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Amazon.co.jp ・本 (426ページ) / ISBN・EAN: 9784062774970
みんなの感想まとめ
「カワイイ」という価値観に支配された女子たちの物語が描かれています。大学生の駒子がキャバクラでの生活を通じて、周囲の「カワイイ」に対する執着や、そこに潜む悲哀を体験します。彼女は自分だけは他の子とは違...
感想・レビュー・書評
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「カワイイ」が全て。
30キロ台の体重で華奢なのがカワイイ。
つけまつげ2重でカラコンで、目はとにかく大きいのがカワイイ。
髪もデッコデコに巻き髪で盛るのがカワイイ。
キラキラDQNネームがカワイイ。
ピンクに黒にハート、ネイルももちろん盛りまくってるのがカワイイ。
カワイイが正義。洋服にメイクにインテリア、ペットや彼氏までもカワイイ尽くめ。そのためなら水商売も整形もクスリも死すら厭わない。
そんなギャルやキャバ嬢の価値観を描いています。
子供を持ってなお、その思想の止まるところはなく。。怖いです。
そりゃカワイイに越したことはないけど、そんな上辺だけのカワイイってどうよ、という皮肉なメッセージ。
どうでもいいけど、彼女らの理想像は安室チャンなの?あゆだと思ってたよ。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何でもカワイイかわいいってお前らバカじゃねぇ?揶揄されてる気がして、少し戸惑った。
確かに対象物が何であろうとカワイイって言っちゃう女の子は頭が悪そうに見える。
でもね、そう思ったから言ってるだけ。
カワイイと感じるものが男性より多いんですよ。そして女の子の財布の中身を狙った“カワイイ”商品が世の中に溢れているじゃないのさ!
カワイイ地獄…わたしもしっかり陥っているようで、諸々気を付けようと思いました(^^;
cuteもbeautifulもlikeも兼ね備えていると思うので、結構便利な言葉だと思うんですけどね。 -
「カワイイ」を絶対とするキャバ嬢たちの物語。
アイラインで大きくした瞳、磨き上げた髪、カワイイものに囲まれた部屋。
全てはカワイイに集約される女子たち、結末は悲哀こもごも、面白かった。
(図書館) -
大学に通いながらキャバクラで働くことになった駒子。
ここには「カワイイ」以外の価値観は存在しない。
だけど私には夢がある。
自分だけは他の子とは違うはず、そう思っていた。
女子はいつでも「カワイイ」を求め続ける。
アイラインで大きくした瞳も、磨き上げた髪の毛も。
女子的短編連作、文庫オリジナル。 -
こんなオバさんの私でも、四半世紀も前はおねぃちゃんだったわけで、
その頃はおミズで食ってたりしてて。
ってことで
かつての自分や友人知人を思い出して
いろいろ懐かしかったり
自分の運の良さに今更ながら感謝したり
イマドキの子はこうなのかなぁ と吃驚したり、
なかなかに忙しい1冊でシタ。
思えば
私達こそ『カワイイ』を武器や免罪符にし始めた世代じゃないかなぁ。
それがこの「カワイイ地獄」に連なっていくのかと考えたら
なんかちょっとごめんね。 -
夜関係の話が多かった。
住む世界が違う人たちの生活が少し知れて面白かった -
タイトルで読んだけど、面白かったな。連作って好きなんだよな。悲しいエンドになる物語もあったけど、いなかから都会のギャルに憧れて上京しようとする女の子の話が一番好きかも。なめてた父さんが自分のために頑張ってた、っていうね。最後のチンピラの話も好きだったけど。
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カワイイといいながら地獄に堕ちていったり
地獄を覗いたりするキャバ嬢たちの短編。。
死んだあと、そこに縛り付けられる話が
コワカッタ・・・。
ずっと同じ場所で立ってて、動くと消えちゃうって
のは地獄・・・。
生きて必死にもがく地獄の方がナンボかましだと
思われ。。 -
カワイイ地獄 - bookworm's digest
http://tacbook.hatenablog.com/entry/2015/01/02/185322 -
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キャバ嬢ってお客様をもてなす職業だよね。でもここに登場する彼女たちが心砕くのは、心配りとか会話の知性というより「カワイイ」ってこと。
面白かったのは「JUNK WORD-ポンコツな言葉」
キャバ嬢を母に持つ小学生の娘の視点で語られる話。
『知っているよ。君ががんばっていることを』
みたいに巷にあふれているJUNK WORD。
相手のことを考えているのではなくて、自分が気持ち良くなるために吐く言葉。ポンコツな言葉。
