天主信長〈裏〉 天を望むなかれ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 164
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776226

作品紹介・あらすじ

尾張の小名から天下人へ駆け上る男、信長。播磨の陪臣で、主の日和見に振りまわされてきた官兵衛。光秀や秀が吉を登用し、反逆を許さぬ苛烈さで勝ち上がる信長を、憧れと反発心とで官兵衛は遠くから見ていた。毛利になびく播磨で、いち早く秀吉の寄騎となり、軍師として頭角をあらわした官兵衛も、一度は裏切者の汚名を着せられた。官兵衛から見た信長とは、天下とは? 『天下信長』のアナザーストーリー。文庫では2冊楽しめる!

感想・レビュー・書評

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  • 官兵衛側からの信長!!!

    うー!ーんこれもまた見応えバッチリ!!!!謎の多い本能寺の変!
    いまだに真相分からずだとこういう歴史ミステリとして成り立つのね!!!

    こんな結末も確かにあり得そう!と思わせるとのろがまたすごいよなぁ信長って。っていうオチです。

    なんかすごいよなぁ。

    もしここで死ななかったら、やっぱり日本の歴史はさらに大きく変わったかもなぁ。って思うのもある。織田信長!!!!!!みんながハマるのようわかる!!!

    黒田官兵衛の本もたくさんでてるけど、この人の人生も面白いわぁー!!!!!!!!!!!

    ハマるハマる!今頃歴史にハマる。笑笑

    面白い本からの歴史を学ぶって大事だよね。

    興味もたないと覚えないもんね。

  • 〈表〉では竹中半兵衛が主人公だが〈裏〉では黒田官兵衛が主人公。作者の意図なのか表では官兵衛の裏では半兵衛の性格設定がより濃くされている。個人的には官兵衛が主家小寺家で一人信長支持に立ち回るくだりが面白かった。

  • 秀吉が卑小な描かれ方だけど、晩年の残念な
    行いには似つかわしい
    裏・・・もう少し突飛な仕掛けが欲しい・・・

  • 本能寺の変 謎本。信長は神になろうとした。なかなか斬新な解釈。実際問題としてはないが、説得力はありました。

  • 多分秀吉は直接信長と対峙するようなことは絶対に無いだろうと思う。やるとしたら、忍びや浪人、野武士などを利用して自分が関わっていた痕跡など残すはずがないのだ。ストーリーとしては面白いが、少し違うかなと思ってしまう。

  • 着眼点が斬新で、歴史ミステリー好きには堪らないかも。

    ではあるものの、表ほどの斬新さがなく、驚きが軽減されてたのが残念。

  • 表に対する裏といっても内容は内容を少し変えただけ
    この巻は黒田官兵衛をメインに、本能寺の変を同様に描く

  • あえて別の本にする必要があったのか。結末違うのかこれ。

  • 本能寺の変で起こった証拠として、
    こういう解釈は面白いと思った。

    半兵衛、官兵衛に比べ、信長、秀吉、光秀の描かれ方がひどい気がする。
    キリスト教との接点の持ち方は面白い。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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