大江戸妖怪かわら版3 封印の娘 (講談社文庫)

  • 講談社 (2013年8月9日発売)
3.84
  • (24)
  • (47)
  • (34)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 595
感想 : 26
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784062776257

作品紹介・あらすじ

魔都大江戸で年を越したかわら版屋の少年記者・雀。新春早々、仕事仲間の桜丸やポーと連れ立って歌舞伎見物へ出かける。日吉座の花形役者・蘭秋(らんしゅう)の艶やかな魅力とともに、物語に惹かれた雀は、脚本を書いたのが雪消(ゆきげ)という白鬼の娘であることに驚く。美しく若い女の姿をした雪消は、ある理由で座敷牢の中にいた。シリーズ第三作。


魔都大江戸で年を越したかわら版屋の少年記者・雀。新春早々、仕事仲間の桜丸やポーと連れ立って歌舞伎見物へ出かける。日吉座の花形役者・蘭秋(らんしゅう)の艶やかな魅力とともに、物語に惹かれた雀は、脚本を書いたのが雪消(ゆきげ)という白鬼の娘であることに驚く。美しく若い女の姿をした雪消は、ある理由で座敷牢の中にいた。

※本書は2007年9月に理論社より『大江戸妖怪かわら版 封印の娘』として刊行されました。

みんなの感想まとめ

物語は、魔都大江戸を舞台に、少年記者の雀が新春の歌舞伎見物を通じて、白鬼の娘・雪消との出会いを描いています。シリーズ第3弾となる本作では、華やかな江戸の情景や行事が生き生きと描かれ、読者はまるでその場...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ第3弾。

    坊様、裾をからげて走る
    雀、封印の娘に会う
    雀、料られる
    金十郎にあやまり行燈油差し
    白鬼春雷を纏い花を舞い散らす
    まだ浅き春かな
    『大江戸妖怪かわら版(3)』用語辞典!

    年の暮れ。雀にとって二度目の冬。
    桜丸や旦那たちと年越しをした雀は、大江戸三大座の筆頭、
    日吉座の花形役者:蘭秋大夫から初興行に招待された。

    舞台を見た雀は脚本を書いた雪消(ユキゲ)に興味を持つが、
    座敷牢の存在に驚き、改めて白鬼である雪消の話を聞いた。
    そんなある日、上級武士のボンクラ息子から高慢な縁談を承知しろとの申し入れがあり・・・

  • 安定の香月先生の脳裏に映像が浮かぶような江戸の美を書き表した作品。
    年の瀬の江戸の活気ある情景や行事がこと細かに華やかに、また妖しく書かれていた。
    みんな大好き鬼火の旦那が今回は割と出てくるので歓喜でした!

  • 2017.6.17読了。銭湯でポーの姿に見惚れているモノとは私のことかな?この世界の食物事情が気になる。河豚も軍鶏も料理として存在するようだが、生息しているのか養殖しているのかはたまた「輸入」しているのか…この世界だけの食材や料理は出てこないのかな?雀はいい先輩と上司に恵まれてて羨ましいなぁ。特にポーの存在が素晴らしい。猫特性はもちろん魅力で癒しなのだが、外地からの移住者というところで雀にとって移住と言語の面での手助けとなってるのが良い。まわりの方々も失敗した時のフォローもしてくれるし‼︎仕事的にも精神的にも身体的にも!そして雀は失う怖さは知らなかったんだね。知れてよかったね。年上の綺麗なお姉さんも羨ましい。私なら美しい女に喰われるなら本望だ。江戸を舞台にした物語は結構読んできたつもりだけど、これが一番江戸言葉が出てくるな。この厚さだと一冊一週間程度で読めるからさくさく進む。さて次だ次。

  • 978-4-06-277625-7 c0193¥448E.

    大江戸妖怪かわら版 ③ 
    封印の娘

    著者:香月日輪(こうづき ひのわ)
    カバー装画:中川 学

    発行所:株式会社講談社

    2013年8月9日 第1刷発行

    ※本書は2007年9月に理論社より 「大江戸妖怪かわら版 封印の娘」として刊行されました。


    裏表紙より
    魔都大江戸で年越しをしたかわら版屋の少年記者・雀。新春早々、仕事仲間の桜丸やポーと連れ立って歌舞伎見物へ出かける。日吉座の花形訳者・蘭秋のあでやかな魅力とともに、物語に惹かれた雀は、脚本を書いたのが、雪消(ゆきげ)という白鬼の娘であることに驚く。美しく若い女の姿をした雪消は、ある理由で座敷牢の中にいた。

  • ただ一言。
    好き

  • 文庫落ち。大矢博子さんの解説が秀逸。

  • 大江戸の年の瀬、年明けから始まる巻。新たな出会いと、それにまつわる出来事。座敷牢の雪消さんて、また設定が良い。夢中になり過ぎて仕事放ったらかして怒られた後の、雀の頑張り具合が素敵。そして事件。雀がこども返りしたみたいに鬼火の旦那にまとわりつくのがなんともかわいい。にしても江戸言葉、乱用しすぎじゃないだろうか。洒落がだんだん鼻についてきたわ・・・。雀は現代日本から来たわりに、馴染むのが早いな!

