- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062776073
作品紹介・あらすじ
湯治客の子を孕み江戸にやってきた箱根の湯宿の女を助けた伊織。相手の男は行方知れずになっていた。文庫書き下ろしシリーズ第6弾。
感想・レビュー・書評
-
シリーズ第六弾。
第二話「兄、弟」に出てくる小間物屋のおかみ・おもとと、第三話「夏ほたる」に登場する湯宿の女主人・おみね。
二人とも、好きな男性に執着しすぎて勝手な行動をとってしまう点が共通しています。
(特に、おもとは“何してくれとんねん!”と言いたくなるほどの愚行に出ます・・)
伊織様を慕うお藤さんの思いは、このような執着にはならないと思いますが、どう発展するのか見守りたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017.4.5.
-
6巻め。短編3話。江戸人情、捕物というテーマですが、じれったいような、のんびりした筋運びで、まるで時間がループしているようです。藤原さんの作品の中でもその傾向が特に顕著です。こういうのもありで、僕は好きです。伊織がお屋敷に帰るかもしれない話もまだ後5巻くらいは大丈夫なんではないかと思います。
-
第六弾
短編三話、正統派な時代読み物?
久しぶりに続きを読む?、登場人物に憶えはあり
作者の作品に登場する男女の行く末は? -
安心して楽しめる藤原さんのシリーズ。いつもと同じ短編連作でこれが落ち着く。秋月を取り巻く状況も少しづつ進展してきており、そろそろ終りを意識されてるのかなあって感じです。