新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2013年9月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784062776523

作品紹介・あらすじ

大人気シリーズ第1作! 不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。(講談社文庫)


買収者・鷲津の闘いはここから始まる。シリーズ第1作

不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。

※本書は、2004年12月にダイヤモンド社より刊行され、2006年3月に講談社文庫より刊行されました。

みんなの感想まとめ

企業の再生と買収をテーマにした本作は、バブル崩壊後の日本経済の実態をリアルに描き出します。主人公・鷲津政彦が、ニューヨークから日本に戻り、不良債権を抱える企業を買い叩いていく姿は、フィクションでありな...

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻の感想です。
    この本は、(図書館のあげます)コーナーにシリーズ4作目のグリードがほぼ新品の状態で置いてあり、それをブクログで検索したら、高評価だったので頂いてきました。
    更にシリーズものということで、1作目の当作品を読みました。

    そんなきっかけですが、面白かった。
    フィクションだけど、登場する企業名とその年代に起きた出来事がリアルに近いので、事実と錯覚してしまいそう。

    以下の順番らしいです。
    ハゲタカ→読んだ
    ハゲタカII.
    レッドゾーン
    ハゲタカIV グリード
    シンドローム
    ハゲタカ4.5 スパイラル
    ハゲタカ2.5 ハーディ

    また、(読みたい)が増えた。

  • 「ハゲタカ」シリーズ 「シンドローム」を読み、鷲津政彦のビジネスにおける類いまれな完成された能力に魅了され、そこに至る彼の謂れを知りたく、今まで未読だったシリーズを遅まきながら読むことに。
    彼はアメリカに在住し、元々ピアニストだったが、アメリカ屈指のレバレッジファンドのトップからその才能を見出されて、この道に入ったとは。
    数年のうちに米国屈指の企業買収者となった彼は、「10年で日本をバイアウトする」と豪語し、バブル崩壊後の日本に戻る。
    そして彼は宣言通り次々に企業買収の成果を上げる。
    そこで登場する銀行や商社などは、実在の名前をもじっており、その当時のあの出来事かと、合点しながら読み進めた。
    このシリーズが長きに亘って広く読み継がれるのは、造形された主人公鷲津政彦という男の魅力だろう。

  • バブル崩壊後、経営悪化にもがき続ける企業、不良債権を抱えて右往左往する金融機関の実態を描いた経済小説。

    放漫経営や杜撰な融資の責任を取りたくない、表面を取り繕って延命を図ろうとする企業・金融機関幹部の姿が生々しく描かれている。一方、外資のハゲタカ・ファンドは、貪欲で腹黒い輩ではあるものの、痛みを伴う外科手術の担い手として肯定的に描かれている。

    「バウチャー(ハゲタカ)・ビジネス」は、「不良債権を抱えた企業の株や債権などを買い占め企業を手中にし、再生していく」ビジネスのこと。そして、「世界中の投資家から資金を募り、それをファンドとしてプールし」てバウチャー・ビジネスを手掛け、買い叩いた企業の価値を短期間で高め、高値で売り抜けて荒稼ぎする投資ファンドがハゲタカ・ファンド。

    日本の悪弊・旧弊と戦うハゲタカ・ファンド社長の鷲津、三葉銀行の芝野(後に辞職してスーパーえびす再生に乗り出す)、松平貴子(外資ホテルのエリート社員だが、実家名門リゾートホテルの再生を決意する)三人。鷲津が、大阪の繊維卸販売会社社長が大蔵省ロビーで割腹自殺した事件(鷲津が投資ファンドビジネスに身を委ねるきっかけとなった事件であり、どうも日米政府が関係した深い闇が隠されている?)に執着する理由、下巻でどう明かされていくのかな?