  • 読み終わりました!

    後半は、もう目がウルウルしました。:゚(。ノω\。)゚・。
    涙が止まりませんでした…

    ラスト良かった。。



    解説も読みました!
    この巻から第2ステージなのですね♪
    雀にこれからどんな出会いが待っているのか
    成長が楽しみです(〃^^〃)

    次の巻はもうすぐ発売されるので、待ち遠しいです♡♡


    あと、前のレビューで洒落のこと感想を書いたので
    解説でそのことについて触れていたのが
    嬉しかったです!

    香月さん自ら考えて洒落を作ったのかなと思ってました。
    本当に昔からあったんですね!!!


    洒落の意味も最後に載っていて、
    楽しみに読んでいました!こういう意味なんだなって勉強になります(笑)

    例えば『料られる』という言葉があったのですが
    最後の洒落の意味を見るまでは、
    『料られる』の言葉。。雀食べられちゃうの?!と思ってました(゚Д゚;)

    あと『佐太郎』って名前じゃなかったんだ。。

    違ったんですね…(笑)


    洒落はユニークな言葉が多いですね!

  • 面白かった!

    雀が大泣きする場面が微笑ましい(笑)
    雪消の定めと言うか境遇が綺麗だった。

  • 自分の人生を精一杯生きる。
    美しいものは美しい。

  • 雀の過去がまた少し明らかに。
    この大江戸でまさに生きなおしているなってしみじみ思いました。

  • 300307691  B913.6-コウ-3

  • シリーズ3作目。
    喉元すぎれば熱さを忘れてしまう。自分が何にもわかってないのが露呈する。
    それではだめと、大事なことを見失っていないかと、そういうことを思い出させてくれる貴重な作品。
    気づいたときには遅いのだから。

  • 今回の「大江戸妖怪かわら版」は、座敷牢の中に封印された白鬼の娘・雪消とお馴染み雀を中心に話が進む。
    魔都・大江戸での暮らしもすっかり慣れて、仕事でミスをしたり、美味しいものを食べたりキレイなものを見たり。
    でも「魔都」の中には、雀が知らないことも、怖気がするようなことも。
    でも雀はいつも明るく、生きることを楽しんでいて、回りの人が幸せであればいいと願ってる。
    そんな雀の、当たり前の純粋さに、読んでいてふっと笑ってしまったり、同調したりした。
    誰かのために走れることは、それだけで才能だと思う。
    前を向いて走る雀が次に何に出会うのか、楽しみだ。

  • 雀頑張っていきて
    雪消も思い悩まないままで

  • 妖怪がいる江戸に迷い込んだ少年の成長記。
    今回は禁じられた恋。

    相変わらずの真正面からのお説教ですが、
    すっかり耳に気持ち良いです。

  • 元気な雀が怖い思いをする。美しくて怖い思いを。怖いほど美しいという究極の思いを仮に味わえた気分。不思議の国の大江戸で雀がこれから出会うことが楽しみでもある。

  • 今回は大江戸の年末年始の出来事。江戸っ子たちは粋が好きで楽しい人たちばっかりで一度住んでみたくなってしまう。
    ただ今回の話はそんな楽しそうな大江戸の裏の顔も垣間見えてすこしゾッとしたり。初めて人(ではないけど)が亡くなるような大きな事件が起きたり。
    香月さんは妖怪モノをたくさん書いているけど、そんな妖怪たちの在りようを様々に例えて読者に色んなことを諭してくれるというか、説法が巧いなと。児童書らしく、何かへ導くような説教臭さがあるんだけど、それが嫌じゃないから不思議。
    今回も雀の過去は分からなかったし、鬼火の旦那や桜丸みたいな魔神がどういうものなのかはっきりとは教えてもらえなかったし、この先明らかになるのか少し心配。
    しかし旦那かっこいいです。登場人物みんな侠仕立てだよなぁこの物語。

    帯に書かれてあったコミカライズがとても楽しみ!雀は想像よりも年上なデザインだったけど、今巻で15歳よりは上だろうということがわかったし、こんなもんか。文章の雀が幼く感じるのは生まれ直しをしているならしょうがないね。

全24件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香月日輪の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×