オメガ 警察庁諜報課 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775694

作品紹介・あらすじ

警察庁諜報課、通称「オメガ」は海外に支局を持つ国際諜報機関だ。北京支局香港分室に着任した美貌の捜査官・榊冴子に与えられたミッションは人民解放軍の配下にある麻薬精製工場の破壊工作だったが――。闇に広がる冷酷な諜報の世界を、臨場感あふれるアクションでつないだ待望の新シリーズ!
***
「ここは諜報課だ。情報の世界から、もう一歩踏み込んだところだよ。ここではあらゆることが行われている。あらゆることだ。それが何を指すのかは君の想像に任せるが、その想像を超えたことに、君はこれから着手しなければならない」

感想・レビュー・書評

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  • 49かつての大藪作品のようで面白かった。作者の特定の国に対する意識がここでも徹底して描かれていて痛快!これを書きたいために作家をされているのか、と思ってしまう。
    2023/7/6 83再読

  • 警察庁諜報課、通称「オメガ」。北京支局香港分室に着任した美貌の捜査官・榊冴子に与えられたミッションは人民解放軍の配下にある麻薬精製工場の破壊工作だったがー。

  • 作者は警察出身で、警察物の小説を手掛けているのはご承知のとおり。
    本作品も題名のとおり警察物の体をしているが、内容は日本版の工作員物である。
    やや、警察とは離れた感じの話であるため、話に迫力が欠けるところが否めず、読んでいて先が気になってしょうがないというハラハラどきどき感はなかった。
    暇つぶしにはいい程度か?

  • 警視庁情報官シリーズや公安部シリーズとは桁違いにスケールが大きい。
    だからなのか、まったくリアルさが感じられない。
    よくあるスパイ小説のようなザックリさで物語は進んでいく。
    元公安経験者ということで、知られざる警察内部をリアルに描いたシリーズが人気だった。
    さすがに世界的な諜報活動は経験していなかったらしい。
    現実感がなく、どこかのB級映画のような展開になってしまっていた。
    破壊活動の描写など、ありきたりなものが多く、濱作品でなければ味わえない何かが感じ取れなかった。
    残念だ。

  • 日本にこういう組織が本当にあるなら頼もしいが。

  • 諜報課が存在し、インテリジェンスの仕事をする。
    北京支局香港分室に着任した美貌の捜査官・榊冴子。
    女の子を描くには あまり慣れていないようだ。
    その美しさやしぐさが 物足りない。

    ストロベリーナイトの 姫川を 目標にしているが
    トラウマや激しさ、そしてオンナとしての負い目
    などが ほとんどない 表層的なオンナスパイ。
    なぜ 成功するのか というのが よくわからない。
    よのなか そんなに簡単じゃないと言いたい。

    覚せい剤を 北朝鮮で作り
    人民解放軍が 深圳で 精製する。
    その工場を爆破するのが 日本の諜報課 のエージェントがやる。
    人民解放軍のハッカーの集積地 海南島 も爆破する。

    ふーむ。
    目標設定が おもしろいだけだね。
    濱嘉之のこれまでのスリリングな展開としては、
    物足りないと思える。

  • ・あらすじ
    裏でコソコソコソ。俺・私って天才。
    ・かんそう
    期待値を下回ったよ。濱 嘉之は好きなんだけど風呂敷広げてたたむのちょっと下手に感じる。

  • かなりリアル。文章も上手い。それにしても公安ものって多いね。

  • 2塁打くらいの面白さだった

  • 爽快感があり読みやすかった

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。主な著書に「警視庁情報官」「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」「院内刑事」シリーズ(以上、講談社文庫)、「警視庁公安部・青山望」「警視庁公安部・片野坂彰」シリーズ(文春文庫)など。現在は危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍中。

「2022年 『プライド 警官の宿命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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