都会の暮らしに触れたとわは知床に戻り、森のなかでアイヌの青年と偶然再会する。しかし彼への恋心は胸に秘めたまま嫁ぎ、母となる。やがて戦争の足音が…。まだ遠くない時代に、厳しくも美しい自然とともに生きてきた人の営みを鮮烈に描き出した感動巨編。中央公論文芸賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • H30.8.20 読了。

    ・上巻から引き続き、大正から昭和時代にかけて北海道で生きたトワと家族の話。小樽や斜里に奉公に行ったり、アイヌ人と恋に落ちたり、親の決めた相手と結婚し、子育て、子供の死、戦争経験などなど困難だらけにも見える人生を懸命に生きた姿に勇気をもらった。そして、トワのように強く生きていきたいとも思った。
     ニサッタ、ニサッタも読みたい。

    ・「人というものは、果たしてどこまで自分で自分の一生を決めたり選んだり出来るものだろう。」
    ・「どうせ、すべては過去になった。思いだしたところで、今さらどうなるものでもない。」
    ・「ともかく明日、もう一度朝を迎えよう。また次の日。1日1日、歯を食いしばってでも、新しい朝を迎え続けなければならない。」

  • 小樽の奉公先が傾き、暇を出されたとわは、斜里で更に2年、奉公をする。その後、アイヌの三吉と再会して恋に落ちるが、親が決めた相手とやむなく結婚する。夫の松二郎は、開拓農家の次男でハンサムとは程遠いお鉢頭の福助顔。離農して古着屋を始めた松二郎は、真面目だが覇気に欠け、間も悪い。直言実行が信条で、思ったことを直ぐに口に出すとわとは馬が合わないのだが、子供は次々に生まれていく。戦争の足音がひしひしと迫るなか、松二郎が赤紙で召集されてしまい、1人で一家を支えるとわだが、火事で家と三男を失い、またしても厳しい試練に見舞われる。戦後、数々の苦労が年輪のように積み重なって老成したとわは、やっと平穏な生活を迎えられるようになる。

    これでもか、というくらい不幸な出来事に遭遇し続けたとわ。その都度苦しみ、足掻き、そして家族のため何とか堪え忍び、徐々に達観していくとわの逞しい姿、フィクションとはいえ感動的だった。まさに、大河ドラマを見終わったかのような読後感!

    解説が指摘しているように、随所に散りばめられている擬態語や擬音語が、方言と共に本作に鮮やかな色彩を加えている。

    特に印象的だったのは、戦争末期にすっかり変わり果ててしまった三吉と再開するシーン。兵隊逃れのために片腕を失った三吉は、歯もガタガタ、目も黄色く濁って目脂をため、精気を失っていた。自然と共に気儘に暮らすアイヌの三吉と、家族を抱えて責任ある社会生活を営んできたとわとの間で、時間軸が大きくズレてしまったかのようだ。厳しい自然環境の中で気儘に原始的な狩猟採集生活を営むってこういうことなのかも知れない、と思った。

  • 乃南アサの描き方がすごい。

    読んでるうちに感情移入どころか、その本人になってくる。笑笑
    わたしはトワです。って。なる。ホントに。

    とわになって物語に翻弄される。

    知床開拓に来た家族の苦労話、苦戦話なんだけど。わたしが動き出す。夫や家族、バッタ、冷害その他いろんなものに振り回されて、それでも家族を守らんとして必死に生き続けるそのとわやトワのお母さんになってる。読んでる間は完全になっちゃうのよ。わたしを一人ここに残して、完全に『あんにゃは我慢しすぎるけぇ』とか呟いちゃうから。

    もう、本を読んでるこのわたしすらトワでした。笑笑
    人生の落ち込み、浮き、そしてまた落ち込み、それで少しづつ年を重ねていくそのとわの人生を自分の体で再体験するようなそんな一冊です。

    乃南アサがすごい。ホント。ここまで引き込むか。

    物語自体はさほどじゃないんだけど、歴史を追うような内容なのに、何故かわたしの目の前に大量のバッタが登場したりするんだ。

    これ、乃南アサマジック。

    凄まじです。

  • 力強い物語。
    舞台は、北海道知床。大正から昭和にかけての、開拓者の家の娘、とわの物語。とわ自身の意志で入植したわけでもなく、足を前に進ませる明るい夢があるわけでもなく、それでも流されるだけではない。懸命に生活を営む物語はたくましく、力強い。
    NHKの朝ドラに刺激されて、久しぶりに再読。

  • 必死に生きる。とにかく生きる。生きていくために丁稚奉公に行かされ、親の決めた顔も知らない相手と結婚する。そんな生活がたった100年前のこの日本にも確かにあったなんて信じられないくらい時代は変化してきた。自分の欲を出せるような状況が何一つなく、常に大自然の厳しい寒さと戦い続けなければならかった時代に生きたとわ。それでも私は、とわは幸せだったと思う。

