月と詐欺師 (下) (講談社文庫)

  • 講談社 (2013年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (366ページ) / ISBN・EAN: 9784062776448

みんなの感想まとめ

戦前の大阪を舞台にしたこの作品は、詐欺師たちの巧妙な策略と予測不可能な展開が織りなすコンゲーム小説です。読み始めると、次々に繰り出される仕掛けに引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなることでしょう...

感想・レビュー・書評

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  • 「翳りゆく夏」以来の赤井三尋作品、期待通りの傑作。
    舞台が戦前の大阪ということで、馴染みがなく多少読みづらいかなとの予断は、軽く吹き飛ばされた。
    詐欺師たちの次々と打ち出す仕掛けに誘い込まれ、ページを繰る手が止まらず、二分冊をたちまち読み終えてしまった。
    最後まで息を持つかせぬ展開に、コンゲーム小説の魅力を味わった。

  • 評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    詐欺師たちは当主の儀一郎に反抗して解任された灘尾電機の元社長を仲間に引き入れ、財閥本社の電話交換嬢を騙して抱き込む。用意した餌は、海軍に食い込みを狙う灘尾が渇望する最新軍事技術。特高警察・検事局・海軍技術研究所が交錯し、クライマックスの京都帝国大学へ。痛快コンゲーム・ミステリー長編。

    そういうことでしたか・・・。瀬尾の奥さんとか春日のその後をもっと知りたいが・・そこもベールに包まれてって感じだね。イッキ読み

  • 詐欺の大本番では突発的なアクシデントが次々と起こるから、いかに切り抜けるか、の興味で止め時を失う。全篇を通じて、なんか、スカしちゃってる雰囲気なのだ。題名からして『月と詐欺師』って。

  • この作者さんの本は初めてだけどドラマの翳りゆく夏が面白かったので読んでみた。戦前の話というので読みづらいかと思ったけど、結論はかなり満足。ご都合主義なのかもしれんが、それでいいと思うくらい楽しませてもらった。

    ミミックの この背中にヘビ入れたろか には、ハラハラドキドキのシーンなのに思わず吹き出してしまった

  • その後、春日がどうなったのかが気になります。

  • コンゲームものは詐欺が成功して終わるお約束 とわかってはいるのにハラハラドキドキ 手に汗握る。
    筋書き通りに進んでいる時はワクワク痛快。小道具に細工する仕掛けの数々は子供のイタズラのように楽しい。予想外のハプニングをアドリブで切り抜けるクライマックスにヒヤヒヤ。そして何より 運命を 大金を手のひらで転がしてゆく彼らがカッコいい。彼らの中には志があり それが読後の感動を生んだ。上下巻をためらっている方も 読み始めたらあっという間。是非お勧めします。

  • 上巻に記述。

  • 上、下巻読んでも無駄な時間だったと思わない、かなりできのいい面白い作品だった。

  • よう出来た作品です。

    出来過ぎと取るか、
    程よいと取るかは
    読み手次第なんでしょうね。

    私には、永遠の0 と似た雰囲気に感じました。

    つまり、2時間ドラマにも、連続ドラマにも仕立てやすそうな感じがしました。

  • 上巻で感じたように、やっぱり結構上手く行きすぎで、ちょっと引いてしまった・・・
    物語上しょうがないのかもしれないけど、レーダーの説明の件が長いし小難しいしで、ちょっと辟易しちゃった・・・
    春日と弦智が知り合いだったのが一番ビックリした☆
    春日は碧巌寺に居るのかしら・・・?
    4

  •  「あんた詐欺師にしとくのはもったいないよ」といいたくなる作品。
     実にまっとうでさわやかな青春小説でした。

  • 多少うまく行きすぎの感はあるが、なかなか痛快。映画のスティングを連想させるが下敷きになってるのかな。してみると春日がp・ニューマンでインテリがレッドフォードか。

  • 登場人物たちの心の動きがもっと欲しかったなあ。
    詐欺のトリックや手口は見事なだけに、惜しい感じ。
    そういう意味でスティングにはまだ遠いなあ。

    ラストのしかけはよかった。

  • 見方によってはご都合主義とも言えるかもしれないが、ハッピーエンドなのはやっぱ大事。終わり方もなかなかなものだわ

  • サクサク読み終わった。ちょっとうまく行き過ぎの感はあってハラハラドキドキ要素は足らなかったけど、楽しめた。
    ラストの春日に関する種明かしで途中の伏線も見事に回収されて、ああなるほど、と納得。エピローグでは登場人物のその後が描かれていて、いい感じに収束。ただ、松本はどうなったのかなぁ、ちょっと気になる。
    全体的に軽い感じは映像作品のノベライズのそれっぽいなぁとも思ったり。著者がフジテレビの社員ってことでそう思うだけかもしれないけど(^^;;

  • この本が映画「スティング」へのオマージュになっていると書いてあるのを、読み終わった後の解説に読む。見れば作者は1955年生まれで、なるほど私らと同年代と知り、今更ながらに納得する。
    さて、下巻。手駒も揃い、漸う春日の描いた絵柄に沿い、話が進む。
    大きなパズルにひとつずつの小さなピースが嵌められる如くエピソードが連なり、その度に小さなアクシデントが起こっては何とか切り抜ける積み重ね。
    最後の結末は予想がつくのが何かと思いながら、それでも場面場面の小さな緊迫感に頁は進む(そのままのテンションで株券を受取りの場面まで進み、最後の大ヤマになり切れなかったのが玉にキズ)。
    最後の最後で、私も見事に騙されていたことを知り、エピローグも余韻あり。春日はきっと生きていて、新しい仲間と次の獲物へ仕掛けているものと思える。

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