    バブル崩壊後に日本経済がなかなか立ち直れなかった原因は結局、欲深さと保身・延命。コロナやオリンピックを巡る混乱を見るにつけ、日本が今も同じ問題を抱え続けているんだなあ、ということが実感される。

  • またまた会社の方に貸して頂いた。
    不良債権を抱えた銀行や企業の債権を安く買い叩き、手中に収めた企業を再生し利益をあげる、バルチャービジネス。これをハゲタカと呼ぶらしい。

    お仕事小説で、私には難しく感じられるのだが、これが実に面白い。
    バブル崩壊前後、自分は中高生だったが本書に書かれている数々の事件で記憶に残っているところも多い。フィクションだが、バブル崩壊後の日本を思い出す。

    登場人物それぞれの個性も非常に良い。

    読み始めるとつい時間を忘れて読書をしてしまう。

    上巻だけでもかなりおもしろかったが、
    下巻ではどんな展開が待っているのだろう???

  • 感想
    他の読者の評価が高かったので読んでみることに。一度、ドラマで見たことがあったが、改めて本で読むと面白かった。

    銀行というシステムを作った欧米に対して、バブル期の日本人は手をこまねいて買い叩かれるのみ。金融業界の抜け穴もたくさんあり、魑魅魍魎の金融界を描いた作品。

    日本が鷲津に買い叩かれているのに、なんだか鷲津を応援したくなってしまう魅力がある。

    あらすじ
    ニューヨークでジャズピアニストを目指していた鷲津は、あちらで投資ファンドの社長に見そめられ、企業再生で利益を上げるハゲタカビジネスの腕を磨く。

    90年代になり、バブルが崩壊した日本市場では銀行が不良債権を売り払おうと必死になっていたところに、鷲津率いる投資ファンドが入り込み、巨額の利益を上げる。

    三葉銀行の芝野は、バルクセールを成功させ、銀行の不良債権を着々と処理していたが、バンコク支店への異動を命ぜられ、銀行をやめて企業再生をする決心をする。友達のスーパーを3年で見事に再生させると共に、家族の放蕩経営をしていた友人を切る決意をする。

    日光の格式あるミカドホテルの令嬢であった貴子は、スイスへ留学後、外資系のホテルで修行し、役員まで打診されたが、自分を育てた祖母の死をキッカケにミカドホテルの再建に乗り出す決意をする。

  • 外資ファンドのイメージが変わる方もでてくるのではと感じさせる一冊。
    むしろ内資銀行の方が体裁ばかりを気にして、ビジネスの本質を置き去りにしてしまったが故に、今の凋落に繋がったのかなと。半沢の言葉があるべき論かもしれないが再び心に刺さった。

    • 八幡山書店さん
      半沢直樹がきっかけでビジネス小説の本書を買ったんですが,積読してました。
      面白そうですね。今度読んでみます!
      半沢直樹がきっかけでビジネス小説の本書を買ったんですが,積読してました。
      面白そうですね。今度読んでみます!
      2020/11/17
  • 【感想】
    このシリーズを、一体今まで何度読み返しただろうか。
    金融とか投資についてはまぁまぁトンチンカンな僕だが、この本はそうゆうカテゴリーではない。

    なぜ何度も読み返すのか?
    登場人物がこんなにも魅力的で、キザで素敵すぎるからなんよね。
    彼らの吐くセリフの一つ一つが洒落ているし、仕事面で有能すぎて頭がクラクラする。
    本当にカッコイイおっさん達が、この小説には居るんよね。

    本シリーズはリーマンショックあたりで今のところ終結してるけど、最近の金融業界(ビットコインなど)に関する新シリーズが始まることを強く希望しているわ。


    【引用】
    p82
    「怒らないで下さいよ、別に自棄になって言っているわけじゃないんです。自分の能力を過信し、部下の言葉を信じすぎ、そして社会の流れを見誤った。これはすべて経営者失格の条件じゃないですか。」


    p87
    「今の危機はね、誰が悪いとかではないと僕は思いますよ。日本人が全員、欲の皮を突っ張らかして夢の中のあぶく銭を本物だと錯覚して、今なおその悪夢から覚めることに駄々をこねている。誰が悪い人がいるなら、僕ら全員ですよ。だからタチが悪い。」


    p452
    「アラン、そういう配慮には、日本人もアメリカ人もないわ。自己主張と自意識過剰の塊ばかりが集まっているアメリカのインベストメント・バンクなんて、妬みと嫉妬で優秀な連中がどんどん潰されていくんだから。実力があって結果を出せれば、手続きはどうでもいいなんて思っていたら、あなたも痛い目にあうわよ。」


