虹果て村の秘密 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2013年8月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784062775878

作品紹介・あらすじ

推理作家になるという夢を持つ12歳の秀介(しゅうすけ)は、同級生の優希(ゆうき)と虹果て村で夏休みを過ごす。「夜に虹が出たら人が死ぬ」という村の言い伝え通りに、男性が密室状態の自宅で殺害される。折しも土砂崩れのため犯人と共に村に閉じこめられた二人は知恵を振り絞り謎に挑む! 本格ミステリの名手による珠玉の推理。


「夜に虹が出たら人が死ぬ」という村の言い伝え通りに発生した“密室殺人”の謎に少年&少女探偵が挑む!
懐かしくも新しい本格ミステリの逸品。

推理作家になるという夢を持つ12歳の秀介(しゅうすけ)は、同級生の優希(ゆうき)と虹果て村で夏休みを過ごす。「夜に虹が出たら人が死ぬ」という村の言い伝え通りに、男性が密室状態の自宅で殺害される。折しも土砂崩れのため犯人と共に村に閉じこめられた二人は知恵を振り絞り謎に挑む! 本格ミステリの名手による珠玉の推理。

※本作品は2003年10月「ミステリーランド」シリーズの単行本として刊行され、2012年8月にノベルスとして刊行されました。

みんなの感想まとめ

本格ミステリの魅力が詰まった作品で、12歳の秀介と優希が虹果て村で体験する密室殺人事件を描いています。「夜に虹が出たら人が死ぬ」という言い伝えに基づく事件が発生し、二人は閉じ込められた村で知恵を絞って...

感想・レビュー・書評

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  • 第一章 ナスビにゆられて虹の村へ
    第二章 インクの匂う部屋
    第三章 夏空の向こう側
    第四章 ざわめく森
    第五章 不吉な三日月が昇る
    第六章 朝焼けがくるまでに
    第七章 今は一輪のバラを

    この小説は〈かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド〉という叢書のために書かれた有栖川さん初のジュブナイル・ミステリです。

    推理作家になるという夢を持つ12歳の秀介と、推理作家の母を持ち刑事になりたい夢を持つ同級生のユー(優希)の二人は、虹果て村で夏休みを過ごします。
    虹果て村には虹の言い伝えが七つあり、その一つには「夜に虹が出たら人が死ぬ」というものまでありました。
    ある夜、村で男性が密室状態の自宅で殺されます。折しも土砂崩れのため犯人と共に村に閉じこめられた秀介とユー。
    二人はこの殺人事件の謎に挑みます……

    まだミステリの楽しさを知らない子どもたちに、まず〈古典的な本格ミステリ〉を読んでもらいたいと書かれたこの作品には、密室、アリバイ、ダイイング・メッセージ、クローズドサークル……ミステリ好きにはお馴染みのワクワクする謎が、惜しむことなくギュッギュッと詰め込まれています。
    それだけでも謎解きの魅力がじゅうぶん伝わるのだけれど、有栖川さんはさらに「本格ミステリとは何ぞや」「本格ミステリを書いてみたい」とその先に広がる世界へと踏み込んでくれます。それはまるで秘密のハンドブックを手にいれたよう。
    「本格ミステリ」の面白さに目覚めた読者には飛び上がるほど嬉しい贈り物でしょう。

    さて、最初に並んだ七つの章題。これらは何かを表しています。それが何なのか「推理小説が好きな少年少女」や「推理小説が好きになるかもしれない少年少女」そして「かつて子どもだったあなた」には、もうピンときてますよね。

    • nejidonさん
      地球っこさん、こんにちは(^^♪
      はい、「まだまだ子ども」なので(笑)読んですぐ分かりましたよ!
      でも「いいね」をクリックしたら谷底に落...
      地球っこさん、こんにちは(^^♪
      はい、「まだまだ子ども」なので(笑)読んですぐ分かりましたよ!
      でも「いいね」をクリックしたら谷底に落ちるように眠ってしまいました。
      まだまだ子どもなので(^^;
      「なすび」が不自然ですものねぇ。
      七から順に「赤橙黄緑青藍紫」の虹の七色です。
      なんてお洒落な章立てですこと!
      この作家さんはお名前もお洒落ですよね。
      私もお洒落な本棚名にしょうかなと画策中です。
      でも思いつかないんです、まだまだ子どもなので(まだ言ってる・・)
      2020/03/28
    • 地球っこさん
      nejidonさん、おはようございます!

