- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062775199
作品紹介・あらすじ
「一気に最後まで読んでしまった! これぞリアルの中のファンタジー!」真島ヒロ氏もこう絶賛した傑作長編。山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。その中の一人で、週刊誌記者として取材にきて感染した仲屋京介は、落合めぐみ、興津繁というほかの二人の生還者とともに病院内での隔離生活を続ける。そのうち、彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。SFであり、ミステリであり、そしてアクション大作でもある壮大なる井上ワールド、驚愕の終末―。
感想・レビュー・書評
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著者の井上夢人さんのプラスチックが本屋大賞発掘本として選出されていたので、いきなり手に入れていきなり読んでみた。
パンデミック、超能力系の話ということで、読む前からワクワクしていたが、とにかく読みやすくて2日で上巻を読み終えてしまった。
下巻も楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何だこれは、めちゃくちゃ面白い!
致死率が非常に高い感染症が流行り沢山の人が死んでいく中、奇跡的に助かった3人に不思議な後遺症が残る。
とにかく読みやすい。そして止まらなくなる。
昏睡状態が続いているめぐみの婚約者が気になるなぁ。
急いで下巻へ。 -
100冊ビブリオバトル@オンライン第23ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2020.08.22〜23 -
竜脳炎後遺症による力を持ち、その異様な力を統御する京介たちの今後が気になり一気読みした。
上巻では多くの伏線が張られており、下巻で回収されるのも楽しみ。 -
13.12.2013 読了
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寡作すぎる井上夢人の作品。上下まとめて。
山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。
生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。
病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める…。
井上夢人らしいSF小説。
「竜脳炎」から生還した主人公・仲屋京介、落合めぐみ、興津繁の3名がそれぞれ
・「千里眼」(あらゆるモノにフォーカスすることでその過去と未来が見える):京介
・「念動力」(重量を問わず、手を触れずにモノを自在に動かせる):めぐみ
・「若返り」(90歳を超えていたのに日々若返る):興津
・「完全防御」(ドラゴンウィルスは宿主に対するいかなる攻撃をも受け付けず、反射する):全員
という能力を身に付けてしまうのだが、“それを使って悪を倒す”的な内容ではなく
現実世界でどうやって生きていけばいいのかを考えていく、というのが前半部分の主なところ。
「若返り」だけ何か異色だが、これは実は能力じゃなさそうっていう前振りでもある。
リーダビリティの高さはさすがに井上夢人、といったところで
イメージとしては宮部みゆきの『龍は眠る』とか『クロスファイア』に近いかも。
(超能力=龍/竜/ドラゴンみたいなのは不思議な共通点)
単なるSFの枠に留まらず、最初の方はパンデミック(後半も)的な要素もあるし、
vs警察とか、被害者と加害者の問題とか、面倒な相手との派手な戦いとか、色々な要素が詰め込まれているので
どんな人にもおすすめできそうな内容である。
ただ…、あのラストはやっぱり腑に落ちない。
ラストに近付くにつれてどんどんと話が大きくなって、やたら雑多な情報だらけになってきたなと思ったら。。。
まぁ話の収め方としてはベターというか、若干やむを得ないのかなとも思うけれども。
謎のまま残ってるものもあるし。興津さんのもう一つの能力とか、落合めぐみの恋人のこととか。
ドラゴンウィルスの目的とかがわかるともっと楽しかったのかなぁ、と。
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感想は下巻にて
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2015/8/28久しぶりの井上夢人さんの作品。災禍については殆ど描かれず生き残って魔法使いの弟子たちとなった3人を中心に描かれる。退屈かと思ったら終盤、ぐいぐいよまされる。さすが。しかしあの漫画の第二表紙はやめてほしいね。★4甘
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導入は良く引き込まれたら何かと冗長。
下巻へ。