    「アラン、これだけは肝に銘じておけ。ビジネスで失敗する最大の原因は、人だ。味方には、その人がこの闘いの主役だと思わせ、敵には、こんな相手と闘って自分は何て不幸なんだと思わせることだ。」

    「そして、牙や爪は絶対に見せない。そこまで細心の注意を払っても、時として人の気まぐれや変心、あるいはハプニングのせいで不測の事態が起こるんだ。結果を焦るな、そして馴れ合うな。」

  • 2019年11月8日、読み始め。
    真山仁氏の作品を読むのは、初めて。
    著者のインタビュー記事を読んで、ちょっと読んでみようかと思った。

    2019年11月10日、450頁まで読んで中断。

    • やまさん
      seiyan36さん、おはようございます。
      いいね!有難う御座います。
      上田秀人さんの本は、私は好き嫌いがはっきりする本だと思います。
      ...
      seiyan36さん、おはようございます。
      いいね!有難う御座います。
      上田秀人さんの本は、私は好き嫌いがはっきりする本だと思います。
      時代劇の勧善懲悪の話でないです。
      内面をえぐるような、嫌な感じもします。
      もう一度、読みなおしたいと思うほどの本は少ないです。
      私は、「百万石の留守居役シリーズ」が好きです。
      数馬の活躍と奥様の活躍を中心に毎回楽しみにして読んでいます。
      やま
      2019/11/08
  • またドラマの「ハゲタカ」が始まったので録画予約しました、NHKの土曜ドラマが好きでよく見ていたころ読んだ本のメモ書きです、簡単ですが。 また「ハゲタカ」ファンに戻りそうです。
    鷲津役の綾野剛さんがPRのためにチャンネル変えるとあちこちに出ていましたか、彼にこの役は合うかもしれない、ちょっと癖がある顔立ちだし演技派だし。と思って録画の予約をしました。
    早朝に再生して少し見たのですが過去のものがうろ覚えなので、大筋は別で細かな所が変えてあるようですが面白そうです。柴野役の渡部さんもちょっと線が細くて神経質だが行動力も包容力もあって、できる感じがいいと思いました。
    実はこの柴野さんの仕事ぶりを追っかけて続きを読んだようなものです。
    かれには家庭があって娘さんがいたんだなぁなどと思い出しました。

    以下読書メモなのでドラマはどうなっていくのか楽しみです。


    おおまかにいうと「ハゲタカ」という本は、バブルが崩壊して、日本全体の企業が倒産の危機にあえぎ始めた頃、銀行や企業の不良債権を買い、再生後高く売り払って稼ぐという、時流に乗った方法で業績を伸ばしていった投資ファンドの話。

    鷲津という男はジャズピアニストを目指していたが銀行に入り挫折してアルバイト中にアメリカの大手ファンドにスカウトされる。そこから独立して帰国し、ホライズン・キャピタルという投資ファンドを設立する。その傘下に連なる人たちの仕事ぶりや、狙った企業を手に入れるためのプロジェクトチームの活躍、情報収集のあの手この手がとにかく面白い。

    かたや、柴野という男。彼は誠実で優秀な銀行マンだったのですが、バルクセールという不良債権丸投で再生を計った銀行を辞して、後日倒産寸前の企業を再生させる、この生き方が横糸にあります。このバルクセールというものの攻防もスリルがある。今度のドラマ(NHK)はこのあたりから始まって、最初は主要人物の顔見せ感がある。
    外資系の企業の話ですからカタカナが多く、前の部分をひっくり返して読み直したり難儀した。今回はもう忘れていたのでwikiについていた略語一覧を参考にした。
    でもストーリーは緊迫感があって、鷲津のキャラクターが素晴らしく、本来なら倒産目前の不良債権まみれの企業を狙って買いまくる、従業員や経営者から見れば悪役の「ハゲタカ」だが、こんな企業あっての今なのかなという思いがした。

  • T図書館 2004年 デビュー作
    プロローグ 破滅(おわり)の始まり
    1部 バルクセール
    2部 プレパッケージ

    元ピアノを学ぶ学生→投資会社ホライズン社長(のちに会長)の鷲津政彦
    三葉銀行ニューヨーク支店→日本の開発室へ異動(のちに退職しえびす屋の社長)の芝野健夫
    ロイヤルセンチュリーホテル室長の松平貴子
    この3人の視点で話が平行して進む