  • 上巻からの一気読み。

    とわの前に現れる三吉がとても気になった。
    三吉がとわに渡した「マキリ」が火事で燃えて(その形がなくなって)しまったことにより、とわの心のなかの三吉への思いも消えてしまったのだろうか。
    とわは、戦争に兵隊としていくのがいやだから自分の傷つけ傷痍軍人を装って、垢まみれでとわの前に現れたから三吉を許せなかったのだろうか。
    戦争に兵隊としていく、傷痍となりながらも国のために戦った人たちが自分の兄弟や知り合いにいた、そういう時代だから、あきらかにそれとは異なる価値観の三吉の生き方を否定することしかできなかった、とわの価値観も時代によって作られたものとも思えるし…。

    三吉の生き方をどう考えたらいいんだろう。どこにも書かれてはいないから、推測するしかないのだけれど、三吉の様子と復員してきたあとの松次郎の様子と重なって見えるのだけど…三吉はとわにとって恋愛の相手だったから落差が激しく、妻となり母親となってしまったとわの心をゆさぶったのだろう。
    書かれていない「三吉の物語」を読んでみたくなった。

    世代的には明治生まれ、大正生まれの人たちの物語だ。
    私の祖父母よりちょっと上かな、と思いながら読んだ。
    昭和の戦争の時代のことが背景として書かれており、私には説明口調に感じるものもあったが、多くの読者にとってはそれらが歴史上のことになってしまっているのだな、と改めて感じた。

    偶々なんだろうけれども、それにしても「地の果て」=「知床」とは。斜里町というのもなぁ。

  • 素晴らしかった。 上下巻の大作なので読めるかなーと心配だったが、さすが乃南アサさん、グイグイ読ませる。2歳のときに家族と夜逃げ同然に北海道に入植した、とわの半生を描いている。開拓の苦労、貧乏暮らし、アイヌの少年との交流、12歳で奉公に出され、18歳で顔も知らない人のところへ嫁がされ、生活のために必死で働く。何のために生きているのかと自問しながらも強く生きていく。
    戦争の部分は泣きながら読んだ。

  • 戦中・戦後の北海道開拓史を、とわ家族を中心に丹念な自然・人物描写と独特の表現で綴られた作品。世の不条理や国策に踊らされる人々。それとなく挿し入れられた主義主張。端折れる部分もあるが、これはまあこれでいいだろう。
    「だからせめて深呼吸の一つでもして、あとは時をやり過ごす。そんなときには、笑っているより他、出来ることもないと思う。だから何となく笑うようになったのかも知れない。」

  • 主人公、とわの人生後編。戦火が激しくなり、生きろよ、なんとしても生きろ、と言った人たちが死んでいく。そんななかで思い通りにならない人生を、どう生きるのか。次の世代へとバトンを託す小説。
    アイヌの文化を知りたくて課題図書的に読んだのだが、個人的には恋愛模様や人間の生き死にが、「こうなるだろう」と高をくくっていたところをみごとに裏切られて、読み終わって、もやついた。たぶん、理解するには今の自分では若いのだと思う。もう少し年を取ってから、もう一度読み直すと思う。

  • 「ニサッタニサッタ」の前日譚。エエ味出してたあのとわさんが主人公。

    大正から戦前戦中戦後といえば、戦争で悲惨なことになったとはいえ、文明国家だと思っていたの本。俺らの祖父祖母の時代だから地続きの世界と思っていたが、北海道開拓史においてはl、こうまで俺の知らない過酷な世界だったとは。

    それにしても、主人公とわ、そしてその母親のたくましさ、しぶとさが素晴らしい。物語の中で何度も何度もしつこいくらいに悲惨な目にあう、とわさんや母親。それでも彼女らは生き延びること、子供や家族をなんとしてでも養うこと、それだけを念頭に「今日を生き延びる、今日をやり過ごす」ことに集中する。そして何度も何度も地べたを這い、泥水をすするような事態にあっても、生き延びてゆく。その描写のすさまじさに眉間にしわが寄るのを止められない。そしてなぜか、とても大きな勇気をもらえる。

    彼女らの境遇からすれば、俺なんてまだまだ生きていけるし食えてるし眠れてるし逃げ場もたんまりあるじゃないか。もっともっとあがけるじゃないか。

    できれば、お国を運営している連中に読んでもらいたい。連中の舵の取り方、羅針盤の見方一つで、どれだけの尊い命が無駄にされていくか。しかと心に焼き付けてほしい。
    とわさんのお兄さんはじめ戦争で散っていった命一つ一つをないがしろにするつもりは一切ない、だが国の舵を握った連中が間違った航路を進めば尊い命が無駄死と化すのだということを、俺たちもしかと覚えておきたい。

