- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062775472
作品紹介・あらすじ
12星座作家豪華競演! 12人の作家が自らの星座に導かれて描き出す「運命と宿命」の物語。文庫オリジナル。
感想・レビュー・書評
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12人の小説家が、自分の星座にちなんだ短編を紡いだ小説集。
さすがみんな上手いのだが、読んで温かい気持ちになるものはほとんどなかった。
あと、難解すぎて意味がわからないものも。
読み返すことはないかなー。
「安政元年の牡羊座」橋本治:まさかこの時代で星座とは。さすが橋本治。
「クラシックカー」原田ひ香:三角関係の話。この辺までは、普通の短編集の体。
「星と練乳」石田 千:この中では明るい話。
「二十六夜待ち」佐伯一麦:設定は暗いけど、最後は希望あり。
「サタデードライバー」丹下健太:ダイレクトに星占いの話。
「乙女座の星」姫野カオルコ:わかりにくいが含蓄は深い気がする。
「天秤皿のヘビ」戌井昭人:実際にありそうでやりきれない話。
「いいえ 私は」荻野アンナ:そういえば著者は作中人物と同じ病気にかかったことがあるんじゃなかったっけ。
「夏に出会う女」宮沢章夫:狂気。
「山羊経」町田 康:全くわからんかった。難しすぎる「夢十夜」みたいな感じ。
「美人は気合い」藤野可織:これも難解。
「透明人間の夢」島田雅彦:オチでそういうことか!と。 -
12星座ものが好きなので、タイトルに惹かれて。
残念ながらほとんどが心に残らない物語でした。
何が言いたいのかサッパリ解らない作品もちらほら。私の肌には合わなかったんだろうなぁ。
そんな中でも牡牛座、双子座、魚座はまあまあ面白かったです。 -
もとから好きな石田千さん、初めて読んだ橋本治さんが面白かった。