- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062775212
作品紹介・あらすじ
光ながら轟音で頭上を通り過ぎていった「虚ろ舟」。それ以来銀次の周りでは不穏な事件が次々起こる。「泣きの銀次」シリーズ最終章!
感想・レビュー・書評
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シリーズ第3段。
で、これで終了なのだろう。
後半以降がなんだか寂しく物悲しい。
しかし、宇江佐センセの継続中シリーズがいくつもあって、誰がどれの登場人物だか分らなくなりそうデス。
作中に「通いの髪結い」が出てきたら「お?」と思ってしまったりして。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
honno-遊民さん遊民子も「通いの髪結い」の場面で、思わず、ほんやタワンさんと同じ思い(笑)遊民子も「通いの髪結い」の場面で、思わず、ほんやタワンさんと同じ思い(笑)2013/05/31
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「虚ろ舟」と呼ばれる光の球が江戸の町に現れ、奇怪な事件が続出する。銀次の周囲にも不穏な空気が流れはじめる。『泣きの銀次』最終章。
人間は表と裏の顔を持つ生き物である。裏の顔には闇がつきまとう。自分自身でその闇をコントロールできるか否かが重要だ。宇江佐さんは人間の本質を追求するのが本当に巧い。闇を表面に出すのも隠すのも人間なのだ。 -
シリーズ完結編。
これは、なくてもよかった。
ことばのキャッチボールが楽しめた。 -
更に切ない。時代小説によくこの題材を合わせたもんです。惜しいですね。
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先日亡くなられた宇江佐真理さんの「泣きの銀次」シリーズ参之章。
銀次はついに五十路目前(とはいえやはり現代の同年齢よりはだいぶ上な感じ)
商売も軌道に乗り、長女の祝言もあり、何も心配はないとばかりの日々であったが…
というわけで最終章。
光陰矢の如しとばかりに駆け抜けました。
虚ろ舟、題名だけ見たときには気付きませんでしたが、巷のオカルト系で話題の江戸UFOなんですよね。
まさかあれを描く人がいるとは思いませんでした。
いや、宇宙人とかは出てきませんけど。
でも描き方がモロUFOで、キャトルミューティレーションまで出てきて、おおおい、と。
本編ではないですよ、もちろん。
ただ、不安の象徴としての描かれ方で、話を彩っていました。 -
銀次50歳
怪現象に会いながら家族に大きな人生の岐路が!
悲しみの最終章 -
「髪結い伊佐次」シリーズは作家生活の限り続けると、作者が言っているのに対し、この「泣きの銀次」シリーズは、本作が最終章とのこと。
「伊佐次」シリーズが「陽」に対し、「銀次」シリーズは「陰」と言っていいか。前者が、主人公の家族やその周囲の人々の成長を温かく見守り続けるのに対し、本作は「社会と人間の暗部を掘り下げてきた」から、終わるべくして終わるシリーズか。-
コメントありがとうございました。
あっちの「髪結い」さんの方は、代替わりしつつ当分続きそうですね。
そのうち、孫の代まで行ったりして?コメントありがとうございました。
あっちの「髪結い」さんの方は、代替わりしつつ当分続きそうですね。
そのうち、孫の代まで行ったりして?2013/06/02 -
2013/06/03
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