    ドラマが好きで見ていた
    「ハゲタカ」と「バイアウト」の原作を再構築していた
    「ゴールデンパラシュート」「ホワイトナイト」等、何だそれ?と言った金融用語が飛び交って面白かった
    しつこく繰り返された場面が多かったものの、6話しかないので展開が早くスピード感があった

    一方原作では、それほどスピード感はなかったが、セリフ等で鷲津の独特の性格や策士ぶり、真面目じゃない日本の内情が鋭く描かれており、この頃の銀行の悪質があぶりだされていた
    鷲津等は汚い手を使ったりもするが、全うな精査をしていた
    本来外資は悪者ではない
    悪は銀行である
    バブル時に多額の融資させ、焦げ付かせた
    バルクセールで債権を売る行為は、債務者にしてみたら、ゆめゆめ思わなかったことだろう
    その債務者も、実は銀行にいいように踊らされ、本業を圧迫する無理な借入をしてしまったことが多々あった
    よって外資に文句が言えるはずはない
    その矛先は、自分もしくは銀行なはずなのだ
    その辺りもしっかり描かれており、頷きながら読んでいた

    また鷲津と柴野は頭が良く切れ者
    やり方は相対するが、お互い一目置く存在の構図が面白い
    今後、貴子との絡みが見物だ

    原作とドラマの相違点で気づいたことがあった
    ドラマで鷲津は三葉銀行出身だったが、原作ではそうではなく、大阪出身で銀行に並々ならぬ恨みを持った人間であった
    これは原作の核というべき事柄だけに、ドラマでは別物にしてしまったのは疑問が残った

    アランの言葉
    149本当にこの国はファンタジックな国ですよね
    世界で最も治安がいいのに、その国でエグゼクティブだと思われている金融界がギャングたちと仲良しなんですから
    リンの言葉
    私も日本には本音と建前があることは知っていたけれど、そのギャップは半端なものじゃないもの

  • 太古の昔にNHKのドラマをちょっとだけ見たのが記憶に残っていて,ふと思い出したので読んでみる.バブル崩壊後,混乱期にあった日本の経済界に斬り込む若き米投資ファンドの日本人社長と,日本の都市銀行で優れた感覚を持ちながらも社内のしがらみの中でくすぶるバンカーを中心に描く.金融関係の用語は多く登場しており,いくらかは説明されているが,調べて知る機会にしようと思って読んでもいるので,そこまで苦にはならない.実際の事件や銀行をモチーフにしており,当時何が起こっていたのかについても紐解くことで,金融業界の興味深さを知ることができた.個々のシーンがバラバラに進んでいるように見えるものの,絶妙に繋がりを見せており,大きな悪事やリスクも潜んでいる辺り,スリルを持って退屈することなく読み進めることができた.後半どうなるのか,引き続き読んでいく.

  • ハゲタカはおもしろい

  • 真山仁デビュー作。

    確かにドラマにしやすい、というのが読後の感想。
    各登場人物のモデルになった人物や出来事に対する取材の量・質が高く、あたかも史実かとおもわせるような場面の連続である。

  • 主人公の挫折がよくある感じなのはしかたないのかな。過去の因縁的なものも匂わせてるけどどう展開するんだろう?今のところ主人公が薄っぺらいのが少し気になっている。女性の書き方も奔放に性を求めるアメリカ女と一途な大和撫子みたいな対比がイラっとする。
    年代記的な書き方になっているので人物はあまり書き込めないのかもしれないけど、交渉は時間や労力がかかるので、そこら辺はもう少し書き込んでもいいのではないかと思う。数年間かかる一つのディールだけで一冊書いてもいいくらいではないか。
    とはいえ大変テンポ良く、日本企業のダメな部分も活写しつつ半沢直樹みたいな開き直った様式美に堕落しない感じで、なんというかバランス感覚がよい。
    下巻も楽しみである。