      はい、正解です(*^^*)
      わたしが子どもの頃は、小学校の図書室にあった児童書版『シャーロ...
      nejidonさん、おはようございます!

      はい、正解です(*^^*)
      わたしが子どもの頃は、小学校の図書室にあった児童書版『シャーロック・ホームズ』シリーズが、初めての推理小説でした。
      貪るように読んだものです。
      それが現在は、有栖川さんだという子どもも、たくさんいるのではないでしょうか。
      あと、はやみねかおるさんとか、名探偵コナンとか……
      わたしも「まだまだ子ども」なので、大好きです。

      nejidonさん、本棚名変更するのですね。
      うわぁ、楽しみです。
      でも名前って難しいですよね。
      とはいえ、あれやこれや考えてる時間も楽しいものですよね☆




      2020/03/28
  • 虹果村夏休。「夜に虹が出たら死ぬ」伝説通りの殺人事件。2人の将来の夢はお互いの親の仕事(刑事・作家)。犯人が動機を話したくないのも納得。迷信を信じ犯した罪は重い。

  • 小学6年生の上月秀介(推理作家志望)と二宮優希(警察官志望)の2人が、夏休みに訪れた美しい虹がかかる村で、密室殺人事件が起こります。折しも台風が接近して土砂崩れが起こり、村はクローズドサークルになります。犯人は村内にいる誰か? 本格ミステリの基本中の基本というべき作品です。犯人探しだけでなく、環境問題や戦争のことなど、読んで多くのことを考えるきっかけになることが詰め込まれています。あとがきに語られる、有栖川有栖先生の、推理作家になりたいと思い始めて本当になるまでの話も、本好きジュニアの皆さんに読んでほしいなぁ。

  • もともと子供向けとのことで非常に読みやすくなんだか爽やかな印象さえ残るミステリー。
    夏休み、母の別荘に友達を連れて遊びに来た小学生の2人が事件の謎をとく。
    なんだかかわいい二人組だった。

  • もともと子ども向けだからミステリ入門書的で分かりやすかったし、微笑ましいところもたくさんあるし、子どもの時にこの本を読んだらミステリもっとハマったのかもなーという作品。個人的にあとがきが結構好きです(有栖川さんの子ども時代の話)。
    二宮ミサト先生の作品も読んでみたいと思ったり。

  • 主人公の子供達が可愛くって良いな〜(笑)ジュブナイルとして書かれているので内容は単純(笑)こういう話は好きだな〜(笑)

  • 地の分で”回文とは何か”の説明とか入るから(どうして?)と思ったら元々はミステリーらんど、子ども向けに書かれたものだったのね。これ小学生で読んだら楽しかっただろうな。大人でも楽しいけど。

  • 「有栖川有栖」の長篇ミステリ小説『虹果て村の秘密』を読みました。

    先日『ミステリー傑作選・特別編〈5〉自選ショート・ミステリー』に収録されていた「有栖川有栖」のショート・ミステリー『ハードロック・ラバーズ・オンリー』を読んで、久しぶりに「有栖川有栖」の長篇作品を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    「夜に虹が出たら人が死ぬ」という村の言い伝え通りに発生した“密室殺人”の謎に少年&少女探偵が挑む!
    懐かしくも新しい本格ミステリの逸品。

    推理作家になるという夢を持つ12歳の「秀介(しゅうすけ)」は、同級生の「優希(ゆうき)」と虹果て村で夏休みを過ごす。
    「夜に虹が出たら人が死ぬ」という村の言い伝え通りに、男性が密室状態の自宅で殺害される。
    折しも土砂崩れのため犯人と共に村に閉じこめられた二人は知恵を振り絞り謎に挑む!
    本格ミステリの名手による珠玉の推理。
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    著者本人の少年時代を投影したジュブナイル・ミステリ… 「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」をコンセプトとした少年少女向けミステリ・シリーズとして刊行された『講談社ミステリーランド』の第2回配本(2003年10月)用に描かれた作品です、、、

    とはいえ、大人が読んでも十分に愉しめるクオリティでしたね… 面白かったです。


     ■第一章 ナスビにゆられて虹の村へ
     ■第二章 インクの匂う部屋
     ■第三章 夏空の向こう側
     ■第四章 ざわめく森
     ■第五章 不吉な三日月が昇る
     ■第六章 朝焼けがくるまでに
     ■第七章 今は一輪のバラを
     ■わたしが子どもだったころ
     ■ノベルス版あとがき
     ■文庫版あとがき
     ■解説 青柳碧人

