キャットフード (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 474
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776547

作品紹介・あらすじ

ウマそうな人間を捕まえて”キャットフード”をつくろう……高IQの化け猫プルートは、ある計画を思いつく。新鋭による猫ミステリー

感想・レビュー・書評

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  • なんでもありやにゃん。

  • p.108
    "おれたち四人(正確には三人と一匹)"
    この度々出てくる()にニヤッとしちゃう

  • 2021.1.13 読了。
    化けネコ同士の駆け引き。面白かったです。

  • 登場人物を化け猫にするという離れ技で、ミステリとしての幅を広げてしまった佳作。軽快な文体なので読み飛ばしがちだけど、なかなかにスプラッタな話です。オチはあまりにあっさりし過ぎていて、一読してよく分からず、引き返してしまった。この名探偵らしくない名探偵の解説を、メルカトル鮎という怪探偵を生み出した麻耶雄崇さんが書いているのは編集さんの狙いか。

  • 注文の多い料理店をモチーフにした、探偵VS化け猫の知恵比べ。裏の裏をかく攻防戦が面白くて一気読みでした。
    猫が人間に化けたりと、メルヘンチックのようでありながら、おびき出された人間があっさりミンチにされてしかも同じ人間の三途川探偵にもぐもぐされてたり…結構ブラックなところもあり、面白かった。
    そして最後の最後でまさかの真打登場。緋山燃…できる奴。ウィリーはとっても賢い猫なので、また出てきたらいいのになぁ。
    三途川探偵はメルカトル的な奴か?と思ったら解説が麻耶雄嵩でふいた。
    次作も読みます。

  • このシリーズずっと気になっていてようやく図書館で借りれて読んだけど、やはり面白かった!

    終幕での会話に混乱して『???』となったけど、麻耶さんの解説を読んで膝を打った。
    そうか、そうだよなと。
    狼森から見て運転してる者が緋山であるなら、それはもう本人でしか有り得ないよな。
    モーターボートのどこかに擬態してるのがウィリーなのだから。
    そして事情をウィリーから聞いて理解し、緋山の姿で協力しているとなれば、それはもう本人だというダメ押しだと。
    1度目はさーっと読んでしまったから事態が飲み込めず大量の?が浮かんだけれど、解説を読んで納得してスッキリ(笑)
    いや〜、名探偵三途川が出てきて真打ち登場!と思ってたら更にその上をいく真の名探偵緋山燃本人が出てくるとは。これはやられた。

  • 人肉キャットフードっていうグロ設定のインパクトが大きすぎて一応最後まで読んだもののよくわかんなかったな。

  • ポップな表紙とタイトルに反して、結構アレな表現があるので注意。『キャットフード』がまさかそんな…。なんだろう、そういうの今まで結構平気に読んできたはずなんだけど、気分が悪くなってたまらなかった。やっぱり最近あんまり調子が良くないのが影響してるんだろうか。
    それはさておき。
    文体もかなりライトでまあ読みやすい。設定も(その『キャットフード』以外は)化け猫が出てきたりとファンタジックで、いわゆる特殊設定ものになるんだろうけれど、本格ミステリというよりはデスゲームものに近い。
    (BOX版の)表紙でかわいいなあと思っていた三途川くんがまさかの…。
    なんというかいろいろと裏切られた読書だった。
    いや、知能バトルとかはなかなか読み応えがあって悪くなかったんだけれども、解説が麻耶雄嵩だということでいろいろ察してください。
    麻耶さん、解説で二作目のネタバレかましちゃあかんでしょ。まあ読むけどね。しかし三途川くんがな…そっちかぁ…。

    ラストは三回くらい読んでようやく理解した次第(結局解説に書いてあったけど)。

  • ハラハラドキドキ。なかなか途中で休憩する事もできないくらい止まらない。
    このストーリー構成は凄いよね。
    でも深すぎてスッキリできないところもあるな。

  • ★二つと三つのあいだかな。
    最後がすぐにはピンとこなくて、何度か読み返した。

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著者プロフィール

1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。2010年『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(講談社BOX)でデビュー。〈名探偵三途川理〉シリーズは他に『スノーホワイト』『踊る人形』(以上、講談社文庫)、『ワスレロモノ』『トランプソルジャーズ』(講談社タイガ)。近著に『そのナイフでは殺せない』(光文社)。

「2020年 『死者と言葉を交わすなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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