ユーラシアの双子 上 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775779

作品紹介・あらすじ

50歳で会社を早期退職し、シベリア鉄道に乗りユーラシア大陸を横断する旅にでた男・石井。二人娘のうち長女は五年前自ら命を絶ち、三年前に妻とは離婚した。旅で石井は過去として過ぎ去ってしまった半生を振り返り、孤独と対峙していた。石井は偶然、自殺を決意し同じルートを先行して旅する若い女性・エリカの存在を知る。石井の西への旅は続く。

感想・レビュー・書評

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  • 約2時間で読了。やはり1時間200頁のペースは変わらないなぁ。下巻は明日の夜ですね。退職した男がシベリア鉄道で旅に出る話。大崎さんの作品にいつも感じる静かな寂しさが、この作品にも横たわっている。読みながらどこかで似た様な話を読んだ様な気がしていたのだが、宮本輝の「ここに地終わり、海始まる」だと気づく。ただ、どこそこが似ている、というわけではなく、私の感覚的なものなので、下巻を読み終えたら「ここに地終わり、海始まる」を再読してみようかと思う。

  • 大崎さんの作品は色んな知識が得られるので好きです。
    内容云々よりもそんなとこが気に入っています。

    ただ、おっさん二人のやり取りは痛々しいくてイヤです。
    鳥肌立っちゃうので飛ばしました。

  • 娘を亡くした男が、早期退職をして鉄道だけでユーラシア大陸を横断。
    ふいに思いついての旅が19歳の少女の自殺を止めるという目的があるものになる。
    どうなっていくのか後半が楽しみ。

  • ユーラシア大陸を、ウラジオストクからリズボンまで鉄道で旅する。
    人間ドラマも面白いのですが、旅行記として私は楽しく読みました。
    シベリア鉄道、一度乗ってみたいなと思いましたが、なんだか読んだだけで満足してしまいました。
    これまでの鉄道旅の経験と、文章だけで、なんだか十分追体験できるなあと。

    ヨーロッパに入ってからの、街の風景やお酒の描写も、ありありと浮かぶようです。
    お酒、飲みたいな…

  • 通勤時間にゆっくり読んでた作品。
    実際に旅に出る感覚。しかし初めはちょっと乗って見たいと思ったシベリア鉄道、話が進むに連れて絶対乗りたくなくなった(笑)
    でも、バイカル湖は渡ってみたいな。
    澄み渡った湖に沈む25万人。怖いけど。
    ロシアの腐ったピロシキはソチオリンピックでジャンプの葛西選手も食べてやられたみたいで、タイムリーで笑った。
    底辺にあるテーマが重いので一気に読む気にはなれなかったんだけど、感情がダイレクトに感じられる表現力がいろいろ考えさせられる。

  •  ウラジオストックからリスボンまで全て鉄道で行く。沢木幸太郎の深夜特急を思い浮かばせるような設定で、旅好きにはグッとくるでしょう。しかし、内容としては微妙。旅をしている情景はいいけれど、人生を反芻するというところの描かれ方がどうにも違和感。旅を人生に准えるのはよくあることだけれど、過去の話の書かれ方に規則性がないよう気がする。現在と過去のシーンの区切りがどうにもわかりづらい。シベリア鉄道のシーンをもっと長く描いてほしかったなと個人的には思う。

  • 待ちに待った文庫化、カテゴリーは「旅本」でしょうか。
    レビューは下巻を読んでから。

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