北條龍虎伝(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776400

作品紹介・あらすじ

三代にして関八州に覇を成す。始祖以来の悲願達成のため伊豆、相模を制し、武蔵国を攻略する北條家。だが父氏綱が生涯をかけて落とした江戸城と河越城が今、奪われようとしていた――。のちに名将として畏敬された三代目総領「氷龍」氏康と、彼を支え続けた盟友「焔虎」綱成の固い絆ができるまでを活写!

感想・レビュー・書評

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  • 河越夜戦を主題にしていて、珍しい小説。
    風魔小太郎のイメージを裏切ってくれて新鮮。

  • 上巻は歴史的な出来事とは関係が薄い物語だったな。
    氏康の元服前から話を始めているのだから当然ではあるが、やはり盛り上がりには欠けるね。
    ただ、最後の引きが氏康の初陣になっているから、河越夜戦が下巻にある事を考えると楽しみだ。
    [more]
    綱成や風魔小太郎との出会いや、氏綱との武家の惣領としての心構えなどは良い内容だったな。
    また、北條家の遺言である「三代にしても関八州に覇を成す」や領国経営も民の営みを栄えさせ、自然と自らも栄えるようにするなどが読めて面白かったよ。

  • 後北条氏3代目氏康の話。
    後北条氏の小説、川越夜戦の話は今まであまり縁がなかったので、読んでみた。
    この作者の本は初めて読んだが、読みやすく楽しんで読めた。

  • 北條氏康というと、謙信、信玄の攻撃を小田原城で防いだ守りのイメージが強かったが、若かり頃はやんちゃだっんだな。下巻に出てくるであろう、河越夜戦が楽しみ。また、本巻で自分の地元が描かれているのも興味深い。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『我、六道を懼れず[立国篇](下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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