    「お国のいうことは信じちゃなんめえ」
    パヨクるつもりはないが、作中に出てくるこの言葉の重み、きっちり感じておこう。

    それにしても、男連中の情けなさ…父親、義父、亭主、孫(これはニサッタニサッタの方)、まさかの三吉までもが実になさけないダメ人間。
    俺もその仲間かもしれないなぁ。老い先も短い人生とはいえ、もうちょっと生きるしたたかさを持つようにしたい

  • 最後まで暗い内容だった。終章で幾分明るくなったが。
    大正から昭和、第二次世界大戦まで、北海道東部への入植者の苦労が描かれている。
    暗いけど、面白く一気に読んだ。以前、吉村昭の赤い人という北海道樺戸刑務所の囚人が北海道開拓に一役をなしたという小説があるが、時代は赤い人より後になるが寒さ厳しき北海道東部の開拓本当に大変だったと思う。人間のすごさを感じるととともにそのような環境の中で、少しのことで幸せを感じるということに感動した。

  • とわは12歳で小樽で洋品、雑貨、小物を卸す大きな商家の子守として奉公に出されるが、商売が傾き、16の時、実家に帰される。とわは三吉への思いを秘め、親の勧めるままに結婚するが、戦争に向かう不穏な時代が始まる。
    アイヌの青年三吉との淡い恋と、その後の再会には胸がつぶれそうになる。これが現実。でも、三吉と結ばれていたとしても、幸せであったとは限らない。

    戦争が、いかに人々の人生を翻弄してきたか、それに加えて北海道の自然の厳しさ。ときに自然は人々に恵みを与えてくれた。それを使って生きる術を教えてくれたのは、アイヌの人々だった。「地の果て」での暮らしは、人々が支え合わなければ生きて行けない、極限の環境であった。

    とわはどのような試練にあっても、「生きなければならない」という計り知れぬ強さを持ち続けていた。子どものために、家族のためにと、こんなにも強くなれたのは、母つね、兄直人のおもいがあったからだろう。

    「ニサッタ、ニサッタ」は、とわの孫にあたる青年の物語であるらしい。現代に至っても、男たちは女の強さに敵わないようだ。現在、北海道は豊かにみえる。私には、その影に人生に敗れていった多くの開拓移民の姿が見え隠れする。

  • 三吉との恋愛がせつなかった。
    いろんな意味で大変な時代だったと痛感した。

  • 奉公から戻ったとわは、初恋の相手と再会するも嫁に行くことになる。
    自分の気持ちも殺し、親の言うままに生きていかなくてはならない辛さや寂しさが伝わってきて切なくなる。
    やがて母となり、更に強く強くなるとわ。
    地のはてまでやってきた幼子の頃から母になるまでの壮絶な人生は、涙なしでは読み進むことが難しかった。

    2015.2.2

  • 下巻も引き続き、
    不運が続く。

    ただ主人公が大人になってきたので、
    子供のときのような周りに振り回されるだけではないから、ちょっと穏やかに感じる。

    個人的にはアイヌの男性との恋物語が
    気になったが、結末はなくても良かったような。想い出はそのままキレイであってほしい、私の願望か(苦笑)。

    いい後味が残る大作でした。

  • 大正の初期に知床の地に入植した一家の娘「とわ」を主人公にした一代記。「おしん」のオンエアは見ていないが、さながら知床版「おしん」と言った感じの苦難の歴史。
    これが私の父と10歳程度しか違わない世代の物語とは到底思えない。
    「生きること」を真摯に問う長編小説。

  • オホーツク海、原生林に覆われた極寒の地・知床。
    アイヌ語で「地のはて」と呼ばれたこの地に追われるようにやってきた開拓民の家族。そして少女とわの物語。

    「とにかく生きる。生き抜くんだ」

    生が凝縮された一冊。

  • 26.02.2014
    上巻の一家の移動が想像しようとしてもしきれないほど気の遠くなるもので、読み終わった今も思い出す。荷車、汽車、船、そんなに昔じゃないのに途方もない移動をしていたのかと思うと胸が苦しくなるほど。
    とわの生き方は強くて逞しくて、いつか幸せにと願ってしまう。きっとこんな女性がいたのだろう。
    重いけど、読み応えのあるいい小説。

