蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 395
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776776

作品紹介・あらすじ

惨殺死体と共に発見されたのは頭蓋骨・白い花・掛け時計・スープ皿。一体何を意味するのか。殺人分析班が卓越した推理力で犯人に挑む

感想・レビュー・書評

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  • 女性刑事を主人公にした物語は多い。
    だからこそ、他の物語とは差別化したキャラクターを描かなければならない。
    如月塔子は男性社会と言われる警察の中で、捜査一課の刑事として日々を過ごしている。
    教育係である鷹野の指導を受けながらの捜査で、注意を受けることも少なくない。
    しかし、それでも刑事としての「存在価値」をいつか身につけようと頑張っている塔子の姿は魅力的だ。

    テーブルの上に置かれた惨殺死体。
    周りを取り囲むように置かれている4つの品々。
    犯人の意図はまったく読めない。
    そこへ登場するのが元捜査一課の刑事・加賀見だ。
    なかなかに癖のある人物で、情報を提供する代わりに捜査情報を流せという。
    犯人からのメッセージを受け取る唯一の人物だけに邪険にも出来ず困惑する刑事たち。
    鷹野・如月のコンビを中心に、捜査一課十一係たちが集まって事件を分析していく過程も面白い。
    その時点での疑問がわかりやすく書かれているので、読んでいて混乱することもない。
    警察小説とはいえ、本格ミステリーのような謎解きも楽しめる。
    第6弾まですでに発売されているらしい。
    ぜひ残りのシリーズも読んでみたい。

  • 前作「石の繭」ほどの読みごたえはなかったけれど、おもしろい。

    誉田哲也の姫川玲子とは違った、魅力ある女性刑事だと思う。

    これは映像化されていないんだなぁ。

  • 「警視庁殺人分析班」シリーズ2作目。遺留品の謎解き部分は面白かったが、鷹野や如月刑事だけでなく、分析斑全員がまんべんなく活躍してほしかった。前作よりも成長がみられた如月刑事の今後が楽しみだ。

  • 警察モノは一般的に犯人の心理をトレースしながら対峙する構成が多い中で、本書は更に物的証拠に対する推理合戦の要素も加わり、厚みを増している。
    なかなか期待できるシリーズです。

  • うーん。
    最後までピンとこないまま終わった。
    よくわからなかったという感じかなぁ。
    シリーズ一作目が面白かったので 期待が高すぎたというのもあるかも。
    でも一緒に買っちゃったし 次も読むぞー。

  • 時間が空きましたが、シリーズ二作目。やっぱり塔子が良いキャラでした。女刑事として役立たずな訳でもないけれど、出来すぎる訳でもない。女を武器とせずきちんと刑事として仕事をしている。周りのサポートもあって着実に真相に近付く中で、彼女のひらめきや考えが磨かれていくのが読んでいて心地よかったです。人が死ぬ描写は残酷で気持ちの良いものではないけれど、スピード感もあって一気に読めました。このシリーズも少しずつ追いかけていきたいと思います。

  • シリーズ第2弾。
    惨殺遺体を取り囲むように置かれた謎の品々。
    絵画に関係したものを表しているのではないかということで、捜査は進む。
    そんな中、犯人は自分が過去の事件に関わる人物であると警察OBに連絡してくる。
    犯人の本当の意図はなんなのか?
    謎解きが好きな人向け。

    2018.9.10

  • 石の繭【1作目】を読み終わって続けざまに読んでしまった。石の眉ほどの伏線感というか興奮感、抑揚感はなかったのが残念。。世界観はしっかりしていてかなり楽しめました。

  •  シリーズものとして、安定感があります。

     前作もそうだったけど、割と犯人あっさり出てくるな。

  • 頭蓋骨に白い花、掛け時計にスープ皿ーテーブルの上の惨殺遺体を囲むように置かれた謎めいた品々。絵画を模したような現場を作り、さらに「過去の亡霊」を名乗って警察OBの自宅に電話をかけてきた犯人。自らの存在をアピールしたいのか。如月塔子ら殺人分析班が鋭い推理で明かす、歪んだホシの正体とは。

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著者プロフィール

1965年、千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。ドラマ化され人気を博した「警視庁殺人分析班」シリーズに『石の繭』『水晶の鼓動』『蝶の力学』『雨色の仔羊』などがある。「警視庁文書捜査官」シリーズに『警視庁文書捜査官』『永久囚人』などがある。その他の著作に『深紅の断片』など。

「2019年 『奈落の偶像 警視庁殺人分析班』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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