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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062775229
感想・レビュー・書評
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「いちばんめ」が好き。自分の高校時代を思い出したりして、キュンとなった。どの話も、大なり小なり切ないなーっていう印象がある短編集だったな。
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嫁の遺言ほか6つの短編がおさめられている。どの作品も良かったけど、特に好きな作品は『いちばんめ』と『あの人への年賀状』『窓の中の日曜日』かな。つぎは『泣きながら、呼んだ人』を手にとってみたい。地元の本屋のさわや書店フェザン店の方が解説されてて驚いた。
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人間なんてさ、毎日毎日何かしら後悔ばかりして生きてるんだよね。
ちっちゃな後悔から、取り返しのつかない後悔まで、あれこれと。
後悔して今度こそ、と気持ちを新たにやり直そうと思って、それでもなんだかうまくいかなくて。
そんなこと繰り返しながら生きているけど、それでも人生ってそれほど捨てたもんじゃないぜ、って思える瞬間もあるわけで。
そんな後悔の中のちっちゃな幸せ、みたいな7つの物語は子どもの頃に道端にしゃがみこんで摘んだシロツメクサのよう。