  • つい70~80年前は、男も女も金持ちも貧乏人も自由に思い通りになんか生きていけなかった。もちろん、今の平成の世の中でも、人生が100%思い通りいくわけじゃない。だけど、とわさんたちに比べたら、私たちは限りなく自由で、生きるため以外のことに気持ちや時間をさける豊かさがある。与えられた状況の中で精いっぱい踏ん張り、「生きるために生きる」ひたむきさにはすがすがしさを感じたけど、やっぱり自分で自分の人生を切り開いていける環境、時代、そして教育に感謝。
    そして三吉さんが、なぜどうしてどういう経緯でああなってしまったのか、そこが、続編みたいな形で語られたらいいなーなんて思ってしまった、悲しい話にしかならないのかもしれないけど。

  • とよが小樽へ子守の奉公に出て働き始めたあたりで上巻は終わり。
    その続きのお話ということで、下巻は多分小樽という町に腰を据えて生きていくとよの話になるのだろうと思っていました。
    所が奉公先が事業不振となり、とよは実家に帰ることとなります。
    そして幼い頃親しくしていたアイヌの青年、三吉と出会い淡い恋心を抱きます。
    所が、とよに別の男性との見合話が持ち上がる。
    その後も、抗う事のできない運命の渦にとよは翻弄されます。

    石にしがみついてでも生きる。
    という、とよの力強い生き方に心打たれました。
    今日を生きるために今を生きる。
    明日はいい事があるかも知れないと思いながら-。

    とよという女性はとても賢い女性だと思いました。
    誰に教えられたわけでないのに、人の道というものを知っている。
    つまずいたり、しおれたりしながらも、いつも正しい方向を向いて生きている。
    優しく、とても我慢強い。
    彼女がもし今の時代に生きていたら、何をしても成功していたと思う。
    でも彼女に与えられたものはあまりに少なすぎた。
    その中でただ生き続けたというだけでも成功といえる。
    さらに立派に子供を育てあげたのだから大成功の人生だと思います。

    これは与えられた運命の中で懸命に生きた一人の女性のお話です。

  • 貧しい時代に、家族の為に必死にたくましく生きる女性の姿。現実にそうやって生き抜いた人たちがいるんですよね。

  • 生ぬるいわっ!自分も含め現代人。「ニサッタ、ニサッタ」を先に読むべし。生きる糧となる小説!

  • とわの生きる力が凄いと思った。
    昔の人のたくましさと、今自分たちがどれだけ恵まれた時代に生きてるのかが分かった。

  • 知床を舞台に開拓民少女が過酷な自然、貧しさ、戦争を生き抜く

    息子が小学生の時に自由研究でアイヌ文化を勉強していて、夏休みにアイヌを学ぶ旅で道東に行く前に一度読みました。
    そして、知床半島の美しい知床連山と知床五胡に心を打たれながら、開拓民の壮絶な人生を思っていました。

    再読し、また心に重く深く。
    時代の流れと運命は受け入れ、その中で力強く精一杯に生きる、ということ

  • 方言での読み方が最初戸惑ったが、読み進むうちに慣れた。知床、カムイワッカの滝等にはバイクで1985年に行ったが、あの辺が大正時代からの開拓で苦労したのは初耳でした。大正時代から昭和、戦争を経て苦労続きだが、子宝に恵まれどちらかといえばハッピーエンドで良かったです。

  • 壮大な話だった。選択肢がないとはいえ、自分なら、とわのように力強く生きられるか?現代の日々の悩みが本当に些末なことに感じる。

  • 良い

  • 小樽への子守奉公、奉公先の破綻で知床に戻り、切ないアイヌの成年との恋、そして結婚。主人公のとわは、懸命に家計を支え、子供たちも育てていく。そのさなかにも、悲しい出来事は次から次へのとわを襲う。生きること、生き抜くことの辛さ、政府主導の北海道開拓の現実、そして戦争。
    主人公とわと乃南アサ作品『ニサッタ、ニサッタ』が連続性があることを、巻末の「解説」を読んで知った。

  • 自由をかなり制約され、生きるために生活するとわがとてももどかしく、せつない気分になった。

    それと、この物語に出てくる男はなんでこんなにダメなの・・・。

    全編をとおしてセリフが方言。おそらく、かなり忠実に方言を再現したのだろうと思う。
    だけど、五十音で方言を表現するのって無理がある。方言は好きなんだけど、かなりセリフが読みにくく、文字から単語、単語から文章に変換してからセリフを読まなくてはならなかった。テンポよく読み進めることができなくて、それが残念。

  • 過去の日本にはこんな時代が本当にあったんだろうなぁとは思いますが……、後半はただひたすら生きていくことに一生懸命なだけで、諦めにも似た境地で、読んでいてしんどかった。
    逆境でも前向きな心根で立ち向かって欲しかったかも。
    方言を読ませるのは味わいあっていいのかもしれないけど、ちょっと読みづらかったです。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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