夏ほたる 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776073

作品紹介・あらすじ

湯治客の子を孕み江戸にやってきた箱根の湯宿の女を助けた伊織。相手の男は行方知れずになっていた。文庫書き下ろしシリーズ第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第六弾。

    第二話「兄、弟」に出てくる小間物屋のおかみ・おもとと、第三話「夏ほたる」に登場する湯宿の女主人・おみね。
    二人とも、好きな男性に執着しすぎて勝手な行動をとってしまう点が共通しています。
    (特に、おもとは“何してくれとんねん!”と言いたくなるほどの愚行に出ます・・)
    伊織様を慕うお藤さんの思いは、このような執着にはならないと思いますが、どう発展するのか見守りたいです。

  • 2017.4.5.

  • 6巻め。短編3話。江戸人情、捕物というテーマですが、じれったいような、のんびりした筋運びで、まるで時間がループしているようです。藤原さんの作品の中でもその傾向が特に顕著です。こういうのもありで、僕は好きです。伊織がお屋敷に帰るかもしれない話もまだ後5巻くらいは大丈夫なんではないかと思います。

  • 第六弾
    短編三話、正統派な時代読み物?
    久しぶりに続きを読む?、登場人物に憶えはあり
    作者の作品に登場する男女の行く末は?

  • 安心して楽しめる藤原さんのシリーズ。いつもと同じ短編連作でこれが落ち着く。秋月を取り巻く状況も少しづつ進展してきており、そろそろ終りを意識されてるのかなあって感じです。

  • 見届け人シリーズ 第六弾。秋月伊織が屋敷に戻るかもというそれぞれの想いが話に少し影響を与えているが、いつも通りの良くも悪くも 藤原緋沙子みたいな感じ。今巻もそうだが見届け人という設定が活かされず、店の関係者が事件に出くわしたりして巻き込まれ関わっていくパターンでだるま屋の商いと関係が無くなってきてるのが気になる。他のシリーズとの被るような似たような話ばかりになって、もともと薄かった特色が更に薄れてきたような。屋敷に戻るのも伊織とお藤の仲もこのままズルズルと巻を重ねるパターンかな。

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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