  • 1番怖いのは人間の強欲さなのだと痛感した。

  • 明日、新しい時代である「令和」を迎えるにあたり、部屋の片隅に読みかけとして置かれていた本を一斉に整理することにしました。恐らく読み終えたら、面白いポイントが多く見つかると思いますが、現在読んでいる本も多くある中で、このような決断を致しました。

    星一つとしているのは、私が読了できなかったという目印であり、内容とは関係ないことをお断りしておきます。令和のどこかで再会できることを祈念しつつ、この本を登録させていただきます。

    平成31年4月30日(平成大晦日)作成

  • 面白い。
    バルブ処理を聞かなくなった。当時を思い出す。日本が、世界が変わった激動の時代だったと思わされる。
    そういえば、ハゲタカと言われた外資系の影響結果を知らないな。なんせ、日本の企業だけでは成り立たない時代になった。

  • *上下巻共に感想の内容は同じ。

    鷲津政彦は投資ファンドの社長としてニューヨークから日本へ。
    ライバル会社との対立、買収企業関係者からは憎しみを受けつつも次々と企業買収を成功させてゆく。
    そんな中、明らかになる鷲津の過去、そして、彼が“ハゲタカ”と呼ばれる世界へ飛び込むことを決意した理由が明らかに。

    *****

    ドラマDVDの裏にあるあらすじを読むまでにチェックしたりしていましたが、全然ストーリーが違うみたい。
    企業買収というテーマ?と主人公と主要人物の名前(それも一部)だけ使った感じでしょうか。
    ドラマも本も両方ヒットしているので、ベツモノとしてアリ、なんでしょうね。
    ドラマはまだ観たことがないので、観たいなと常々思っていたけれど、本が面白く、内容が全く別、ということでちょっと気持ちが落ち着いてしまった。
    本を大森さんのイメージで読んでいたので、原作通りなら観ていて嬉しいかも、と思ったけれど、だいぶん違う話みたいだから一旦原作脳をリセットしてからにしたいなと。

    今は原作が面白かった気持ちを大事に(笑)

    “華奢な体とソフトな表情”、“社長”というよりは“有能な秘書”、“地味”と、三葉銀行の芝野に評される、鷲津。
    でも、それはあくまでお仕事用の顔。
    リン、という公私ともに良い付き合いをしている金髪、気が強い美女にも惚れこまれ、また別の美女の心も引き寄せ、と、鷲津さん、非常にカッコいいのです。
    関西出身なのにニューヨーク暮らし、ピアニストであることからか、言動も毎度カッコいい。
    「いいんだ、これで。俺は一度決めたことは曲げない」
    なんて男らしい!
    物語では同じ土俵に立つ人々には敵味方問わず、畏れをもって一目置かれている。
    ソフトな物腰とワイルドな生き方、ときめきまくりでした。
    大森南朋さん、はまる…とドラマを一回も観たことがないから想像の大森さん演じる鷲津にどきどき。
    MBO、投資ファンド…文字として、単純な意味合いとしての理解しかできていない私には最初こそなかなかのめりこめずにいたものの、鷲津というキャラクタがとても魅力的であり、物語を彼や周りの人物が盛り上げる様に後半はすっかり夢中になっていました。
    鷲津側、敵対する側、買収される側、どれも濃かった。
    命懸けの企業買収。
    ただ、彼が日本に来た理由に関するあたりが若干物足りない。
    理由としてそれに相当する、それで十分なのかとも思う。
    鷲津という人間を描く上で必要なエピソードだろう。
    ただ、何となく最初と最後にぽんと出てきて、それまでに何となく“犯人”的目星がついていて、それに対する驚きは弱かったかもしれない。

    今回は途中くじけかけたり時間をあけたりと予想以上に時間をかけてしまった上に浅い読み方になってしまったので、もっと集中してまたチャレンジしたいなと思います。

  • 『ハゲタカ』
    テレビ朝日/毎週木曜放送
    2018年7月19日から

  • 外資ファンドの敏腕買収者、通称「ハゲタカ」は敵なのか?それとも味方なのか?
    最初から最後までドキドキしながら読みました。
    シリーズ物を読み始めると、止まらなくなってしまうので、躊躇していましたが、納得のストーリーで、続編にも、早々に手が伸びそうです。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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