しかし、そんな言葉にすがりつきたいときもあるのね。 -
昔、齋藤孝先生がかわいいを簡単に使わず、かわいいと言いたい時にこう言えと言ったのが、寂しいなのか、悲しいなのか、わびしいなのかを失念してしまったが、かわいいというお念仏に踊らされる、若い娘達の生き様が空恐ろしい。
どれだけリサーチしたのか、粘膜に引くアイラインや、安室ちゃんへの思慕、全てをバカにする視線、2Lの焼酎瓶。リアル過ぎて泥沼にズブズブはまって行く不快感で感受性豊かな方には体調を崩してしまうかもしれない。 -
普段の生活ではほとんど縁のないキャバ嬢が物語の中心の短編集。夜の世界をほとんど知らない私は結構楽しく読むことができた。彼女らの価値観はカワイイが正義。カワイイが全て。カワイイカワイイカワイイ…カワイイの為には何だってする。カワイクなければ意味がない、カワイク居られないなら生きる意味もない。でも、上辺だけ飾っても、上辺だけカワイクても、それは何か違うのでは?という皮肉にとれる。タイトルのカワイイ地獄も、主人公の友人が溺れていく様がリアルに想像できた。
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「カワイイ」がすべての価値基準で、絶対である世界に生きる人々を描く連作短編集。
渋谷・六本木界隈のキャバ嬢を主要人物として、「カワイイ地獄」に身を滅ぼしたり、すんでのところで助かったりする物語。
バー寒猫のママ(レズビアンのおばあちゃん)がそれぞれの物語を繋ぐ存在として登場する。時系列はバラバラで、各登場人物やエピソードが近く遠く繋がっているのを発見するのが面白い。
ヒキタさんはアウトローな世界を描かせたら一線級のオジサンなのだが、対局にいそうなこの世界の女子たちもリアルである。
これをリアルだと感じるのはもしかしたら私がオジサンのフィルターをかけてみた「リアルらしいもの」が現実感を感じられるからかもしれないけれど。もしかしたら、本物の彼女たちにはこの話は作り物めいて見えるかも。
薄くて軽い世界、ヒキタさんの文章はテンポよく読みやすい。ストーリーが淡白なせいかちょっと冗長な部分もあるけれど。
それにしてもキャバ嬢はみんな安室奈美恵になりたいのだろうか。
http://www.horizon-t.net/?p=753 -
まあ、ばーっと読むのは止まらなかったけど、
家にずっと置いておく本ではないかなという感じ。
カワイイに蝕まれた女の子たちの話。とのこと。 -
全編に登場するのが、バー寒猫の小夜子ママ七十歳。きっと夏木マリみたいなシャンとした年上の姐御なんだと思いつつ。カワいいにとりつかれた、あるいは身近な人がとりつかれた世界を描く連作短編集。時には「あんたらは、何もわかってないんだよ、水商売ってのを。イカれた透明な水を売ってんだよ、非道い商売だってことをわかってない」とピシャリと言い放ち。うわべだけのカワイイをすくってみても、虚しく、儚く、脆い。けど、渦中にいるとわからないし、渇望せずにはいられない。男にとってのカワイイにあたるのは、何だろうね、と思いつつ本を置く。
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物事を表現したり形容する際、
「カワイイ」という乏しい語彙しか持ち得ない若い女の子達の物語。
女の子に特化しているしているが、男の子でも、「マジ、ヤバイ」で、会話の返答、感想などを全て補っている場面は多々目に留まるね。
ストリートを描くことに長けるヒキタクニオ氏らしい一冊。
時事も絡み、特にDQNネームの章は正にだな。
もちろんのことであるが、親=大人ではない。
10代の子達の心理も巧く表されている。
カワイイ地獄。昨今では、この地獄に堕ちているのは、十代だけではないな。とうに十代から遠退いているのに、カワイイを連呼する大人。
今回、ヒキタクニオ氏しては珍しいプロットだったな。
そう言えば、今回出てくる小夜子って、凶気の桜の小夜子なのかな。 -
「カワイイ」を求めて、水商売で消費されていく若い女たち。虚飾に身を包み、キャバクラで働く女性たちをバー「寒猫」の店主・小夜子が彼女たちを一歩引いた目で見つめる。連作短編集。
借金まみれで自殺する女の子も、田舎に住んで東京に憧れる女の子も、全身整形で女の身体を手に入れたニューハーフも。みんな「カワイイ」を求めている。その欲求以外は悲しいほどに空っぽだ。一時の享楽に身を落とす女の子の現実を描いた作品として面白かった。 -
色々なキャバ嬢の人間模様を描いた連作短編集。物語の要所に登場するバー寒猫の小夜子がキャバ嬢達を醒めた目で見つめる。二作目に登場した実家の道場を再建するためにキャバ嬢になった駒子が一番魅力的だったが、後の作品には登場せず、残念。
ヒキタクニオの傑作、『凶気の桜』『遠くて浅い海』『鳶がクルリと』『いつか青空』などに比べると平凡な作品だった。
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