氷紋 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2013年11月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784062775564

作品紹介・あらすじ

S大学医学部助教授・諸岡敬之の妻、有己子には夫の同期・久坂利輔との間に秘密があった。なぜか彼に惹かれ、入籍直前に関係を持ったのである。あれから七年。久坂と邂逅したがために、有己子の秘めた愛に再び火がついた――。許されざる愛に落ちる妻の姿を研ぎ澄まされた筆致で描く、渡辺淳一文学初期の傑作長編ロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 評価は2。
    渡辺淳一の描く医者の姿は昔から好きだった。
    腕は良いが寡黙で正義が強い。
    最優先は患者だ!という強い志を持った医師。
    しかし、恋愛が中心の話となると、男性目線が強すぎてしまって・・・
    父親は大学のしかも外科の教授であり、
    結婚するお相手は外科のホープ。
    ご本人は大学卒業と共に家庭へ入り、
    お嬢さんで我が儘かと思えば三つ指をついて
    旦那様を見送る良妻。
    外見は美しく、子供は利発で・・・
    だからこそ、初めての愛に溺れる。

    たぶん、描かれているのは男性が理想とする女性なんだろうが、女性目線から言えばこんな女性いるのか?と思える。

    しかも今回は腎臓の石をとる手術を旦那さんに執刀されるが、その際に復讐だ!と子供の産めない身体にされる。
    ICのご時世あり得ないし・・・・と思いながらも嫉妬も含んでか?全く女性に同情も出来ず・・逆に手に職も無いのに子供連れて家出てどうするのだ?と疑問まで湧き出る始末。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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