    ミステリ作家になりたい「秀介」と、刑事になりたい「優希」は、小学六年生… 二人は夏休みに「優希」の母「二宮ミサト」のふるさとである虹果て村へやってくる、、、

    「秀介」の憧れのミステリ作家で虹果て村に別荘を持つ「ミサト」からの招待だ… しかし、肝心の「ミサト」は講演で到着が遅れ、「ミサト」のいとこ「明日香」が二人の面倒をみてくれた。

    虹にまつわる七つの言い伝えがあるのどかな村では、最近、高速道路建設をめぐって賛成派と反対派の対立が激しくなっていた… 到着早々、二人は高速道路建設に関わる住民たちの争いを目撃する、、、

    やがてそれは事件に発展し、高速道路建設反対派の「笹本」が密室状態の自宅で殺されてしまう… 「秀介」と「優希」は、周囲の目をかいくぐり、独自で犯人探しをしようとおとなも驚く知恵をしぼるのだが……。


    少年と少女の冒険と謎解き… 夏休みの経験を経て、二人は大人の階段を少しだけ上ります。、、、

    ミステリとしても愉しめるけど、二人の成長の物語としても愉しめましたね… ジュブナイル・ミステリということで、コンパクトにまとまり過ぎている印象はある一方で、子どもの頃、ワクワクしながら夢中になって推理小説を読んでいた頃の瑞々しい感覚を思い起こしてくれる作品でもありました。

  • 高速道路建設の賛成派と反対派で揺れる「虹果て村」で、反対派側の人間が密室状況の自宅で殺害されてしまう。しかも、村へ通じる道が雨のせいで土砂崩れで通行不能に、二重密室と化した事件に少年&少女探偵が挑む

  • 解けたと思ったのに〜

    ちょっと悔しい⤵︎ ︎

  • 推理作家を目指す少年と刑事を目指す少女という設定と、その少女がジャニーズの話にはついていけないのに「ユー」と呼ばれている点がツボすぎた。

  • 「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」というコンセプトを持った、講談社ミステリーランドの一冊です。

    有栖川さんにとって初めてのジュブナイル・ミステリ。

    大人の読者の方々には、少々物足りない内容なのかもしれません。
    ですが、子供たちに本格ミステリの面白さを伝えたい、という真摯な思いに溢れていて好感が持てました。

    主人公達が中学生や高校生になったお話も、いつか発表していただきたいですね。

  • かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランドに寄せた著者初のジュブナイル

    ジュブナイルなだけあり、とても平易な文章で、トリックもトリッキー(?)ではなく、ものすごく古典的なものが出てきたりして微笑ましい

  • 珍しく子供が主人公の話

  • 過去の既読本

  • 『あなたたちも大人になったら、きっとあとの世代に託す問題を抱えるわ。だから、おあいこ。世界中どこでも、いつの時代でも、大人は子供にこっそりあやまっている。

    『こんなことが解決できなかった。ごめんよ。あとはたのんだ』って。でも、同時にこうも思っている。『怒らないでほしい。君たちが子供のうちに解決させた問題もあるんだよ』それが永久にくり返されるのよ。人間がこの星に生きているかぎり。』

    有栖川有栖初のジュブナイル・ミステリ。すごく良い!

    ミステリ好きのための作品でもあるし、これからミステリを好きになるであろう人のために書いた作品でもある。

    ミステリの面白さが詰まった作品!

  • ジュブナイル・ミステリ。主人公の小学生目線なので、殺人事件は起きるけれど、(大人たちが隠すから)残酷な描写はなく、いつもの著者の作品以上にやさしい文章。それでいて、きちんと本格ミステリになっているので、子どもはもちろん推理小説がはじめての大人にもお勧めしたい。私が子どもの頃にこんな本と出合っていたら、もっと早くミステリが好きになっていただろう。惜しい。

  • 刑事がうさんくさいからなんか裏があるのかと思ったらなかった。
    そういや子供向けだった。

  • ジュブナイルらしく、さわやかでさらっと読めた。

  • 実にきれいな推理小説。
    「え、これで終わり?」
    と、そのあまりの教科書通りの展開・終わり方にびっくりするくらい。

    で、あとがきを読むと、これは中学生くらいの子に向けた本だったのね。それで納得。
    あとがきも素敵な文章だったなあ。「名文」と言っていいくらい。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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